終戦記念日に、靖国神社への参拝してみた

2016/05/16

靖国神社の入口

去る8月15日、終戦記念日に靖国神社へお参りに行きました。若い頃に学校が近くて同級生と「みたま祭り」には行ったことがありましたが、この日に行くのは初めてです。わくわく。

靖国神社への参拝してみた

なぜ靖国神社に興味を持ったのか

正直、靖国神社の役割というか成り立ちはさっぱり知りませんでした。東条英機などの太平洋戦争のA級戦犯も祀られている、なんてニュースで聞いたくらいです。本当のところはどうなのか。

外国(といっても中国と韓国だけですが)から「靖国参拝反対!」とか言われながらも、日本の政治家は「おいら参拝するんだー」「ちょ、待てよ。アメリカ様が何か言ってる」となったり。

なんだかよく分かりませんでしたので、日本人として自分の目で見てこようと思ったわけです。

あと、最近かわぐちかいじの漫画を読む機会があったのも理由の一つです。「沈黙の艦隊」と「ジパング」です。

単に右傾の作品と思ってましたが、読んでみると意外とそんなこともなくなかなか面白いです。どちらもSF漫画ですが戦争ってなに?なんだったん?に興味を持ってはいました。

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靖国神社に到着

原付バイクで行ったのですが、まずは九段下あたり靖国神社の周りをぶらぶらします。

お巡りさんの数がすごいったらない。こんなにいるんかい?そしたら普段はどこでなにやってんだろ?など思いながら駐車場を探します。

写真はグランドパレスの前あたり。バリケードばりばりです。

靖国神社の警備

靖国神社と武道館の間にある歩道橋からパシャリ。厳戒態勢です。

靖国神社と武道館の間にある歩道橋

駐車場は何カ所かありました。クルマは分かりませんがバイクは駐車場代が無料です。私は敷地中央あたりの駐車場に停めて、入り口の大鳥居のあたりまで戻ります。

道路では「正しい教科書を作る会」みたいな団体が署名活動をしています。

靖国神社の混雑状況

じゃあなにかい?今の教科書は正しくないのかい?いろいろ謎でしたが人が多く面倒になり、また神社の方へ向かいます。

入り口ではイカしたTシャツを売ってます。ちょっと過激だな。。

靖国神社の靖国Tシャツ

テレビ局の取材班もいくつかあって、アンケートをとっています。なかなか興味深い結果が見て取れます。画像をクリックすると拡大してみれます。

靖国神社前のアンケート

靖国神社の境内に入ってみた

まあ平日の昼間なのに人の多いこと多いこと。

意外なほど年代層も幅広く、子供連れもたくさんいます。
また、どう見てもサラリーマンではなさそうな、いかついスーツを着こなすEXILEのATSUSHIみたいな人も多数いらっしゃいます。
あと写真には撮れませんでしたが、コスプレでしょうか。陸軍と海軍の制服を着たお兄ちゃん(たぶん30代)が仲良く肩を組んで歩いていたり。

喉も乾いたので敷地中央の駐車場近くの喫煙所で一服します。喫煙所が多いのはありがたい。

靖国神社の境内案内図

本来、神社境内の喫煙は気が進みませんが背に腹は替えられません。

タバコを吸ったら缶コーヒーが飲みたくなるのは世の常。近くのドリンクの自動販売機を見ると張り紙が。。。「冷えてませんよ、だってすげー売れるから補充したばっかだし」と書かれてます。買ってみるとほんとにヌルいです。。

普段は街宣車も乗り入れOK!

靖国通りの方をふと見ると看板があります。

「行事につき8月14〜15日の期間中は街宣車の境内乗り入れを禁止します」と。

靖国神社の立て看板

ほほう、じゃあそれ以外の期間は街宣車が入っていいんですねぇ。さすが表現の自由が保障された国、日本だなぁと。

そのあともずいずい進んでいきます。なぜか警備会社ALSOKのテントがあります。あの1、2、3、4、アルソック、です。

あれだけお巡りさんがいても警備が足りない?神社側の自警?

靖国神社のALSOK警備本部

手水場(ちょうずば)に着きました。手と口を清めます。

靖国神社の手水場

手水場の作法手順

突然ですがワンポイントレッスン♪ 手水場の作法としては次の通りです。

1)右手にひしゃくを持ち左手を洗い
2)左手に持ち替えて右手を洗い
3)右手で水をためて口をすすぎ
4)さらに右手を洗い
5)すすいだ水を吐いたところに水をかけて流し
6)最後にひしゃくに水を入れたまま、ひしゃくを上に向けて立てることで柄の部分を水で流します。

めんどくさそうですが慣れるとそうでもありません。たぶん。豆知識でした。

近くには献木があります。おお、速射砲中隊とな。他にもたくさん似たような木があります。わりと最近も植えられてるんですね。。

靖国神社の献木

門をくぐって参拝の列に加わります。すごい人。。。ていうかめちゃくちゃ暑い。。。

靖国神社の正門

周りを見渡すと、けっこう外国人がいらっしゃいます。

アジア系、白人、黒人、、、話し声からも、英語やフランス語、ポルトガル語?あらゆる言語が聞こえてきます。

ここで思いました。テレビでぎゃーぎゃー言われているこの終戦記念日の参拝で、これだけ外国人がいるってのは観光地化してるのもあるでしょうけど、メディアが言うほどそんなに悪いことじゃないんじゃないかしら? と。ひたすら待ちます。

靖国神社の行列

ご本堂に到着

ようやくご本堂が見えてきました。

靖国神社の本堂

お賽銭をお渡しして、二礼二拍手一礼をします。千羽鶴がいくつか飾られてました。

自分の番になってふと気付きました。来てみたものの、そもそも靖国神社のことも歴史のこともぜんぜん知りません。もうニワカ以前です。
俺、場違い?完全に興味本位でごめんなさいまだでも先人が多く眠ってるんですね。。となんだか反省しながらお祈り。

靖国神社の千羽鶴

ここでも報道陣がカメラを構えてます。在京キー局全部いたかな。

靖国神社の報道陣

遊就館へ行ってみた

さぁて帰るかと思っていたら、なにやら特設展をやっているとのこと。大東亜戦争七十年展とな。

靖国神社の大東亜戦争70年展

ていうか、そもそも「遊就館」って何?記念館?博物館?何度かこの辺りを歩いたことはありましたが、そんな建物があることを知りませんでした。

すでに時間は16時を過ぎています。この手のものはきっと18時には閉館するはずです。迷っている時間はありません。案内図にそって足を進めます。

見えてきました。なにやら立派な建物です。

靖国神社の遊就館

本物のゼロ戦が展示されてます

入ってみるといきなり零戦がお出迎え。おおーかっちょいー。がしがし写真を撮りまくります。

靖国神社の遊就館のゼロ戦 靖国神社の遊就館のゼロ戦

軽量化のために頭をカットされたリベットや、脚のギミック、空母着艦用のフックなど。可動部分を増やすと剛性が落ちて重量も重くなるからと思いますが、本体と羽との接合部分の曲線なんかも美しく、機能美の塊です。なんだか男の子としてはたまらんです。

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実はつい先日、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見たばかりなこともあり、非常に興味深いです。

他にも移動砲台のようなものが展示されています。ちなみに、ここまでなら入場料はかかりませんのでタダで見ることができます。

遊就館へ入場

入場料800円を払って2階へ上ります。ここからは写真はありません。そう、撮影禁止です。

なぜなんだぜ?写真撮っちゃ都合悪いことがあるんだぜ?

なんらかパブリックプロモーション的な意味合いで建てられたんであれば、邪魔にならない程度に写真撮ってもいいじゃない。けち。ムカつきながら本展の展示室に進みます。

結論からいうと特設展「大東亜戦争七十年展」は時間の都合見ることができませんでした。というのは本展の展示量の多いこと多いこと。

日本神話や天皇ご一族の話から現代までの日本および日本に関わった国々の歴史がずらーっと年表順に展示されています。このボリューム、観光地のお寺や神社によくある資料館とは比較になりません。閉館まで1時間少々しかなくかなり足早に見て回りました。ええ、歴史はぜんぜん分かりませんよ。でも何となく学校で習ったのを思い出してきました。展示品も手抜きがなく至る所に貴重そうなものがゴロゴロあります。

特筆したいのは、戦争関係の展示ってどうしても勝った側に都合良く書かれてたりするのでしょうけど、ここのは勝者も敗者もどちらの意思意図もバランスよく表現されていることです。どっちにも都合と思惑があったし、どっちにも犠牲者はいたし、勝てば官軍だけじゃないんだよってことが分かります。ガンダム的な。ここ、ちゃんと広報すれば客来るのに。なんともったいない。。。

そもそも靖国神社とは?

で、当然ですが靖国神社の成り立ちも展示してあります。

靖国神社は、もともとは「東京招魂社」という名前で、ざっくりいうと1868年に終戦した戊辰戦争のあたり、江戸時代の終わり頃でしょうか、幕末維新の戦没者(殉国者)を慰霊するために創建されたそうです。

で、それが以降の戦争での戦没者も合祀(いっしょに御まつりする)を繰り返して今に至ると。戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、満州事変、日中戦争、太平洋戦争と。で、一番戦没者が多いのが太平洋戦争(213万人)。それら戦没者は「英霊」として、いわゆる神様として祀られているということらしいです。

古より「八百万の神」を信仰する日本人としては、現代の礎として、いわば時代の生け贄になった方々を慰霊(賛美・賞賛ではなく、あくまで慰霊)するのはあまり不思議なこととは感じられません。むしろ近代日本の痛々しいところから目を背けるよりも知ることのほうが有意義に思いました。

靖国神社に対するツッコミどころがあるとしたら、靖国神社(と呼ばれるようになった頃)が旧日本軍によって創建や運営されたという点はあります。

でも、それを言ったら軍隊や戦争のなかった国なんてないわけですし、アメリカにもアーリントン墓地のような戦没者霊園が立派にあって、他国も同様かと思います。戦没者霊園を慰霊することが戦争賛美にはならないでしょう。

個人的な疑問(侵略って何?)

私は大きな疑問をひとつ抱えていました。よくテレビなんかでは、過去に旧日本軍が侵略したとか戦地と化したとか、そんな国々がアジアにたくさんありますが、なのに、そんな被災国にかぎって親日派が多い様な気がするのです。おかしいですよね。ずっと不思議に思っていましたが、テレビなどのメディアではさっぱり取り上げられてません(私が覚えていないだけかもしれませんが)。ちょうどこの機会に展示を見て調べてみようと思いました。

調べてみると、当時、これらアジア諸国はもう正直笑っちゃうほど見事にヨーロッパ諸国&アメリカの植民地でした。もうジャイアン状態。

こんなんで日本ばかりが「侵略国家ガー」「軍国主義ガー」なんて言われっ放しなのはなぜなんでしょうか。後にネットから拾った画像を貼ります。

大東亜戦争当時の領地

こんなんだったんですよ?

そんなとき大東亜戦争(太平洋戦争)では、輸入による資源確保が望めなくなった日本が、アジア諸国へ進行していきます。で、日本が本当に残虐なだけの国ならそれらアジア諸国の甘い水だけ吸って面倒になったら皆殺しとかするのでしょう。でも日本はどうやら違ったようです。侵略した国にライフラインを張り、学校や施設を整え、娯楽も作り、また各国の独立を支援した側面もあるようです。

もちろん戦争中に日本が平和の伝道師に徹する理由もなく、打算的に、戦いやすいように、まああわよくば共同戦線で頑張ろうという戦略性も強いでしょうし、なかには略奪や暴行など悲惨なこともあったでしょうが、結果論として各国のためにもなってきたようです。

当時、朝鮮は恵まれていた

この戦争と直接関係ない余談ですが、朝鮮に至っては、日本は三国干渉をはね除けてヨーロッパから朝鮮を守りつつ(利的目的や戦略目的も当然あったでしょうが)、それでもロシアやアメリカなどにプレッシャーをかけられた朝鮮が日本に併合(侵略ではなく、いっしょの国になる)を求めて来て、日本はこれに応じ、でも併合慎重派だった伊藤博文がなぜか朝鮮人に暗殺されて、莫大な費用をかけて朝鮮を日本と同等の文化レベルまで引き上げてハングル語も復活させたのに、戦後に独立した朝鮮がなぜか日本へ賠償金を求め、日本は日韓基本条約でこれに応じ、

、、、でもなぜかまだ謝罪と賠償を求められて、、、って、日本はどんだけ良い人なん???という一幕もあったようです(現在進行形)。

東京裁判と「パール判事」

ともあれ実際に太平洋戦争の終結後、これらアジア各国の独立運動がヨーロッパ諸国やアメリカにも押さえられなくなって次々に植民地支配からの解放を果たしていった事実があります。

終戦後の東京裁判は、当該戦争の責任を日本に全て負わせる勢いでしたが、インド代表判事となった法学者「パール博士」はいわゆる戦犯の全員無罪を主張するようなこともあったそうです。

東京裁判パール判事

・・・という背景から、アジアに親日の国がいてくれるようです。なるほど。個人的にはだいぶ謎が解けた感じです。

脱線より復帰

で、また展示についてですが小物だけではなく、最後の方には戦車や魚雷などの大型展示物もあります。

さらに人間が乗り込んで敵艦に体当たりする特攻兵器「桜花(おうか)」や特攻潜水艇「回天(かいてん)」もあります。あとは戦没者の遺影や遺品など。このあたりは時間もなかったのですが精神的に見るのも辛くてダメでした。

まとめ

初めての靖国神社参拝にとどまらず「遊就館」の展示を見ることで、色々と分かった気がします。

日本は戦争に負けましたが、結果論、多くの植民地が独立するきっかけを作れました。日本は特にアジア諸国の産業化や教育レベルの向上にも寄与していて、戦後のアジアの地位をより高いものにすることができたと思います。そのなかでたくさんの悲しい出来事もあったと思いますが、日本人はもう少し胸を張って生かなければおかしいと思うようにもなりました。

戦争や歴史の認識は人によって異なるでしょうし、上記も多少の順違いや細かい勘違いはあるかもしれません。でも大きく間違ってないと思います。何かあればご指摘ください。とにかく調べれば調べるほど分かってくるんだなぁ。

最後の疑問。メディアはなぜ本当のことを教えてくれないの?なぜなの?誰のためなの?と謎は深まるばかりです。

もう一度、遊就館でじっくり見て、ネットで調べるなどしてみたいと思います。

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