Google先生から、ブラウザ「Chrome」の仕様変更を本日2015年9月1日に実施するとのアナウンスがありました。
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GoogleのブラウザChromeで、Flashの自動再生がされなくなるポリシー変更の影響と対策
影響を受けるサイトコンテンツ
自動再生がオンで作成されたFlashコンテンツ(動画・アニメーション)が、自動再生されない。或いは再生中に自動停止する。
という現象が起こる場合があります。
原因は、従来のChromeの初期設定では「プラグインコンテンツをすべて実行する」がデフォルトでしたが、ポリシー変更により今後は「重要なプラグインコンテンツを検出して実行する」がデフォルトとなるためです。
要は、無駄に重い広告は表示しませんよ。という仕様変更です。
例えば、Yahoo!トップの画面右上にあるレクタングルバナーは、現時点もFlashコンテンツ(サイズはヨコ350×タテ240)を使用しています。このポリシー変更の影響を受けた状態で表示するとこうなります。
ここにバナーを貼るにはとんでもない広告費用がかかっているのですが、、、こんなんじゃ残念ですね。
「Flash広告の自動再生停止」は、Chromeブラウザにおいて、 特定の条件のFlashコンテンツについて、ページ表示時に、Flashの自動再生をブラウザ側で自動的に停止するものです。
ここで言う、Flashの自動再生とは、アニメーションや動画の自動再生だけでなく、Flashが、表示時に、なんらかの内部処理(表示を実行するためにサーバと通信するなど)を実行しようとするもの全般になります。
対象となるChromeブラウザ
PC版・Android版のChromeバージョン42以降(今年6月頃に配布されたやつ)
※ちなみに現在の最新バージョンは44です。
今後新たにChromeを使い始める場合に、デフォルトで「重要なプラグインコンテンツを検出して実行する」がオンになった状態となります。
ポリシー変更の理由
CPUやバッテリーの過剰な消費を抑え、表示スピードを向上させるために今回このようなポリシー変更に至ったそうです。
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Flashコンテンツの対策
Chromeのブラウザ設定を変更する
まず、Chromeの設定を変更するのが一番早いは早いです。
設定方法は、Chromeのメニュー「設定」→画面最下部「詳細設定を表示…」→プライバシー「コンテンツの設定」ボタン→プラグイン「プラグインコンテンツをすべて実行する」を選択です。
コンテンツを変換する
現時点、Googleが対象となるFlashコンテンツ仕様を開示していません。
GoogleとしてはFlashコンテンツではなく、HTML5コンテンツに切り替えてちょうだいと行っています。
Googleの提供するオンラインツールはこちらです。
また、当方調べによると、Flashコンテンツのなかでも「縦:300 px 以下」 または、「横:400px 以下」の場合、
このポリシー変更の影響を受けて、Flash表示時に途中で自動停止することが多いようです。
ちなみにAdWordsにアップロードされたほとんどのFlash広告は自動的にHTML5に変換されます。
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/176108#Flash_ad_HTML5_ad
https://support.google.com/adwords/answer/6249073
まとめ
WEB屋さんにはわりと重大な仕様変更ですね。よろしかったら、はてぶ・シェアお願いします。