こんばんは、ぶんちょうです。
「そろそろクレジットカードが必要かな、むしろクレジットカードくらい持ってないとまずいのかな」なんて感じている若い人いませんか?今回はクレジットカードを作らないと恐ろしいことになるというお話です。またクレジットカードを作るなら2枚作るべき、という情報もあわせてお届けします。
ちなみに、私が通っていた学校の学生証がクレジットカード(DCカード)でした。なので強制的にクレジットカードを持たされました。ただしキャッシング枠がゼロでショッピング枠がたしか20万円程度の最底辺カードでした。
初めてのクレジットカードは二枚持つべき理由とスーパーホワイト属性について
なぜこんな話になるかというと、会社の後輩(25歳くらい)がクレジットカードを持っていなくってですね。そんな彼女が仕事で出張することになり、ちょっと困っているのを見たのがきっかけです。
もちろん後日に旅費精算は出来ますが、短期間、彼女が立て替えなければならない状況となりました。間近になってから「クレジットカードってどれがいいんですかね?」なんて言ってます。おいおい、たいていのクレジットカードはすぐには作れないんだよなんて言っても後の祭りです。
もくじ
歳をとるとクレジットカードが作りにくくなるという事実
実は、若い人にとってここが最も重要です。
クレジットカードを持たなくとも、自分一人の生活なら別になんとかなります。駅やコンビニでチャージできる電子マネーだってありますからね。
しかしそのままでいると、歳をとって結婚したりして、ちょっと高いものを買おうかななんて時にローンが組めない、クレジットカードが作れない、iPhoneやスマホが買えない、という危機に直面します。
クレジットカードを作って正常に返済が出来ている場合、あるいは返済を滞ったりした場合に信用機関へその情報が行きます。これを「与信」と言います。その与信データに返済滞納情報が多かったりすると、この人は返済能力が無いという判断がされてしまい、新しいローンが組めない、クレジットカードが作れない、という状況になります。これを一般に「ブラック」と言います。これは自業自得なので仕方が無いですね。
ちなみに最近よくあるのがスマホなどの携帯電話が原因でブラックになってしまう人です。ドコモなどの携帯電話会社でスマホを分割で購入することができますが、実はこれも一種のローンなんです。また電気料金や水道料金とは異なり、ケータイ月額料金の未払いも信用機関にデータが行ってしまいます。こうしてブラックになってしまう人が意外と多いようです。
逆に、返済遅延などの悪い情報がないことを「ホワイト」と言います。まあたいていの人がこれですよね。
ところが、ここからが重要です。そもそも、ずっとローンもクレジットカードを利用していない人の場合、ずっと「ホワイト」な状態になるわけですが、あまりにこの期間が長いと「スーパーホワイト」と呼ばれる状態になります。
この「スーパーホワイト」になると、クレジットカード会社からはこう見えます。なぜ与信データが全然ないのか?。「この人はいい年こいてお金の貸し借りの経験がない」、それとも「一度自己破産をしてリセット状態になった」と。
つまり一度も悪いことをしていないのに、与信が悪い(返済能力が危うい)と判断されてしまうのです。
スーパーホワイトと判定されてしまうと、ローンが組めない、クレジットカードが作れない、iPhoneやスマホが買えないという事態になります。
意外に知られていませんが、ドコモなどのキャリアで24回払いでiPhoneやスマホを購入する場合、これは実はローンと同等なんです。与信が低い人やスーパーホワイトはiPhoneやスマホを分割購入することができないのです。
こうならないよう、どうしても必要でなくともクレジットカードを最低一枚は作っておいて、実家暮らしの人は自分の携帯電話料金などをカード払いにして、支払い実績を積んでおくことが大切なのです。
消費と貯蓄の振り幅に慣れておくべき
もちろんお金は計画的に使って貯めていくのが基本です。
仕事をして給料をもらって貯金して、あらかじめ予定立てた範囲内で買い物や旅行をして、ゆくゆくは貯金もたくさん貯まって家を買ったりクルマをかったり、結婚したり出産したり養育費を払って、はたまた自分の趣味嗜好にもそれなりお金をかけてと、ぜーんぶ想定通りかつ貯金の範囲内で生活をしていく。何もかもニコニコ現金払い。
そんなことは出来ますか? どうやったって人生には波があります。自分ひとりだけで生きていくのではないので、よほど稼ぎがいいか親の支援がジャブジャブもらえる訳ではないなら、多少のローンやクレジットカード払いは必ず経験することになります。
何が言いたいのかというと、少額の借金には慣れておくべきということです。
クレジットカードは2枚持っておくべき理由
若いうちにクレジットカードを作っておいてね、というお話はご理解頂けたと思います。しかし、ご経験のある方もいらっしゃると思いますが、普段使っているクレジットカードが突然使えなくなることがあります。
原因は諸説ありますが、ありがちなのは限度額オーバーです。次に多いのは、ややこしいので詳細は割愛しますがカード決済会社の都合で提携されていないケース。その次に多いのは、クレジットカード会社の不正監視プログラムが影響していると言われています。
この不正監視プログラムが厄介なんです。
カード会社側で同じような商品を続けて購入した場合、貴金属や時計、ゲーム機本体、新幹線回数券のような換金化が容易な商品を購入した場合、クレジットカード会社のシステムが「カードが悪用されているかも?ヤバそうだからカード止めるし。」と不正監視プログラムを自動発動して、一時的に買い物が出来なくなるケースがあります。
限度額オーバーでもなく、きちんと支払いを滞りなく行っていても、クレジットカードが使えなくなるんです。
この場合、カード会社に連絡して決済承認を得られればいいのですが、電話をして本人確認の上、購入目的を説明するなどしなければなりません。慣れていない店員さんだと決済承認が必要ということが分からない方もいらっしゃいます。
何も悪いことをしていないのにそんな手間のかかることしたくないですよね?旅行やデート、急ぎの買い物をしたいって時は特に面倒くさいですよね。第一、格好悪い。
そんな時は「あ、じゃ、こっちのカードで」ともう一枚のカードを店員さんに渡せると大変便利なのです。
クレジットカード選びのポイント
まず、クレジットカードとローンカード(オリコやオリックスなど)がありますが、前者のクレジットカードを選びましょう。後者は現金を借りるためのものなので、お買いものはできません。
さらにクレジットカードでも、銀行系(三菱UFJや住友VISAなど)、流通系(イオンや家電量販店、楽天など)、消費者金融系(アコムなど)があります。諸説有りますが、消費者金融系のカードを作った後、他の銀行系や金融系のカードが作れなくなったりする可能性があります。できることなら消費者金融系は避けておいたほうがいいでしょう。
まあそうですよね。普通のクレジットカードが作れないような与信の良くない人が消費者金融でお金を借りるわけですから。
カードの特色的にも、「プレミアム感重視」「カード特典重視」「ポイント重視」 の3つに大別できます。
カードの用途としても「普段使い用」「旅行・デート・イベント用」「仕事用」「安心」などにも分けられます。
ちなみにネット上では「クレジットカード比較サイト」が多数ありますが、あのへんでオススメとされている情報は参考程度に留めた方がいいと思います。なぜなら彼らはアフィリエイトで収益を得ていますので、オススメされているカードの多くはアフィリエイト料率の高いカード(要するに紹介すると特に儲かるカード)が列挙されているのがほとんどだからで、実際に申し込む方のメリットはあまり考えられてません。なので、やたらと消費者金融系のクレジットカードを勧めてきます。
これらを踏まえた上で次章をご覧ください。
まず一枚目のクレジットカード選び
前述でクレジットカードは2枚持っておくべきと力説させて頂きましたが、まずは一枚目をどうするかです。
最初の一枚はステイタスは考慮せず、特典が多かったりポイントが貯まりやすい「普段使い用」のクレジットカードを申し込みましょう。
クレジットカードは使用するとポイントが0.5~2%つきます。塵も積もれば山となるですが、よく使うお店でカード特典をゲットした方がお得な場合が多いからです。
【イメージ】
「普段使い用」×「カード特典重視」
具体的には次のようなクレジットカードです。基本的には、純正カードではなく提携カードをオススメします。
セゾンカード・ビューカード・イオンカード・楽天カード
特定の日に割引になる、カード特典が多い、などの理由です。ある意味ポイント会員カードのように持っていた方がトクなやつです。普段のお財布代わりに使っていれば自然とポイントも貯まることでしょう。
日本国内でもJCBやAMEXは使えない店が未だにあるため、なるべくVISAかMasterが付いているものにしましょう。
セゾンカード
年会費無料(アメックスブランドのみ3,000円+税)
毎月5日と20日は西友とリヴィンで5%オフとなるセゾンカードの特典はそのままに、基本的に定価販売のロフトでも月末は5%割引購入できるカードです。年会費無料です(アメックス除く)
年会費無料。
毎月5日と20日は西友とリヴィンで5%オフ。さらに無印良品で買い物をするとポイント3倍になります。
年会費無料。
全国の西友、LIVIN、サニーで毎日1%オフとなります。さらに毎月5日と20日は西友とリヴィンで5%オフ。
ビューカード
厳密にはTYPE1(ビューカードが発行)とTYPE2(提携会社が発行)とがありますが、下記は全てTYPE1です。おサイフケータイにオートチャージすることができて便利。
年会費は約1,000円。
ルミネでカードを使って購入した商品はすべて5%オフに。貯まったポイントはSuicaにチャージしたり、ルミネ商品券と交換することが出来ます。
ルミネ内のテナントであれば、例えばユニクロや無印良品などでも割引対象となるのがありがたい。
年会費は約500円。ただしクレジット利用があれば無料。
ビューカードとビックカメラが発行する「ビックポイントカード」が合体した便利なカードです。貯まったビックポイントをSuicaにチャージすることもできます。
イオンカード
年会費無料。毎月20・30日のお客様感謝デーにジャスコ、マックスバリューで5%のお買い物割引。
楽天カード
実は現時点で最も利用者の多いクレジットカードです。年会費無料。楽天スーパーポイントは、楽天ポイント加盟店で100円ごとに2~3円分で各種キャンペーンを使えば最大14倍。加盟店以外でもポイント還元率は1%もらえます。
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二枚目のクレジットカード選び
2パターンをご提案したいと思います。
まず1パターン目。少し冒険というか遊んでみます。VISA・Masterにはこだわりません。
【イメージ】
「プレミアム感重視」×「旅行・デート・イベント用」
具体的には
ANA JCB 一般カード、ANAアメリカン・エキスプレスカード
マイルを貯めたい、空港のラウンジを使ってみたいなどの理由です。安心して使える、メジャーで券面(カードのデザイン)が格好良いものをオススメします。カード年会費はかかりますが使う方にはメリットがあります。
お次は2パターン目。堅めに行きます。そう、銀行系カードです。
【イメージ】
「信頼イメージ」×「カード特典重視」
具体的には
三菱UFJカード、三井住友VISAカード
まず銀行系クレジットカードを持っていると、時間外やコンビニATMでお金を下ろすときにかかる手数料が割引になるなどの特典があります。これが意外と大きいです。ランチタイムに銀行に並ばずとも会社帰りの好きな時間にATMで下ろしても手数料がかからないのは魅力。時間外だと1回で216円とかかかりますからね。
あと券面が格好いい。オシャレなレストランで楽天カードは出したくないなんて人もいますが、これなら安心して出すことが出来ます。また諸説有りますが銀行系カードをきちんと使っていると、銀行に対する与信力が上がり、大きめの銀行ローンを組むときに有利になることもあるとか。
番外編(デビットカード)
詳しくは以前の記事「楽天銀行デビットカードを解約するので他社デビットカードを比較してみた」にも書きましたが、要するにクレジットカードではありません。使っても与信実績にはなりませんのでスーパーホワイト回避策にはなりません。
このデビットカードを使うと、瞬時に銀行口座から引き落としをされるため、基本的には残高上限以上の買い物ができません。「借りる」のとは違うため、とりあえずクレジットカードの練習がしたい方は一枚くらい持っておいてもいいかもしれません。
注意点としてはプロバイダ料金やガソリンスタンドなど一部の料金の払いには使えない場合があるということです(最近は使える場合が多くなってきたようですが)。
まとめ
贅沢しなければクレジットカードがなくても一人暮らしくらいならできますが、将来のことを考えると若いうちに1,2枚くらいは作っておいた方がよい、というお話でした。
なにより「スーパーホワイト」になるのは避けましょう。欲しいときに作れなくて苦労した人を実際に知ってます。人生なにがあるか分かりませんので。また現金払いよりもメリットがたくさんあることも確かです。クレジットカードをうまく利用しましょう。
以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。