以前書いた記事「楽天銀行デビットカードを解約するので他社デビットカードを比較してみた」は意外とアクセスがありました。銀行が発行するキャッシュカードにクレジットカード機能を備えたデビットカードですが、より詳細な比較をしてみたいと思います。
どうも、ぶんちょうです。今回ピックアップしたのは次の5枚です。
- 三菱UFJ銀行「三菱UFJ-VISAデビット」
- 三井住友銀行「SMBCデビット(Visaデビット)」
- ジャパンネット銀行「JNB Visaデビットカード(キャッシュカード一体型Visaデビット)」
- スルガ銀行「SURUGA Visaデビットカード」
- ソニー銀行「Visaデビット付きキャッシュカード『Sony Bank WALLET』」
- りそな銀行「りそなVisaデビットカード<JMB>」
どれがお得?実質年会費無料の銀行系VISAデビットカードを比較してみた
もくじ
三菱UFJ銀行「三菱UFJ-VISAデビット」
三菱UFJ-VISAデビットは発行手数料無料、通常年会費1,080円(消費税込み)ですが初年度年会費無料。次年度も年間10万円以上の利用があれば年会費はかかりません。
このため年会費完全無料とはいいづらいのですが、毎月8,000円少々使っていればいいだけなので実質年会費無料となります。
三菱UFJ-VISAデビットを使うためには三菱UFJ銀行の口座が必要です。ちなみに預金残高によってATM手数料、コンビニATM手数料、振込手数料などが一定回数まで無料となりますが、その条件がメガバンクの中で最も緩いことでも知られており、預金額が多くないような若い方でもその恩恵を受けやすいためオススメです。私もメインバンクは三菱UFJ銀行にしています。
付帯サービスが優れていて、以下のようなクレジットカードに近い安心感があります。
キャッシュバック
VISA加盟店どこの利用でも、毎月の利用金額の0.2%を自動でキャッシュバック(条件に応じて更にアップ)。もし年間10万円使えば2,000円キャッシュバックされます。ポイントではなくキャッシュバックなのが嬉しいですね。
ショッピング保険
このカードで購入した品物の破損・盗難などの損害を年間100万円を限度に購入日より60日間補償。
不正利用補償
偽造・盗難カード等が第三者によって不正利用された場合、連絡した日から60日前まで遡って年間100万円を限度に補償。
詳しくはこちら→ http://www.bk.mufg.jp/tsukau/debit/visa/index.html
三井住友銀行「SMBCデビット(Visaデビット)」
発行手数料無料、年会費無料です。
さらに毎月の利用金額の0.25%をお支払口座に自動でキャッシュバックします。
第三者による不正利用補償も付いています(上限額の規定無し)が、いわゆるショッピング保険は付いていません。
ちなみに、SMBCデビットを発行するためには、三井住友銀行の口座が必要となります。
デビットカードとしては最後発の部類ですが、特に特徴はありません。キャッシュバック料率が三菱UFJ-VISAデビットよりも高いのが最大のメリットと言えます。
詳しくはこちら→ http://www.smbc.co.jp/kojin/debit/
ジャパンネット銀行「JNB Visaデビットカード(キャッシュカード一体型Visaデビット)」
発行手数料無料、年会費無料。第三者不正使用保険付帯(1口座あたり年間500万円)もついています。
一般的なVISA加盟店で利用してた場合、500円につき1JNBスター(1円相当)が貯まります。また、ジャパンネット銀行と提携している「キャッシュバックモール」というオンラインサイトの利用であれば1%キャッシュバックされます。
発行には当然ジャパンネット銀行の口座を作らなければなりません。またATMを利用する場合、毎月2回目以降かつ3万円未満だとATM入出金手数料がかかります。
http://www.japannetbank.co.jp/information/fee/atm.html#H2_1
ジャパンネット銀行の口座を持つメリットとしては、ヤフオク!などを利用したときにTポイントが付きやすいことです。ヤフオク!の落札代金をジャパンネット銀行の口座から払うYahoo!マネー預金払いに登録しておくと、落札代金の2%のTポイントが付きます。落札が多い方にはありがたいですよね。
またヤフオク!の出品者にもメリットがあります。ジャパンネット銀行の口座をYahoo!ウォレットの受取口座に設定しておくと、落札者がYahoo!かんたん決済で支払った落札代金を土曜・日曜・祝日・夜間でも受け取れます。
通常のポイント還元率は低いですが、ヤフオク!など提携サービスによるTポイント還元や利便性を考慮するとなかなか便利なデビットカードと言えます。
詳しくはこちら→ https://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/index.html
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スルガ銀行「SURUGA Visaデビットカード」
発行手数料無料、年会費無料。なんですが、知らないうちに少々ややこしくなっていました。
キャッシュバックはありますが、前年の利用額の0.2%とのこと。つまり毎月キャッシュバックではありません。
そして「SURUGA Visaデビットカードは、すでにFinancial Passカードをお持ちの方がお申込みいただけるカードです。」とあります。
ん???つまり「Financial Pass Visaデビットカード」を持っていなければなりません。Financial Pass Visaデビットカードも発行手数料無料、年会費無料で、前年の利用額が100万円以上だとANAマイルをゲットできます。
というわけで年間100万円以上の利用がある人はFinancial Pass Visaデビットカードという選択もあるし、もう一枚作る手間を惜しまない人はSURUGA Visaデビットカードを作れば年に一度0.2%キャッシュバックの恩恵を受けられるという。なんだか面倒くさいですね。
お買い物安心サービス(保険料無料)や、盗難被害補償も無料で付いています。このあたりはありがたい。
いずれもスルガ銀行ANA支店に口座を作る必要があります。日中にコンビニかゆうちょ銀行が使える人ならいいのですが、夜間などは基本的にATM手数料がかかることは認識していた方がよさそうです。
http://www.surugabank.co.jp/ana/banking/atm.html#fee
ちなみに高速道路料金の支払いは出来ない模様。
http://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/111027.html
詳しくはこちら→ https://www.surugabank.co.jp/surugabank/visa_debit/
ソニー銀行「Visaデビット付きキャッシュカード『Sony Bank WALLET』」
発行手数料無料、年会費も無料。ご利用額の0.5%をキャッシュバックされます。さらに外貨預金優遇制度の適用ステージに応じて、最大2.0%(上限20万円/月)のキャッシュバックがあります。つまり外貨預金をしている人にとってはオススメです。
またSony Bank WALLET でお買い物された商品の破損・盗難などの損害について、年間50万円を限度に購入日から60日間補償されます(自己負担額 5,000円/1事故あたり)。
後発組なだけあってサービスは充実していますので、ネット専業銀行でも気にならない方にとっては選択肢の一つとなることでしょう。
http://moneykit.net/visitor/sbw/
ガソリン代やプロバイダ月額料金など、当カードで支払えないモノの一覧はこちらです。
http://moneykit.net/visitor/sbw/sbw07.html
詳しくはこちら→ https://moneykit.net/visitor/sbw/
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りそな銀行「りそなVisaデビットカード<JMB>」
発行手数料無料、年会費は初年度無料。次年度は1,080円かかりますが、2年目以降についても1年ごとに期間中に1回以上のショッピングがあった場合は無料となります。
ジャルマイレージバンクと提携していますので、ショッピングご利用金額200円ごとにJALマイルが1マイルたまります。さらにJAL航空券を購入すると2倍のマイルが貯まります。さらにオプションサービス(年3,240円)に入れば、年間50万円以上の利用でボーナスマイルが500マイル、100万円毎にさらにボーナスマイルが1000マイル貯まります。JALマイラーの方にはオススメできるかなと思いまして。
また年間150万円までの不正利用補償や、年間50万円までのショッピング保険も無料付帯します。
ちなみにプロバイダ月額料金など、当カードで支払えないモノの一覧はこちらです。
http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/kojin/service/hiraku/visa_debit/popup/index.html
詳しくはこちら→ https://www.resonabank.co.jp/net/jal/index.html
まとめ
クレジットカードのような審査はなく、15歳以上から申し込めるVISAデビットカードですが、発行する銀行毎に特徴があることをご理解頂けたかと思います。
最近の銀行ではどこでもデビットカードを提供していて悩みますが、やはりVISAデビットカード選びは、ポイント又はキャッシュバック、補償サービスもチェックしてから申込みしましょう。
そして肝心なのは、ATMが近くにあるか、ATM入出金手数料が問題ないかもチェックが必要です。デビットカードを使うとなると従来より入出金の頻度が上がりますので、そこでもったいないことにならないようにしましょう。
以上、最後までご覧頂きありがとうございました。