パソコンや小型家電を無料処分して粗大ゴミ費用が安く済ませる方法

パソコンを無料で処分する

家電やパソコンが不要になって捨てる方法が難しくなってきています。粗大ゴミで捨てられるものもあれば、PCリサイクル法に則りメーカーなどへリサイクルを申し込まなければならないものもあります。

いずれにしても「捨てるのにお金がかかる」ということですが、不要品の処理にお金をかけるのは正直馬鹿らしい。なるべく節約したいものです。

この記事では実際に家電やパソコン、PC周辺機器などを格安で処分する方法を実際にやってみたのでご紹介します。

目次

捨てたい家電やPCが多すぎるのでリストアップした

いきなり結論から言ってしまうと、リネットジャパンというリサイクル回収業者さんへ依頼したことで処分費用が3万円近く浮きました。どうしてそうなったかを順にご紹介します。

家電やPC、その他かさばるパソコンラックやギターなど、大きめのものから処分対象をリストアップしました。

・デスクトップパソコン 5台
・液晶ディスプレイ(17インチ・19インチ) 計2台
・PCキーボード 3台
・プリンタ複合機 1台
・アコースティックギター 1台
・スーツケース 1個
・パソコンラック 1台
・単品オーディオ 3台くらい
・ビデオデッキ 1台
・テレビデオ(ブラウン管13インチ)1台
・フラットベッドスキャナー 1台

わが家はパソコンが多いんですよ。。。

不要になったWindows PCはマウスコンピュータ1台&ドスパラ2台、そしてMAC2台です。Windows PCはいずれもPentium4時代のものだしMACはPowerPC&SCSIっていう骨董品ばかりです。思い入れはありますがどうやっても今のOSは動かないやつばっかです。以前にも捨てようかなと思ってたらちょうどPCリサイクル法がどうのって話になって、やだなにそれこわいってなって放置してたものです。

で、ちょっと調べてみるとこれがやっぱり面倒くさそう。まず早い話、どうしても少しはお金がかかります。

家電やPCの処分を廃品回収業者に頼んだ場合にかかる費用

廃品回収業者

ある時、粗大ゴミだのリサイクルだのよく分からないので、わが家の前を走っていた軽トラ廃品回収屋さんに軽く聞いてみました。

軽トラ廃品回収屋さんはよく「無料でお引き取りします〜♪」なんてテープを流しながら町中走ってますね。でも本当に全て無料ではありません。彼らは不要品を引き取る場合、中古品として転売できそうなだけ無料で引き取りますが、価値がなさそうな場合は処分費用や撤去費用、運搬費用などを請求してきます。「無料じゃないじゃん?」という声が聞こえてきそうですが、もともとそういうビジネスモデルです。

それを分かっている私は、「あのー、下取り価格が絶対つかないようなパソコン引き取ってもらうとしたら、ぶっちゃけいくらかかるんですか?」と直球で聞いてみました。

「モノによるけどざっくりで1台5000円くらいだよ」とのことです。ああそうですか。他の同業者にも軽く電話で聞いてみましたがどこも似たような回答です。彼らのビジネスを考えると、それくらいが妥当であることも分かりますが、もし今回の処分対象を全て依頼したら大変な金額を請求されそうです。別の方法を考えることにします。

家電やPCの処分を自力で行った場合の費用

パソコンをリサイクルする

次に、業者に頼まず自力でやる場合についてネットで調べてみました。

今回、処分対象としたものを以下の通り大きく①②③の3つに分類できることがわかりました。自治体によって異なることがあるようですので実際にはご自宅のある市区町村のホームページをご覧ください。都内某区ではこんな感じ。

①普通に粗大ゴミとして処分する

大型ゴミを処分する最もポピュラーな方法となります。粗大ゴミで処分することが可能な機器は次のとおりでした。

【対象】
・PCキーボード 3台
・プリンタ複合機 1台
・アコースティックギター 1台
・スーツケース 1個
・パソコンラック 1台
・単品オーディオ 3台くらい
・ビデオデッキ 1台
・フラットベッドスキャナー 1台

粗大ゴミシールの料金をそれぞれ調べるとだいたい1点で200円。パソコンラックだけ600円でした。一般的な粗大ゴミの出し方は、次の流れとなります。

  1. ネットや電話などで市区町村へ粗大ゴミ収集を依頼する
  2. 依頼すると購入が必要な粗大ゴミシールの金額が分かる
  3. 区役所やコンビニなどで粗大ゴミシールを買う
  4. 粗大ゴミシールを処分対象に貼っておく(シールには名前か発行番号をペンで書いておく)
  5. 市区町村へ連絡して指定された粗大ゴミ収集日時にあわせてゴミを出しておく
  6. 粗大ゴミ収集車が来て持って行ってくれる

例えば新宿区の場合はこんな感じです。料金はA券が200円でB券が300円となりますから、600円ならB券を2枚貼ります。

https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file09_05_00001.html

以上を合計すると、わが家の場合は3,000円前後で済みそうです。しかし粗大ゴミの収集は混み合っていることがあり、収集依頼を出してから実際に収集されるまで最短で2週間後とのことでした。

②パソコンなどはPCリサイクル手続きで処分する

【対象】
・デスクトップパソコン 5台
・液晶ディスプレイ(17インチ・19インチ) 計2台

これらは改正リサイクル法により粗大ゴミとして出せません。

基本的にはパソコンメーカーへ送ってリサイクル処分をしてもらいます。最近の家庭用パソコンでしたら「PCリサイクルマーク」が貼付されていて、原則無料で引き取ってもらえます。

ただし同法が施行する前(2003年10月以前)に購入したパソコンは適用外となるため一定の費用がかかります。例えばドスパラのパソコンだと回収&リサイクル費用として3,240円かかります(メーカー他社も費用は同等のようです)。

具体的には、メーカーのリサイクル窓口へ連絡して当該料金を振り込むとエコゆうパックの輸送伝票を送ってもらえますので、大破しない程度に梱包して送ります。

ちなみに自作パソコンやメーカーが存在しない場合などは、パソコン3R推進協会という団体へ申し込み、以下同様に行います。ただし費用が少しお高めの4,320円です(液晶ディスプレイも同額)。

うちの場合、パソコンも液晶ディスプレイも「PCリサイクルマーク」なんぞ貼ってありません。パソコンはメーカー品ですが大変古く、また液晶ディスプレイはとてもリサイクル窓口などないような代物です。

以上の計7台を改正リサイクル法に則り処分しようとした場合、パソコン3,240円×5+ディスプレイ4,320円×2=24,840円もかかることが分かりました。パソコン買えちゃうよ。

③家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)もリサイクルで処分する

【対象】
・テレビデオ(ブラウン管13インチ)1台

これも家電リサイクル法により粗大ゴミには出せません。

家電販売店(原則、購入した店)もしくは家電リサイクル受付センターにリサイクル料金と収集・運搬料金を支払って引き渡します。
家電販売店の料金及び支払い方法は異なることがあるので一概には言えませんが、家電リサイクル受付センターの場合だとリサイクル料金(ブラウン管15型以下)は1,836円、収集運搬料金は2,500円を回収に来た業者さんへ渡せばいいそうです。例えば新宿区の場合はこんな感じです。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file09_01_00019.html

うちの場合、購入した家電販売店がもはやどこか忘れてますので、家電リサイクル受付センターに頼みます。リサイクル料金と収集・運搬料金の合計は4,410円でした。

以上、①②③の合計で30,000円以上の費用がかかることが分かりました。この金欠の時期に3万かよって涙目です。

無料でパソコンや小型家電を回収してくれる業者さんを見つけた!

パソコン回収業者

GoogleやYahoo!で「パソコン 無料処分」で検索してみて下さい。結構いろいろな無料処分業者が出てきます。

なぜ無料で引き取ってくれるのか。あやしいんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、各社サイトやニュースを見る限り、以下のようなビジネスモデルで運営できているようです。

・中古品として売れそうなものはクリーニングして中古市場に流す。
・日本国内で売れそうにないもの、外見に難があるものは海外の中古市場に流す。
・海外でも売れなそうなものは溶解して、金や銀、その他レアメタルを抽出して価値を得る。

似たような業者さんが多いですが、サイトをよく見てみるとそれぞれ特徴があります。なかには条件付きで着払い送料が無料という業者さんもいます。つまり回収も送料も無料。スゴイですね。

うちは送料はかかりますが「パソコンと一緒なら、他の家電製品などが混ざっていてもまとめて無料で引き取りますよ」という業者さんにお願いしました。

具体的には、リネットジャパンという経産省・環境省認定のリサイクル企業を選びました。送料も追加料金も一切かからず完全無料で引き取ってくれました。

そんなわけでわが家の不要品を再確認します。

・PCキーボード 3台
・プリンタ複合機 1台
・アコースティックギター 1台
・スーツケース 1個
・パソコンラック 1台
・単品オーディオ 3台くらい
・ビデオデッキ 1台
・フラットベッドスキャナー 1台
・デスクトップパソコン 5台
・液晶ディスプレイ(17インチ・19インチ) 計2台
・テレビデオ(ブラウン管13インチ)1台

これだけあったのですが、電化製品のほとんどは全て無料で処分してもらい、残ったのはこれだけになりました。

・パソコンラック 1台
・アコースティックギター 1台
・スーツケース 1個
・テレビデオ(ブラウン管13インチ)1台

繰り返しになりますが、リネットジャパンではパソコンが入っていれば他に小型家電を詰め込んでOKだから、ここまで一気に処分できたのです。残った4品は、粗大ゴミ対象品と家電リサイクル法対象品だったためリネットジャパンには出せませんでした。

テレビデオを除く3点を粗大ゴミとして約2,000円かけて処分しました。テレビデオはもうどうしようもないので別途上記の家電リサイクル受付センターを使って処分する予定です。それでも約4,000円ですね。

3万円超を覚悟していた処分費用が、たったの約6,000円で済みました。調べてみるものですね。

まとめ

まず、家電製品やパソコンを購入する前に、処分するときのことも少し考えておくと後が楽だと思います。しかし引っ越しなどで家電を購入した店に相談できないとか、PCリサイクルシールが貼っていない場合、通常の方法ではかなりの費用がかかることも分かりました。

最終的に、パソコンや小型家電を一気に引き取って処分してくれる業者さんを見つけることができ、結果的に3万円近くトクをしました。

もちろん家電リサイクル法対象のテレビや洗濯機などは別途手配が必要ですが、処分に困る小型電子機器なども箱に詰めれば佐川急便さんが取りに来てくれて便利。是非同じように困っている人に知ってもらいたいです。

以上、オニオン座がお届けしました。最後までご覧くださりありがとうございました。

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