iPad ProやiPad mini 6でイヤホンを使いながら充電する方法は、便利なUSB Type-Cアダプターやハブを使うべし

 

2018年以降に発売されたiPad Pro 11/12.9インチや2021年以降に発売されたiPad mini第6世代にはイヤホンジャックが無く、USB Type-Cポートが一つあるだけです。有線イヤホン・ヘッドホンを使いたい場合は、USB Type-Cからイヤホンジャックへ変換するケーブル・アダプターを使用しますが、「充電しながらイヤホンは使えない」と思い込んでる方はいませんか。

実際に家電量販店やケータイショップ、では充電しながらイヤホンを使えるアダプターは意外と見つけることが出来ません。しかし、Amazonや楽天、Yahoo!などのネットショップ通販では簡単に見つけることが出来ます。

では、それは一体どんな商品なのか、買ったことのない方のためにメリットデメリットを含めてご紹介します。

目次

iPad Pro・iPad mini6でイヤホンを使いながら充電する方法は、便利なUSB Type-Cアダプターやハブを使うべし

iPad Pro・iPad mini6だって、有線イヤホンを使いながら充電できるんだよ

iPad ProやiPad miniをUSB TYPE-C充電しながらイヤホンが使えるアダプター

iPad ProやiPad miniをUSB TYPE-C充電しながらイヤホンが使えるアダプター

既にお持ちの方は「何をいまさら」とお思いでしょうけど、これからiPad Proや最新のiPad miniを買ってみようかと思っている方は、「iPad Proはイヤホンジャックがないし、USB Type-Cポートも一つしか無いから不便だよね」「iPad ProやiPhoneはUSBが一つしか無いから、音楽を聴くのはBluetoothイヤホンでしか出来ない」とお思いかも知れません。

いいえ、そんなことはないんです。

iPhone用として、ライトニング端子からライトニングポートとイヤホンジャックの二股に使えるアダプターが家電量販店などに売られているのを見たことが有る人もいると思います。例えばこんな商品ですね。

しかし、iPad Pro用としてイヤホンジャックアダプターのUSB Type-C版があるのに、なかなか町中で見かけることはありません。ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機でも殆どありません。ところがAmazonなどでこういったUSB Type-Cのイヤホンアダプターを買いあさってみたらこんな感じになりました。

かばんに一つずつ入れておこうと買っているうちに増殖したUSB TYPE-Cイヤホンアダプター

かばんに一つずつ入れておこうと買っているうちに増殖したUSB TYPE-Cイヤホンアダプター

iPad ProやiPad mini6で使えるUSB Type-C イヤホンジャックアダプターの見分け方

iPad Pro 11/12.9インチやiPad mini6は、一部のAndroidスマートフォンと違って、USB Type-C経由でアナログ音声出力をすることができません。

これらAppleのタブレットに搭載したUSB Type-Cポートからはデジタル音声が出力されます。そのため、USB Type-Cのイヤホンジャックアダプターなら何でも良いというわけにはいきません。ここが初心者の方には分からないポイントです。iPad Pro 11/12.9インチで使うイヤホンジャックアダプターは、デジタルをアナログへ変換するDAC(Digital/Analog Converterの略。ダックと読む)がアダプターに内蔵されているものを選ぶ必要があります。

初心者の方にありがちなは、DACを内蔵していないイヤホンジャックアダプターを買ってしまい、「iPad Proで使えない!」となってしまうことです。iPad Pro ・iPad mini6ユーザーはこういうやつを買ってはいけません。

3.5mmイヤホン変換ケーブル USB Type C to 3.5MM イヤホン変換アダプタ ヘッドフォンジャック LSF-022 (ブラック)
ノーブランド品

結論から言うと、「iPad Pro 11/12.9インチ・iPad mini6で通常の有線イヤホン(3.5mm)を使いたい」かつ「イヤホンで音を聞きながら充電をしない」なら、アップル純正の変換アダプターが最も安く、もっとも信頼性が高いのでオススメです。

しかしタイトルにあるように、充電しながら有線イヤホンを使うとなると、アップル純正品は発売されていないため、社外品サードパーティーを購入するほかありません。

結論から言うと、これ買っとけ、という話になるのですが、その理由など本題についてはこのあとご説明します。

 

USB Type-C イヤホンジャックアダプターの音質全般について

本題の前に、気になるイヤホンジャックアダプターの音質はどうなのかを説明します。アダプター内蔵のDACでデジタル信号をアナログ音声に変換するわけですから、そのDACの性能によって音質が異なります。

私はたくさんのアダプターを買ってきましたが、iPhoneiPadらしい聴きやすい良音となると、先ほどご紹介したアップル純正のイヤホンジャックアダプターが最も優れていると感じます。アダプターによっては、音がすごく固かったり、ボリュームが小さかったりしますが、アップル純正品は何ら文句がありません。

この手のアダプターには、ハイレゾ対応のDACチップを内蔵しているものがAmazonなどのネットで売られています。これらは、ハイレゾ対応のミュージックプレイヤーアプリを使うことによって制限はありますがハイレゾで聴くことが可能です。

ただし注意点としては、ハイレゾというと24bit/192KHzが一般的な最高音質として知られていますが、アップルの携帯デバイスでは24bit/48KHzが限界です。原因はDAC側ではなく端末側の制約になります

 

iPad Pro・iPad mini6でイヤホンを使いながら充電できるイヤホンジャックアダプターについて

やっと本題です。言葉より写真を見てもらった方が早いですね。我が家にあるイヤホンジャックアダプターの一部がこちらです。

一番右はApple純正のイヤホンアダプター。それ以外は充電しながら音楽が楽しめるUSBとイヤホンジャックの二股アダプター

一番右はApple純正のイヤホンアダプター。それ以外は充電しながら音楽が楽しめるUSBとイヤホンジャックの二股アダプター

使い方は簡単です。一つしか無いiPad ProのUSB Type-C に刺して、この二股状になっている片方には普通に有線イヤホンを刺し、もう片方には充電用USBケーブルを刺します。特に設定やアプリインストールも不要です。

こうした充電ポート付きイヤホンジャックアダプターのメリットは、もう重ねてお伝えのように、ゲームなど長時間利用の際にも音をイヤホンで聴きながら充電が可能であること。

Bluetoothイヤホンを使いながら充電する人には必要ないものですが、「手持ちの有線イヤホンを使いたい」「PUBGモバイルのようなFPSゲームや音ゲーで音ズレなく使いたい」かつ「充電しながら長時間iPad Proを使いたい」という方に最適です。

もの凄いメリットとは裏腹に、デメリットというか注意点もいくつかあります。「あやしい中国の無名メーカー品がほとんどである」ということ。いわゆる中華アダプターとなるため品質に当たり外れがあり、一般的な国内メーカーの周辺機器と比較して、初期不良率は高い印象です。

USB Type-C充電ポート付きイヤホンジャックアダプターの外れを引くとどうなるか。一番多い症状は「イヤホンを認識しない」で、次が「ホワイトノイズ(サーという音)がずっと鳴ってる」です。

加えて、「ものによっては認識が遅い」「刺す順番によっては認識されない」ということもあります。

こうした不具合の理由は、こういった充電ポート付きイヤホンジャックアダプターがiPad Proから見るとUSB Type-Cを使った「外部機器」と認識されているためです。例えばPUBGモバイルなどで音をミュートした後にミュート解除をしようとするとしばらく音が聞こえないとか、認識中の内部処理のせいか分かりませんがその際に画面も一瞬フリーズすることがあります。

また、1年ほど使っていると反応しなくなることがあり「耐久性は期待できない」と感じます。

そう、完全に信用できるUSB Type-C充電ポート付きイヤホンジャックアダプターは、私の知る限り存在しません。家電量販店でUSB Type-C充電ポート付きイヤホンジャックアダプターの取り扱いが少ないのは、耐久性が担保できないことからクレームを避けるためではないかと勘ぐってます。

じゃあ買わない方がいいか。いいえ、買った方が絶対に幸せになれます

iPad ProでPUBGモバイルの画面設定を「極限」などにしたフルパワープレイすると、だいたい3,4時間でバッテリーが空になります。「思う存分ぶっ続けでゲームしたいんだよ」というとき、こういった充電ポート付きイヤホンジャックアダプターはマストアイテムとなります。多少の不具合は毎回起こるわけでもないから、もはや「慣れればどうということはない」なのです。

また、ゲームのプレイ自体に限らず、ゲーム配信などをしたい場合など、iPad Proでイヤホンで音を聞きながら数時間連続使用したい場合は、こうした変換アダプターを買わざるを得ないのです。

そのなかでも「音切れや音の復帰が早い」「しばらく使っていて機能低下がない」「ホワイトノイズが少ない」のが、たまたまかもしれませんがこちらでした。

実はこのイヤホン変換ケーブルアダプターは、Appleストアでも販売されています(現時点は不明ですが、売ってました)。Apple純正品ではありませんが、ある意味、Apple公認機器とも言えるので安心です。

Amazonなら返品しなくても初期不良対応が可能な場合がある

もし外れを引いてしまった場合、アマゾンでは初期不良品の返品返金が比較的簡単なことが特徴です。Amazonのシステムで返品申請を簡単に行うことができるのですが、実はもっと楽な方法があります。

それは、購入履歴から直接出品者へ連絡を取ることです。通常、Amazonの返品申請では、文字通り不良品をAmazonに返品しなければなりません。しかし中国製の電化製品を主に取り扱う出品者に連絡を取ると「良品をすぐ送ります。不良品は返品しなくていいです。」と言われることが殆どです。

なぜ返品しなくて良いかの理由は2つあります。一つはAmazonは意外とサービス品質に厳しいので、トラブルを多発させる出品者は追い出されることから、初期不良などのトラブルをなるべく表沙汰にしたくないこと。もう一つは返品してもらって再送すると出品者が負担する送料が倍になってしまうからです。

私も2,3回こうして出品者に直接連絡を取って良品を送ってもらったことがありますが、本当にすぐ送ってくれますので、正規の返品返金手続きを踏むよりも大変楽です。

 

まとめ

出典元:Foxconn

iPad Pro 11/12.9インチやiPad mini6にはイヤホンジャックが無く、USB Type-Cポートが一つあるだけなので、イヤホンジャックアダプターを付けてしまうと充電が出来ない。つまり充電しながら有線イヤホンは使えない、と思い込んでいる方がもしいらしたら、そうではないことをご紹介しました。

また、充電などで使えるUSB Type-Cポートがあるイヤホンジャックアダプターにはアップル純正品が無く、中華メーカー品ばかりなので当たり外れがあること、ハズレを引くとどうなるかなどをご紹介しました。

とはいえ、こうした充電しながらイヤホンが使えるアダプターは、私たちのようにPUBGモバイルを始めとしたFPSゲームや音ゲーを長時間やりたい人には必須アイテムとも言えます。高いものではないので、ある意味使い捨てのつもりで使ってみた方がいいと思います。利便性の高さがデメリットを上回っているからです。

今回ご紹介したごめん、充電ないから落ちるわ」ということがなくなります

それでは本日ご紹介したアイテムをふり返ります。iPad Proで充電しながら有線イヤホン・ヘッドフォンを使用するための変換アダプターはこちら。

充電はせず、シンプルにiPad Proで有線イヤホン・ヘッドフォンを使用するための変換アダプターはこちら。

 

以上、ブログ オニオン座がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

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