夏も冬も電気代が節約できる!サーキュレーターを5台買って分かったこと

電気代やガス代などの光熱費の値上がりが止まりません。そんななか注目したいのがサーキュレーターです。

季節に関係なく、サーキュレーターを使うと空気の循環を改善することができ、かつ光熱費の無駄を省くだけでなく換気にもなるので生活が快適になります。意外なことに、男女問わずプレゼントとしても重宝される実用品です(もちろん子ども向けではありませんが)。

実際、仕事とプライベートにてここ数年の間で5台のサーキュレータを購入して使ってみて、分かったことは「サーキュレーターは値段だけで選んではダメ」なこと。

本稿では、普通の人が分かりにくいサーキュレーターの違いや、そもそもサーキュレーターとは何かを分かりやすくご紹介します。

目次

夏も冬も電気代が節約できる!サーキュレーターを5台買って分かったこと

サーキュレーターと扇風機の違い

本稿での結論は、こちらのサーキュレーターが最もオススメとしています。

なぜそうした結論に至ったかを順にご説明しますが、まずは基本的なことからお話しします。

サーキュレーターとは、風を送り込んだり循環させるためのものです。名前の素となるCirculation(サーキュレーション)は「循環」という意味を持っています。

扇風機は、ある程度広い範囲に優しい風を届けることができます。扇風機なら自分の身体全体へ風が来ますよね。逆にサーキュレーターを扇風機代わりに使おうとすると、風食卓にある食材が飛んだりするので向いていません。

一方、サーキュレーターは狭い範囲の遠くへ風を届けることが可能です。

もう少しリアルな話をすると、サーキュレーターはプロペラから発生した風を筐体の形状などから竜巻のように回転を付けることで、風力を一点に集中して遠くへ届けます。この特性から、部屋の空気を循環させるのに役立ちます。

以上から、サーキュレーターも扇風機も風を送り出すのは同じですが、得意不得意があるということがお分かりになったと思います。

 

サーキュレーターを活用すると夏も冬も節電できる?

サーキュレーターのおかげで、エアコン出力を上げなくてもキッチンまで冷風・温風が届くようになって快適さマシマシです。

サーキュレーターのおかげで、エアコン出力を上げなくてもキッチンまで冷風・温風が届くようになって快適さマシマシです。

サーキュレーターは部屋の空気を循環させるのに役立つと言いましたが、もっとも実用的なのは大きく次の3点です。

1.エアコンから出た風を部屋の中で循環させる

小学校の理科で習いましたように、空気は温度によって上がったり下がったりします。

具体的には、冷房の冷たい空気は下へ、暖房の暖かい空気は上へたまります。例えば、夏場に冷房を入れると足下が寒くなる、冬場になかなか部屋が暖まらない、ということが起こります。極端な例を挙げると、二段ベッドやロフト付きのお部屋だとエアコンが効きにくいですよね。

こんなとき、エアコンの風出口や天井に向けてサーキュレーターを回すと、部屋の暖かい空気と冷たい空気が攪拌されて均一に近づき、エアコンを効率的に使うことができます

一般的な扇風機と違い、サーキュレーターではタテにも首を自動で振ってくれるものがあるので、熱や寒さがどこかに偏るのを防いでくれます。

もちろん上下の空気だけでなく、横長いお部屋、L字型のお部屋などでも場所によって暑い寒いというのがだいぶ解消されるはずです。

その結果、サーキュレーターの電気代(1時間0.5円程度)を考慮しても電気代全体が安くなり(一説には20%程度)、さらに快適度が増します

2.部屋干しなどの洗濯物の乾燥

雨の日、梅雨の時期、花粉の多い時期、寒い日など、そとで洗濯物を干せないことがありますよね。でも部屋干しをすると部屋干し臭が服についたり、そこだけが異様にじめじめしたりします。そもそも乾きが遅いのも困ります。

そんなときは屋内洗濯物干しに洗濯物をかけて、その下からサーキュレーターを回してみてください。驚くほど早く乾き、部屋干し臭もしにくくなります。

これができるのは、水分が蒸発して湿度の高い空気が洗濯物にまとわりつく前に、スパイラル風流で空気を入れ換えているからです。

3.お部屋の換気をする

どちらかというと衛生面を考慮したサーキュレーターの使い方です。窓を開けて、サーキュレータを外へ向けて使うことで、屋内の空気を外へ強制的に送り出すことができます。

窓がないお部屋や、お風呂場・洗面所など、湿気が溜まりやすい場所で使うことでカビ発生の防止などにも役立ちます。湿気の多い夏は積極的に家全体の空気を換気するようにしましょう。

 

オニオン座が推奨するサーキュレーターの選び方・条件

ホームセンターなどでもサーキュレーターはたくさん売られているが、実際に使ってみないと選ぶポイントが分かりにくい。

ホームセンターなどでもサーキュレーターはたくさん売られているが、実際に使ってみないと選ぶポイントが分かりにくい。

「ではサーキュレーターを買って使ってみようか」と思っても、値段はピンキリだし、どのサイズを買ったらいいか分かりにくいと思います。

調べてみると分かりますが、国内大手家電メーカーはサーキュレーターをほぼ販売していません。あるのはアイリスオーヤマヤマゼン(山善)、オーム電機コイズミテクノスなどのいわゆるジェネリック家電メーカーか、無名の中華メーカー、あとはバルミューダなどの高級ブランドくらいです。

本稿は初めてサーキュレーターを購入する人を対象にしていますので、付加価値機能やデザイン性を価格へ転嫁した高級ブランドは割愛します。また信頼性が不明な中華メーカーも除外します。

以上から絞っていくと、オニオン座としては、サーキュレーターを選ぶなら、品揃えが多く販売実績のあるアイリスオーヤマか山善の2択だと考えています。

実際に何台か買ってみて分かった、オススメな家庭用サーキュレーターは以下の条件を満たすものでした。

・DCモーターを搭載していること
→静かな寝室でも使える、静音性能の高いDCモーター搭載機がオススメです。

・羽根サイズが15センチ以上であること
→いくら静音仕様でも羽根が小さいと回転数が高くなり、回転音が気になるようになります。

・左右だけでなく上下も自動首振りができること
→エアコンの効率化や部屋干し洗濯物の乾燥などで、空気を循環させるときに必要です。

・よく汚れる基本パーツを外して洗えること
→ホコリが溜まりやすい扇風機と同様に羽根やカバーを洗えると便利です。

 

実際にオニオン座が購入したサーキュレーターはこれ

湿気の多い場所で使うことの多いサーキュレーターは思った以上に汚れる。簡単に外して掃除できるやつを全力でオススメしたい。

湿気の多い場所で使うことの多いサーキュレーターは思った以上に汚れる。簡単に外して掃除できるやつを全力でオススメしたい。

以上の条件を全て満たした山善の家庭用サーキュレーターは2つでした。実際に購入して現在も我が家で使用しています。

アイリスオーヤマではなく山善にした理由は、「洗えるサーキュレーターシリーズ」と銘打っているだけあり、背面ガードも外して水で丸洗いできることです。ちなみに羽根のサイズはいずれも15センチですが出力が違います。

リビング用に出力が高い18畳タイプ YAR-DDW152(W)

電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 17W
サイズ 約 幅220 x 奥行210 x 高さ310mm
質量 約 2.0kg
左右首振り角度(約) 自動 60度
上下首振り角度(約) 自動 90度
コード長さ 約1.6m

寝室用にお値段を抑えた14畳タイプ YAR-AFKW15

電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 26 / 28W
サイズ 約 幅220 x 奥行210 x 高さ310mm
質量 約 2.0kg
左右首振り角度(約) 自動 60度
上下首振り角度(約) 自動 90度
コード長さ 約1.6m

 

まとめ

まずは扇風機とサーキュレーターとの違いを、次にサーキュレーターの特徴や使い方についてご紹介しました。

また実際に数台買ったからこそ分かる、よいサーキュレーターの条件をまとめてみました。

サーキュレーターがなかった頃は、部屋の場所によってエアコンが届かないため、エアコン出力を上げてごまかしていました。でもそれってすごく電気代がかかるよね?って素人目にも分かることです。ところがサーキュレーターのおかげでそれがなくなり精神衛生上もいい感じです。

夏だって冬だって使えるサーキュレーターで、エコだけど快適な暮らしをしてみてくださいね。

 

以上、最後までご覧くださりありがとうございました。ブログ「オニオン座」がお届けしました。

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