【2025年最新版】iPhone17はeSIM専用!対応キャリア・手数料・おすすめ格安SIMまとめ

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今年のiPhone 17シリーズは、ついに世界的に「物理SIMスロットなし・eSIM専用」へ舵を切った。ハイエンドから順次、eSIMオンリー化の波が本格化しているのだ。実際、GoogleのPixel 10(米国向け)もeSIM専用モデルになり、業界全体の流れは明確である。

一方で、iPadも参考になる。現行のiPad Pro(M4)、iPad Air(M2)、iPad mini(A17 Pro)に加え、iPad(A16)のセルラーモデルは世界共通でeSIMのみであり、物理SIMは使えない。つまり、Appleのタブレットは最新世代では、既に「eSIM前提」になっているわけだ。

本記事では、eSIMの基礎から「クイック転送」対応、再発行手数料を整理し、結論として「eSIMの再発行が無料のキャリア/MVNO(格安スマホ)」への乗り換えがコスパと手間の両面で有利であることを示す。

いずれにしても、これから主流となるであろうeSIMについての理解を深め、今後のモバイル回線選びの参考としていただきたい

目次

そもそもeSIMとは何なのか(SIMカードとの違い・メリット/デメリット)

まず前提として、SIMとは「回線契約者のID情報」を端末に認証させるための仕組みで、従来は“取り外しできる小さなカード(物理SIM)”が主役だった。多くの方は「nano SIM」という最も小さいSIMカードを利用しているだろう。この物理SIMは入れ替えが直感的で、古い端末でも幅広く使える一方、なくしたり、接点不良や破損、経年劣化のリスクがあった。

一方、eSIMは「組み込み型のデジタルSIM」で、SIMカードは使わない。端末内部のチップにプロファイルという通信契約情報を書き込んで使う。オンラインで申し込み→数分で開通、が最大の魅力である。機種変更時の設定もスマホ側の操作で完結しやすい(後述の「クイック転送」)。そのぶん、端末と回線が“ひも付く”ため、別の端末に移す際はプロファイルの再発行や転送が必要になる点が物理SIMとの一番の違いだ。

従来の物理SIMでは最大でも2回線しか使えなかったが、eSIMならスロット数に関係なく、多数登録しておくことが可能。使い方によってはこれまで以上に経済的に利用することが可能だ。

eSIMのメリット

  • オンラインで即日開通。郵送待ちが不要で出先でも回線を増設できる。

  • 物理トレイが不要になり、防塵・防水や筐体設計の自由度が上がる(薄型化などの後押し)。

  • デバイス1台で複数回線を柔軟に切り替えられる(仕事用/個人用、国内/海外データなど)。

  • 物理カード自体がなく、盗難時に物理SIMを抜いて悪用されるリスクが抑えられる。

eSIMのデメリット(注意点)

  • 端末を変えるときにプロファイルの再発行や転送が必要。再発行に手数料がかかるMVNOもある(後述の表参照)。

  • トラブル時に“とりあえず別端末へ挿し替え”ができない。
  • 事業者やOSバージョンの対応に差がある。iPhoneの「eSIMクイック転送」は各社対応が進んだが、Androidの「eSIM転送」はキャリア・機種・OSで要件が異なる。


 

    eSIMにそもそも対応していないキャリア及びMVNO

    以下の表からも、eSIMは国内の大手・有名どころでは広く対応していることがわかる。ただし、備考欄にあるとおり、設定や運用について細かな違いがある。その違いは次章で説明したい。

    eSIM対応の有無(4大キャリア+有名サブブランド/MVNO)※音声データプラン

    区分 事業者 eSIM対応 備考
    大手 ドコモ 対応 オンライン中心にeSIM案内。店頭手続は手数料が発生する場合あり。
    大手 au 対応 eSIM再発行/転送は当面無料。
    大手 ソフトバンク 対応 eSIM設定・再発行のメニューあり。
    大手 楽天モバイル 対応 公式でeSIMクイック転送手順を公開。
    サブブランド ahamo 対応 eSIM関連の詳細FAQあり。
    サブブランド UQ mobile 対応 eSIM再発行/転送は当面無料。
    サブブランド povo2.0 対応 eSIM再発行は当面無料(従来は440円)。
    サブブランド Y!mobile 対応 eSIMクイック転送やAndroid転送の案内あり。
    サブブランド LINEMO 対応 eSIMクイック転送対応。
    MVNO IIJmio 対応 iPhoneのクイック転送は非対応。
    MVNO mineo 対応 iPhoneクイック転送は非対応。
    MVNO BIGLOBEモバイル 対応 タイプAのiPhoneはクイック転送可と案内。
    MVNO イオンモバイル 対応 再発行手数料は有料(後述)。
    MVNO NUROモバイル 対応 クイック転送は非対応。
    MVNO 日本通信SIM 対応 eSIMの年3回まで無償再発行を告知。
    MVNO OCNモバイルONE 非対応 【新規申込み終了】eSIM非対応。

    今回リストアップしたキャリア&MVNO(格安スマホ)は、(サービス終息中のOCNモバイルONEを除き、)全てeSIMに対応していることが分かった。ただし、表にはないが、データ専用プランのeSIMについては、マルチキャリア対応のIIJmio・mineoでもドコモ網しか選べないなどの制約はあるようだった。

    eSIMクイック転送機能が使えるデバイスとキャリア及びMVNO

    スマホなどのモバイル端末には、eSIMプロファイルの再発行を行うことなく、機種変更などでeSIMを他機種へ移せる「SIM転送機能」を備えるものがある。これがiPhoneとAndroidでは若干違うのだ。結論的にはiPhoneの方が便利。なぜならスマホ会社側にいったん預ける必要がないことからか、対応しているキャリア&サブブランドが多いからだ。

    eSIMクイック転送(iPhone)は、近くのiPhoneへ回線を“端末側だけで”移せる機能で、おおむねiOS 16以上(各社の要件に差あり)で対応する。ドコモはiOS 16.4以上を明記。楽天、Y!mobile、LINEMO、povoなども手順を公開している。

    AndroidのeSIM転送は、基本的に送る側:Android 10以上/受ける側:Android 14以上で対応し、キャリア側の受け皿が必要。ドコモ・au・ソフトバンク系は対応を進めているが、楽天モバイルは現状“Android eSIM転送は未対応”(iPhoneのクイック転送は対応)という差がある。

    主要各社の「eSIM転送機能」の対応一覧

    事業者 iPhone:eSIMクイック転送 Android:eSIM転送 主な条件/注記
    ドコモ 対応 対応 iOS16.4+。Androidは14+、主にドコモ販売のPixel/Galaxy想定
    au(KDDI) 対応 対応 公式手続きページあり。
    UQ mobile 対応 対応 Android転送の対象機種リストを案内。
    povo2.0 対応 iOS16以上推奨と明記。
    ソフトバンク 対応 対応 Android転送は主にPixel(案内上“Android16以降”)。
    Y!mobile 対応 対応 iOS/Androidの転送手順ページあり。
    LINEMO 対応 対応 iOS17以降を明記、Android転送も案内。
    楽天モバイル 対応 未対応 iPhoneはOK、Android転送は未対応との指摘。
    日本通信SIM 非対応 非対応 「ご利用いただけません」と案内。
    IIJmio 非対応 iPhoneクイック転送は不可。
    mineo 非対応 iPhoneクイック転送は不可。
    BIGLOBEモバイル 一部対応 タイプA×iPhoneは案内あり。
    NUROモバイル 非対応 iPhoneクイック転送は不可。

     

    目安:iPhoneはiOS 16系(例:16.4+)以降、Androidは14以降(ソフトバンク系は案内上“Android 16以降のPixel”が対象とされる)での対応が見込める。詳細は各社ページで確認されたし。

    現時点、これら二つのeSIM転送機能は、大手キャリア&サブブランドの「対応」が目立ち、格安スマホの多くは「不可」である傾向が分かった。

    eSIMの再発行手数料が無料のキャリア及びMVNO

    前章で、eSIM転送機能がない場合、機種変更などでeSIMを別のデバイスで使用したいときはeSIMの再発行となる。

    つまりeSIMは再発行=機種変更とほぼ同義で、ここが無料か有料かで乗り換えコストが大きく変わる。複数台のスマホやタブレットに対して、eSIMを使い回したい人もいるだろう。いずれにしても来る機種変更の日に備え、無料のところに寄せるのが、長期的にはラクでお得である。

    主要各社の「eSIM再発行」手数料(オンライン手続の基準)

    事業者 eSIM再発行(オンライン) 店頭等
    ドコモ (オンライン) 店頭は4,950円になる場合あり。
    ahamo 無料(キャンペーン中) 状況により店頭4,950円の案内あり。
    au / UQ mobile 当面無料(9/1以降) 案内に基づく。
    povo2.0 当面無料(従来440円) 公式で明記。
    ソフトバンク 無料(My SoftBank) 店頭は4,950円。
    Y!mobile 無料(オンライン) 店頭は4,950円。
    LINEMO 当面無料 公式で明記。
    楽天モバイル 無料 再発行0円の案内。
    日本通信SIM 年3回まで無料(4回目以降1,100円) 公式で明記。
    IIJmio 有料(220〜433円など・プランにより異なる) 案内ページあり。
    mineo 有料(440円) 公式で明記。
    イオンモバイル 有料(330円) 公式で明記。

    注:店頭サポートを含む一部手続は別途サポート料/事務手数料がかかることがある。また「当面無料」は将来有料化の可能性を含む表現で、各社が事前告知するとしている。

    店頭でのeSIM再発行は基本的に有償だが、楽天モバイルのみ無料であることを表明している。初心者にはありがたい。

    まとめ

    • 新しめのiPhone(iOS 16以降)や、Android 14以降の端末を使うなら、iPhoneの「eSIMクイック転送」やAndroidの「eSIM転送」対応キャリアを選べば、基本は端末側の操作で機種変更が済む。

    • 古い端末でも、転送非対応でも、eSIM再発行が“無料”の事業者ならコストゼロで乗り換え・機種変更が進められる。逆に、再発行に費用がかかるMVNOを使い続けるほど、積み重ねの出費と手間が気になる。

    • iPhone 17のeSIM専用化や、iPadのeSIMオンリー化の流れはもう止まらない。“いざという時にお金がかからない”ほうが長期的にラクである。したがって、これからに備えて「eSIM再発行が無料」のキャリア/格安SIMへ乗り換えるのが合理的だ。

    最後に

    これから端末を買い替える頻度が高い人ほど、eSIMの再発行が無料のところへ寄せたほうが“運用コスト”が下がる。上の表で無料(または当面無料)の事業者を優先し、転送機能に強い大手/サブブランドをベースに、データ量と月額でMVNOを絞るのが現実解だ。

    当ブログの読者層なら、ahamo/LINEMO/UQ/Y!mobile/楽天あたりから比較→キャンペーンで選ぶ、が手戻りの少ないルートである(いずれもeSIM再発行は無料系、iPhoneクイック転送は対応)。

    ここでiPhone/iPad/Andoridを常時8台ほど運用している筆者が、皆さんにもお勧めしたいのは楽天モバイルだ。主な理由は次の通りだ。

    • 使わなければ980円、20GBまでなら1,980円、それ以上でも2980円で使えるのが実に絶妙。
    • eSIM再発行が無料(「当面無料」ではない)。申込みから数分で再発行できている。
    • au回線ローミングもあるのでエリアも問題なく、ドコモのようなパケ詰まりも少ない。
    • 現時点でAndroidのeSIM転送がないことが玉にキズだがeSIM再発行なので問題なし。
    • 楽天市場などを使うことがあるなら、楽天ポイントも多く貯まる。


    ※表の内容は2025年9月時点の公式情報をもとに作成した。各社の「当面無料」は将来の変更余地があるため、契約前に必ず公式ページで最新の案内を確認されたい。

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