【レビュー】Logicool派がEwinの中華トラックボールを使ってみた結果…普通にアリだった

※本記事は「大人世代向けに、プライベートや仕事が少しでも楽しくなるガジェット・便利グッズ」を軸に書いています。

ついに愛用のトラックボールマウス「Logicool MX ERGO」が壊れた

現行のMX ERGO S MXTB2の前の機種、MX ERGO MXTB1なのだが、ある日突然、完全に電源が入らなくなってしまった。

10年近く酷使したのだから仕方がないが、仕事では複数台のPCを切り替えながら使っているため、代替機がないと普通に困る。

半年ほど前、レビュー記事にも書いた「ProtoArc EM01」というジェネリックMX ERGOを追加購入しても良かったのだが、それではちょっと面白くない。

せっかくなので、また別の中華系トラックボールを試してみることにした。

それが今回購入したEwinのトラックボールマウスである。
結論から言えば、これも意外と悪くなかった。

「安い中華トラックボール=微妙」という時代は、もう終わりつつあるのかもしれない。

目次

Ewinトラックボールマウスを買った理由

昨年末、「【レビュー】Logicool MX Ergo/M575のパチモノ?ProtoArcの中華トラックボールの実力は?」というレビュー記事を書いた。

長年Logicoolのトラックボールを愛用してきた私が、「複数PCを切り替えて使える、安価なトラックボール」を探した結果、ProtoArc EM01Lを購入したという記事である。

当初は正直かなり疑っていた。
しかし実際に使ってみると、専用ソフトがないことを除けば、普通に実用レベルだった。

もちろんMX ERGOのような「触った瞬間に分かる高級感」までは届かない。
それでも、トラックボールとしての完成度は十分高く、「これでいいじゃん」と思えるレベルだった。

しかも価格はかなり安い。結果として、ProtoArc EM01Lは現在も普通に愛用している。

そんな中、自宅のMX ERGO(約10年使用)が完全に沈黙した。。。マジか。

時間を見つけて分解修理したいが、治る保証もないので、「しばらく使えればいいや」という適当なマウスでは困る。
とはいえ、またMX ERGOを買うと結構高い

前置きが長くなったが、今回購入したEwinのトラックボールマウスがこちらである。BluetoothにてWindows・Mac・モバイルデバイスで使えるし、USBドングル(USB Type-A)でも使える。

驚いたことに、商品ページを見ても型番らしい記載が見当たらない(実機を見て「EW-WL159S」であることを知った)。

しかしネットショップを見ていると、ProtoArc EM01よりも、むしろこちらの方が大量に表示される。相当売れているのだろう

さらに、あのPhilips(フィリップス)も見た目そっくりな製品を販売している。OEMなのか、逆なのかは分からないが、とにかく気になった。

というわけで、試しに買ってみることにした。

Ewinトラックボールマウスの使い勝手は?

セール時なら楽天の方が実質価格は安そうだったのだが、今回は最も安かったAmazonで購入した。

しかしこのパッケージデザイン。秋葉原の「あきばおー」で売っていそうな、「いかにも中華」である。むしろ潔い。

秋葉原で見かけそうな「いかにも」なデザインパッケージ。高級感はゼロだ

自分で使う分には全く問題ないが、誰かにプレゼントするなら、個人的にはProtoArcの方を選ぶと思う。

こっちのパッケージの方が今っぽい

内容物は、次の3点のみ。単三電池1本が必要だが同梱されていないので注意したい。

  • 本体
  • 説明書(日本語のみ)
  • 会員登録のお誘い

手に取ってまず感じたのは、「かなり軽い」ということ。公称125.5gとのことだ。

めっちゃ軽い

手が触れる部分はラバー加工されている。MX ERGOほどの、しっとりした高級感まではない。
ただ、安っぽいテカテカ樹脂ではなく、つや消し系のブラックなので印象は悪くない。

ラバー加工のおかげでプラスチッキーさは軽減。クリックボタンはプラむき出しだが表面サラサラでいい感じ

クリックボタンは静音仕様だ。押し込んだ感じも自然で、違和感はほとんどない。
むしろProtoArcとかなり似ていて、「同じ部品を使ってるのでは?」と思うくらいだった。

スクロールホイールには、横スクロール機能はない

スクロールホイールはやや軽め。回りすぎる感じはないが、ノッチ感はかなり弱い。
個人的にはもう少しカリカリ感があった方が好きなのだが、このあたりは好みだと思う。

スクロールホイール手前のボタンでは、カーソル速度(DPI)を200〜1600dpiで変更できる。ただ、この位置がMX ERGOやProtoArcでは「デバイス切替ボタン」の場所なので、併用していると結構間違える

人差し指左側には「進む/戻る」ボタン。こちらも静音仕様で、押し心地は悪くない。

本体を裏返してみる。MX ERGOのような角度変更機構はない。うっかりしてた。。。なので、本機を比較するなら、実はMX ERGOよりも「M575S」や「ProtoArc EM04」に近いカテゴリかもしれない。

ほんとうは角度変更機構のあるヤツがほしかったのだが

ちなみに、裏面を見て初めて型番が「EW-WL159S」だと知った

電池カバーを開けると、USBドングル収納スペースがある。これは地味に便利。MX ERGOですら実現していないポイントなので、持ち歩く人にはありがたいと思う。

単三電池1本で最長18か月間も使えるとのこと。ほんとか?

中央にはデバイス切替ボタンとステータスランプが配置されている。Bluetooth2台+USBドングル1台の、合計3台切替に対応しており、現在どこにつながっているかも分かりやすい。

実は心配していたが、技適も取得していることが分かり安心した

デバイス切替ボタンが裏面にある点は賛否ありそうだが、頻繁に切り替えないなら誤操作しづらく、個人的にはこれはこれでアリだと思う。

ボールも外してみた。ベアリングではなく、小さな支持点で支えるタイプ。

それなりに手垢が溜まるので、定期的に清掃しましょう

ボールの滑りは、新品だからか、最初はかなり軽く感じる。
ただ、この手のトラックボールは使っているうちに滑りが安定してくることも多い。

ちなみにボールサイズはMX ERGO系と互換性がある。そのため、カラーボールなどの互換パーツも比較的探しやすい。

MX ERGO(20度傾斜状態)、本機、ProtoArc EM01(20度傾斜状態)を並べてみた。写真だと伝わりにくいのだが、握った感覚としてはEwinが最も傾斜が浅い。

この子達、似てるけど、みんな他人なんですよw

とはいえ、完全フラットではなく、元から15度ほど傾いている。最初は「角度固定か……」と思っていたのだが、実際に使ってみると、その分、薄くて軽いので「まあ、これでもいいか」という印象だった。

こんな人にはEwinトラックボールマウスがオススメ

ボールの色は4色から選べる。筐体も黒だけでなく白バージョンあります

実際に使ってみて感じたのは、本機は「MX ERGOの代替品」というより、「安価な実用トラックボール」として考えた方がしっくり来るということだ。

特に向いていると感じたのは、次のような人である。

  • とにかく安くトラックボールを試してみたい人
  • 複数PCを切り替えて使いたい人
  • Logicoolにこだわらない人
  • 静音ボタンが好きな人
  • 角度調整機能をそこまで重視しない人

逆に、MX ERGOのような「手を乗せた瞬間の高級感」や、「長時間作業でのラクさ」を重視するなら、やはりロジクールは強い

また、同じ中華系トラックボールでも、個人的にはProtoArc EM01Lの方が完成度は高いと感じた。

特に20度近い傾斜角はやはり快適で、長時間使っていると差が出る。さらにボタン配置も含めて「MX ERGOっぽさ」を期待して買うなら、ProtoArcの方が満足度は高いと思う。

一方で、Ewinも価格を考えるとかなり健闘している。昔の“安いだけの中華マウス”を想像していると、ちょっと驚くレベルだ。

クリック感も悪くなく、接続切替も安定していて、普通に仕事で使えてしまう。予備機として、または最初のトラックボールマウスなら、それはそれで問題ないとすら思える

まとめ:

国内メーカーさんも頑張ってほしいけど、価格勝負は中華に軍配

MX ERGOの故障をきっかけに、Ewinの低価格トラックボールマウスを購入してみた。

購入前は「また怪しい中華トラックボールかな?」くらいに思っていたのだが、実際にはかなり普通に使えてしまった

しかもBluetooth 2台+USBドングル1台を切り替えられて、この価格である。

あらためて価格順に並べると、ざっくり次のような位置付けになる。

  • MX ERGO >> ProtoArc EM01NL >> Ewin

もちろん、使い心地や高級感まで含めれば、やはりロジクールは別格だ。特にMX ERGOの「手を置いた瞬間に分かるラクさ」は、長年愛用されている理由がよく分かる。

一方で、「そこまで高級感はいらない」「複数PCで使えて、普通に実用できれば十分」という人なら、Ewinはかなりアリだと思う。実際、数千円クラスのトラックボールとしては完成度が高い。

なにしろ、EwinとMX ERGOの価格差は4倍近いからだ。

ただし、もし「もう1台買うならどっち?」と聞かれたら、私はおそらくProtoArcを選ぶ

理由は、個人的な感覚にはなるが次の通りだ。

  • 長時間利用を想定するなら、やはり20度以上傾いていた方がラク
  • ノッチ感の弱いスクロールホイールは少し好みが分かれる
  • DPI切り替えが循環式で、少し扱いづらい

とはいえ、Ewinも「安いから妥協するマウス」ではなく、「ちゃんと使えるトラックボール」だった

Logicoolが高すぎると感じている人や、サブ機用のトラックボールを探している人なら、十分選択肢に入ると思う。

しかし比べれば比べるほど、MX ERGOの素晴らしさは再認識する。質感、滑らかさ、違和感のない仕事道具なんだなって分かる。よし、次のボーナスで買おう。今度こそ。。。

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