NTTぷららBroachやYahoo!ジオシティーズなど、大手ブログブログのサービス終了から、続けられるブログ選びを考察してみた

ブログサービス

「オニオン座」では、レンタルサーバを借りてWordPressというブログシステムでブログをやっています。

プロバイダやFC2、はてなブログ、ライブドアブログの有料コースなどとも比較した結果、自前でブログを構築したのですが、先日ネットを見ていて感じたことを書いていきます。

目次

NTTぷららBroachやYahoo!ジオシティーズなど、大手ブログのサービス終了から、続けられるブログ選びを考察してみた

次々と廃止されるホームページ・ブログサービス

Yahoo!ジオシティーズがサービス終了しました。ジオシティーズの場合はブログというよりホームページサービスなのですが一緒に扱います。

Yahoo!ジオシティーズは、元となるジオシティーズがサービス開始をしたのが1997年でした。一般にインターネットが普及し始めた頃、広告は載るけども無料でホームページが作れるということで人気を博しました。私もだっさいホームページを作ったものの、IDPWが分からなくなって放置したものがいくつかあります。

2001年にはYahoo!JAPANの配下となって、Yahoo!ジオシティーズとしてサービス提供されていたのですが、2019年3月31日を以てサービス終了となりました。だっさいけど思いのこもったページ、今のように情報にあふれてない頃の貴重なホームページが消滅しました。

過去にはNTT系の人気プロバイダ「ぷらら」のブログサービス「Broach(ブローチ)」が、2014年6月30日をもってサービスを終了しました。ぷららによると「利用者数が減ったから」という理由だそうです。

Broach

http://www.plala.or.jp/support/info/2014/0115/

「Broach(ブローチ)」は、契約者限定で月額105円又は315円の有料サービスでしたが、フリーチケット対応のため多くのユーザーは実質無料で利用されていました。もしくは「ぷららライト」という月額無料会員になって105円払って使っていた方もいるかもしれません。

2014年3月初旬に提供されるツールにて、「記事・コメント・トラックバック」のエクスポート、「画像」のダウンロードを行えることになりました。もし他社で再度ブログを構築し直したとしても、SEO的な面では非常に残念なことが起こります。
特にドメインが変わってしまう点(ドメイン(FQDN)がhttp://pub.ne.jpから他のものに)です。失われたリンクは元通りにはなりません。

また、KDDI株式会社のau one net会員、auひかり ちゅらユーザへ無料提供されていたブログサービス「LOVELOG」も同じく2014年6月30日をもってサービスを終了しました。こちらはサービス自体は『Seesaaブログ』へ移行されましたが、ドメイン(FQDN)がhttp://blogs.dion.ne.jp/だったので引き継げないでしょうから、URLはシーザーブログのものに変わりました。これによって被リンクも無駄になることが容易に予想できます。

私自身、ブログを始めて、ブログって割の合わないほどの努力の積み重ねがアクセス数を増やし、またそれがモチベーションとなって・・・という一種の楽しみを感じていますが、上記2社のサービス終了の話はユーザーさんへの同情を禁じ得ません。

その他、ここ数年でもかなりのプロバイダのブログサービス、またはブログ会社がサービスを終了してきています。ちょっと調べただけでもこれくらいです。多いとみるか少ないとみるか。

Dabuウェブログ 2013年8月 終了
eoblog(イオブログ)2013年8月25日 回線契約者限定のサービスに変更
So-net 契約者限定のサービスに変更
COGブログ 2013年6月27日終了
フォレストブログ 2013年6月25日 突然終了
アレカオ(arekao)2012年11月末~12月中旬 終了
スタ☆ブロ http://blog.oricon.co.jp 新規受付終了
Doblog 2009年 突然の終了
ゆめブロ 終了
ハモブロ 終了
NetLaputa Blog 新規受付終了
ワブログ 2012年7月末日終了
カフェブロ 終了
A-auc(エーオーク)ブログ 新規入会停止中
チャンネル北国tv 終了
トラブログ 2013年3月31日終了
teacupブログ 新規受付終了
みぶろぐ 2013年5月31日新規受付終了

我ら世代の音楽好きには、せっかく紙面から離れようとしていたオリコンがブログ運営をやめちゃうのかぁとか、インターネット黎明期にグイグイいってたNetLaputaやteacupがシュリンクしていくのはどうも感慨深いものです。

 

これからブログを作る、または移転する人はどうしたらいいのか

独自ドメインでの運用を推奨します。

1)独自ドメインを取って、安めのレンタルサーバでブログを運用する

2)独自ドメインの使えるブログサービスを利用する

共通キーワードは「独自ドメイン」です。1)2)いずれの場合もサービス終了の可能性はもちろんゼロではありませんが、もし他社に移っても変わらないドメインで再開することが可能となりますので、前述のアドレス問題はだいたい回避できます。

それではそれぞれのメリットデメリットを見てみましょう。

独自ドメインを取って、安めのレンタルサーバでブログを運用するメリットとデメリット

メリット

☆自由度が高い。

アフィリエイト広告やデザイン変更など、従来では制約又は禁止されていた設定も可能になります。過去にはアフィリエイトは使えるけど、アフィリエイト会社が限定されているとか、貼れる箇所が限られているとかあったかもしれませんがこれが自由になります。

☆レンタルサーバ屋さんが倒れてもデータを全て移行できる「リスクヘッジ」

WORDPRESSに対応しているレンタルサーバ会社は多数あります。

もし使っているサーバ屋さんが営業停止しても、事前にバックアップを取っておけば
投稿記事のURLなども含めて、変わらないアドレスで他社へ移行できます。
無論、WORDPRESSも永久に存続するとは限りませんが全世界で1800万ユーザーと非常に多くの人が利用しています。

☆Wordpressを覚えられる

副産物的なメリットですが敢えて言います。Wordpressというブログシステム(ブログエンジン)は、プログラムが分からない人でも使える素晴らしいシステムです。

デザインを大きく変えたいときはデザインテンプレート「テーマ」が無料で入手できますし(一部プロ向けに有料もあるが安い)、機能を追加したい場合も「プラグイン」というものを管理画面から追加インストールすればじゃんじゃん機能強化できます。気に入らなければ元に戻すこともできます(バックアップは忘れずに)。

WordPressをいじっているうちに初歩的なhtmlも覚えられます。会社のホームページがひどすぎるけど作り返す技術も予算もない、アフィリエイトで小遣い稼ぎしたい、なんて場合はこれらスキルが役に立つはずです。

デメリット

★レンタルサーバ屋さんのサポートは期待できない。

レンタルサーバ屋さんのスタンスは、「WORDPRESSをインストールすることが可能なサーバを貸しますが、自分でやってね」というのがほとんど。一部では「WORDPRESSかんたんインストール」のような画面でポチポチすればインストールできるものもありますが、その先は自分の力で進まなければなりません。
ネット上にも情報がたくさんあるので初心者でもなんとかなりますが、ITアレルギーのある方はさすがに厳しいです。

★費用がちょいとかかる

ピンキリですが数百円〜2,000円の月額料金(ホスティング費用)はかかります。ただしこの費用内で複数のブログを作ることができます。当ブログでは空きスペースを利用してCGIプログラムによる掲示板システムを入れ、娘が通う保育園の保護者同士が交流できるよう提供しています。

独自ドメインの使えるブログサービスを利用するメリットとデメリット

メリット

☆比較的サポートが充実している。

というよりも機能的に制約があるからこそ、想定されるトラブルは限定的になるのでFAQページを見ればだいたい掲載されていることが多い。ただしそれを見て理解或いは解消できるかは別問題。

☆費用が安い。

独自ドメインの取得及び維持費込みで月額数百円など、極めて低価格です。

デメリット

★どうしても機能的に制約がある。

最初のうちはいいですが、使ってるうちに「うそん、こんなことできないの?」という経験を味わうことでしょう。例えばデータの容量とか。写真1枚あたりのデータサイズ上限があって、これを変更することができないとか。

★表示速度に満足できないことがある。

これもケースバイケースですが、低価格故、サーバにたくさんのブログを詰め込んでいる可能性がより高くなり、ブログの表示速度に影響が出ることが推測できます。IT系や旅行など画像を多用するブログは余計気になると思います。SEO的にも表示が速いブログ・WEBサイトのほうが高評価されやすいと言われていますので不満になることがあるかもしれません。この問題はレンタルサーバでハズレを引いたときも同様ですが。

 

以上の結果から、「1)独自ドメインを取って、安めのレンタルサーバを借りて、WORDPRESS等のブログシステムを運用する」をオニオン座ぶんちょうとしては圧倒的にオススメします。

以前と違い、レンタルサーバーの質は著しく向上していますし、使い勝手も良くなっています。何より制約が極めて少ないことが最大のメリットです。
また、繰り返しになりますがもしもレンタルサーバー会社がサービス終了したとしても、基本的には全く同じページ構成を維持したまま他社で運用することができます。おそらくブログは個人発信のメディアとして長く続けられるものです。当ブログのように、子供の成長とともにあらゆる出来事を記録していくブログを作りたい方には永続的に続けられる仕組みとして「1)」をオススメします。

独自ドメインの取得

xxxxxxx.comの「xxxxxxx」を自由に決めることが出来ます。先着順なので他の人がすでに登録していたらダメですけどね。オススメの2社を紹介します。

お名前ドットコム

老舗のドメイン業者です。機能や安定性も充分。取り扱いドメインも豊富でクレジットカードがなくても振込払いに対応しているので、私の勤めている会社でも使っています。



 

オススメのレンタルサーバ

「エックスサーバ」共有レンタルサーバX10プラン

私がオススメするのはエックスサーバです。それも一番安いX10プランで充分です。

WordPressは単純にhtmlファイルを表示するのではなく、アクセスされる度にPHPというプログラムを動かして表示内容を生成しているため、品質の悪いレンタルサーバだと圧倒的にページ表示速度が落ちます。

ページ表示速度が落ちるとアクセスしてきた人が離脱したり、SEO的にも評価が下がります。なのでブログをやる人はどのサーバでもいいというわけではありません。

私がエックスサーバを推奨する理由は次の通りです。

  • 5年以上使ってきて目立ったトラブルが一度も起きていない
  • ストレージが全て高速なSSDでRAID10構成のため速度と信頼性が高い
  • サーバスペックが高い(24コアCPU&256GBメモリー)
  • WEBサーバに高速高耐久性のnginxを採用し、バックボーン回線も太い(1.14TB)
  • WordPressが簡単にインストールでき、Xアクセラレータなど独自のWordPress高速化の仕組みを簡単に使える
  • 容量やDB数も充分で、かつWEBサイト・ブログを無制限に作ることが出来る
  • 独自SSLやWAFなどセキュリティ機能が無料で使える
  • 他社からのWordPress移行機能も充実している
  • 機能的制約が少なく仕様に癖が少ないのでプログラムの相性問題も起きにくい
  • エックスドメインとの連携でドメインの管理も統合的にできる
  • 地味ですがメールサーバも普通に優秀。スパムフィルターやWEBメーラーなどの機能も一通り揃っている。
  • 24時間365日の無料メールサポートがあり、レスポンスもわりと早く、回答内容もテンプレっぽくなく的確である
  • それでいて月額900円からという低価格



ちなみに最初の1年ほどはお名前ドットコムの共有レンタルサーバーSDを使っていましたが、アクセスが増えてくるとすぐにサーバーエラー(500エラー)が頻発するわ、管理画面に入れなくなるわでエックスサーバへ引っ越しをしました。

WordPressの環境を引っ越しするには、データベースの知識が少し必要です。ググっても多少知らないと話になりません。最初は安いところで始めて、あとで別のレンタルサーバーにしようと思っていると痛い目に遭います。

あと、悪口を言うつもりはありませんが、さくらサーバーは、、、ぶっちゃけ個人的にはあまり良い話を聞いたことがないのでオススメしません。

アフィリエイトプログラム

今までアフィリエイトをお使いでなかった方も、これを機会に試してみるのも面白いと思います。登録や利用に費用はかかりません。色んな広告を扱いたい場合は、下記2社に申し込んでおくと非常に便利です。

 

A8.net

定番中の定番です。初心者にも使いやすいような配慮がされています。アマゾンや楽天のアフィリエイトリンクも作れますので、ここで一元管理している方も多くいらっしゃいます。

 

リンクシェア

楽天の子会社ですのでもちろん楽天の広告も扱えますし、子育て世代に人気のトイザらスやベネッセ、ニッセンなどのアフィリエイト広告を扱えます。

リンクシェア アフィリエイト紹介プログラム
最後までご覧頂きありがとうございました。是非ほかの記事もご覧下さい。

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