ハードウェア iPad-iPhone スマートフォン

【2019年版】スマホ用USB充電器の違い、PowerDeliveryやQuickCharge規格の違いを分かりやすく説明しますよ

投稿日:

iPhoneやスマートフォンの充電といえば、USBケーブルを用いたUSB充電器やモバイルバッテリーを使用しますね。以前は普通のものと高速充電対応のものの2種類くらいしかメジャーではありませんでした。なので家電量販店などで充電器選びをするときは分かりやすかった。

ところが最近になって普通のUSB充電器では対応できない携帯端末が続々と登場してきて、スマホ・ダブレットデビューした方はちんぷんかんぷんになっているのではないでしょうか。予備充電器やモバイルバッテリーを買いたいけどどれがいいのか分からないと悩んでませんか。

いやいや結構前からスマホ・タブレットは使っているけど、ぶっちゃけUSB充電の何が違うのか分からないという方もちらほらといると思います。

そこで今回の記事は、今さら聞けないUSB充電器・バッテリーの違いや、PowerDelivery(パワーデリバリー)やQuickCharge(クイックチャージ)といった充電・給電方式について、なるべく分かりやすくご説明します。

【2019年版】スマホ用USB充電器の違い、PowerDeliveryやQuickCharge規格の違いを分かりやすく説明しますよ

USB充電器やモバイルバッテリーの種類と違いについて

冒頭の「普通のUSB充電器」は5V-1Aの充電器で、「高速充電対応のUSB充電器」は5V-1.5A以上のものでした。小学生の頃の理科の授業を振り返ってみると、Vはボルト、Aはアンペア、V×A=Wワットです。より多いアンペアで充電した方が早く充電できそうなことは想像頂けると思います。

以前は5V-1Aの充電器やモバイルバッテリーで事足りていましたが、スマホの高速充電や最近のiPhoneやスマホ・タブレットの大容量化に伴い5V-2.4Aなどの高スペックなものが必要になってきました。高性能化に伴い、端末の消費電力やバッテリー容量が大きくなったためより多くのアンペアを求めるようになったのです。

さらにUSB充電器・モバイルバッテリー側にUSB Type-Cコネクタの付いた充電器が登場し、MacbookやiPad、その他タブレットを高速充電できる9Vや12Vなどの高圧電流のものも現れてきました。

こうなると、ちょっとしたカオス状態ですよね。純正品は自宅用として使って、持ち歩き携帯用や会社のデスクに常備したいと予備の充電器を買おうと思ってもどれを買ったらいいか分からない。かといって純正品はバカ高いので買いたくない。

とりあえず安いUSB充電器やモバイルバッテリーを買ってみたはいいが、iPhoneに刺しても「充電してません」と出てしまったり、充電ランプが点滅を繰り返して充電できなかったりして、結局買い直したり。充電器選びをうまくすれば最小限の台数で済みますが、失敗した場合はすぐ無駄になってしまいかねません。そこで今回の記事では群雄割拠するUSB充電器・モバイルバッテリーの違いや、買ってはいけない充電器、買うべき充電器などを整理したいと思います。

USB充電で大切なのはAアンペア数

まずはPowerDeliveryやQuickCharge云々は置いておいて、とりあえずすっごく分かりやすくご説明しますね。

iPhone6Sくらいまでは5V-1A(5W)の純正USB充電器が付属していました。当時は市販のUSB充電器も同じく5V-1Aのものばかりでした。この頃の充電器やモバイルバッテリーを未だにお持ちの方が多いのではないでしょうか。

そもそもUSBの給電規格では、USB 2.0 : 2.5W (5V/0.5A)、USB 3.0 : 4.5W (5V/0.9A)となっていましたから、この程度だったんです。。

そして1A以上の電流アンペアで充電できる高速充電器・急速充電器が登場しました。そもそも古いiPhone6Sですら1.5Aくらいまでの給電に対応していたため、純正の1Aと比べて早く充電が完了するメリットがありました。

念のためですが、5V-1Aとは電圧が5ボルト、電流が1アンペアです。端末にもよりますけど、電圧(ボルト)はなかなか上げても対応しづらいですが、電流(アンペア)は上げることで早く充電時間を終えることが可能です。

そしてiPadの純正充電器は5V-2.1Aでした。画面が大きく消費電力も多いので充電もアンペア数が必要なんですね。

さらに最近のiPhone XS/XRに付属する純正充電器も5V-2.4A(12W)のものとなり、iPad Proにいたっては5V-3A・9V-2AのPD充電器(詳しくは後述)が標準となっています。より多くの電力を必要とするようになってきたのです。

iPhone XS/XRやiPad、ミドルクラス以上のAndroidスマホを従来の5V-1A対応充電器で充電しようとすると、「認識しない」「充電できず多少の補給にしかならない」「充電できるがすごく遅い」ということになります。パソコンのUSBポートで充電しようとしてもうまくいかないのは、パソコンがUSB 2.0 : 2.5W (5V/0.5A)、USB 3.0 : 4.5W (5V/0.9A)しか出力してないから、2.4Aには到底届かないため不足するためです。

ところが家電量販店やコンビニ、ドンキホーテなどでは普通に5V-1Aの充電器やモバイルバッテリーが売られています。買う前にパッケージをよく見ておかなければなりません。しつこいようですがもう一度言います。最近のiPhoneやAndroidスマホをお持ちの方は5V-1AのUSB充電器・モバイルバッテリーを買ってはいけません。

つまり端的に言うと、これからUSB充電器・モバイルバッテリーを購入するなら、1出力あたり5V-2.4A(12W)対応のものを買いましょうということです。あくまでMacbook Pro/Air/無印などのパソコンは置いといて、スマホ・タブレットしか使わない方限定の話ですが。例えばこういうやつです。今どき1ポートの充電器は意味がないので2ポートのやつです。

また多少古い端末をお使いの方でも、5V-2.4Aの充電器・モバイルバッテリーにつないだからといって壊れることはありません。端末側が高アンペアを受け付けないため可能な上限アンペアで充電してくれるからです。早い話、MacbookなどのPowerDelivery対応パソコンやiPad Proおよび一部のタブレットを除き、現行のiPhoneやAndroidスマホをお持ちの方は5V-2.4A(12W)を買っておけば間違いはない状態です。

次によくハマるのはUSBジャックが複数あるUSB充電器を購入する場合です。特にガジェット好きでなければ、iPhoneとiPad、またはAndroidスマホ・タブレットの2台を同時充電したいので、USBジャックが2つある充電器を購入するとします。

パッケージや商品説明をよく見ると「合計○A対応」などと書かれています。これ重要なので絶対見逃さないでください。

例えばiPhone XS/XRとiPadの計2台を同時充電したいとします。どちらも2A以上必要なのに、充電器が「合計3A対応」であった場合、単純な話、アンペアが不足します。なので「充電できず多少の補給にしかならない」「充電できるがすごく遅い」ということになります。

いやいや今どきそんな馬鹿げた充電器が売ってるの?って思うじゃないですか。めちゃめちゃ多いんですよ。

なのでUSBポートが2つある充電器なら4.8A(24W)以上、3つある充電器なら7.2A(36W)以上の出力に対応している充電器を買うべきです。例えばこういうやつです。

もっと言うと、充電ケーブル選びも大切です。せっかく2.4A対応のUSB充電器を使っていても質の悪いUSB充電ケーブルだと充分に通電せず充電時間が余計にかかることがあります。iPhone・スマホの充電が遅い原因のひとつです。この場合は2.4A対応・3A対応と書かれている充電ケーブルを選びましょう。例えばこういうやつです。

以上、細かい理屈は置いとくとして、電流と電圧が大事なんだなということはご理解頂けたと思います。お次は最近よく聞く充電方式PowerDeliveryやQuickChargeについて確認します。

給電規格QuickChargeについて

Quick Charge(クイックチャージ)とは、米国クアルコム社が開発したスマホ・タブレットを高速充電できる規格です。通常のUSB充電よりも数倍速くフル充電することが可能です。

通常のUSB充電では5V電圧を使用しますが、対応したモバイル端末に対してはより高電圧高電流で充電を行います。残念ながらiPhone・iPadなどのApple製品には対応していません。Snapdragonを搭載した主にAndroid端末に対応します。

Quick Charge 2.0は、5V/9V/12V/20Vの4段階(3A、2A、1.67A)、Quick Charge 3.0は200mV単位で変動で3.6V-20V(2.6A、4.6A)を使用します。Quick Charge 4.0は3.0に加えて後述するPowerDeliveryに対応します。

要するに端末のバッテリー具合に応じて賢く電流電圧をコントロールして早く充電できるようにしたものです。

特にQuick Charge 3.0以降は、端末のバッテリーの貯まり具合を感知しながら電圧を調整してくれるのでバッテリーにも優しい設計になっています。

Androidスマホ・タブレットを主にお使いの方は後述するPowerDeliveryよりも、Quick Charge 3.0の充電器のほうが高速充電できます。

ちなみにiPhoneX/8/8 Plus以降やiPad Proにある「高速充電」というのもあります。これはアップルによる規格のためアップル製品だけに対応している説もありますが、単純に5V-2Aを流せるからという方が有力です。

給電規格PowerDeliveryについて

USB Power Delivery(ユーエスビーパワーデリバリー)は最大100W(20V / 5A)という大電力を扱うことが出来ます。USB-PDとも略され、PD充電・PD給電などと称されることがあります。ここ1,2年以内に発売された一部のWindowsパソコンやMacbook Pro/Air/無印、iPhone・iPadなどのApple製品も対応しています。充電器というよりもACアダプターの方がしっくりきます。

USB-PDはUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)というUSB規格を推進する非営利団体によるものです。

USB-IFの取締役会はアップル、HP Inc.、インテル、マイクロソフト、ルネサスエレクトロニクス、STマイクロエレクトロニクス、そしてテキサス・インスツルメンツというそうそうたるメンツで構成されているため、事実上の業界基準となります。

USB-PDはUSB Type-Cポートに対応した給電規格の一つですが、USB Type-Cだからと言って必ずしもUSB-PDに対応しているわけではありません。USB 3.1 Type-C、USB 2.0 Type-Cの両方に対応しています。

例えばMacbook Airなどに対応した30W PD充電器・ACアダプターの場合は、5V-3A、9V-3A、15V-2A、20V-1.5Aの出力に対応しています。

ざっくり言えばQuick Chargeと似ていて、端末側が対応する電流電圧を検知して、最大の電流電圧を流すことで給電や高速な充電を可能とします。ただPowerDeliveryは高速充電が目的というよりも、従来のUSB給電規格を大きく超えて大電力を扱えることが主な趣旨と考えます。

USB-PDの面白いところは、対応したUSBハブを経由しても電力を供給できることにあります。例えば出力ポートがUSB Type-Cの一つしかないMacbook無印では、充電をしながら他のUSB機器をつなぐことができません。そのためUSB-PD対応のUSB Type-Cハブを使えば、ハブ経由で充電することが可能になります。例えばこういうやつです。

 

オススメのUSB充電器・USBケーブルのメーカーについて

これまで述べてきたアンペアやボルト、給電・充電方式を踏まえていれば、大手メーカー、例えばバッファローやアイオーデータ、エレコムなどのものでも問題ありません。ただし高い。めっちゃ高い。

なのでAmazonなどのネットでの購入が候補となりますが、個人的にはAnker(アンカー)の製品をオススメします。ガジェット好きの私としてはこれまで多くの充電器、ケーブル、バッテリーを購入してきましたが、耐久性、故障の少なさ、初期不良率、商品の質感、重量、過電流等の安全装置の充実、などなど総合的に見ると抜群だからです。

中国系の無名メーカーをみればAnkerよりも安い製品は沢山ありますが、なにしろ電気を扱う商品ですから、信頼性の高いメーカーのものを選びたいと思います。AUKEYやCheeroも個人的には高評価です。

 

まとめ

従来の5V-1A対応のUSB充電器が未だに広く販売されていますが、これから買うなら5V-2.4A対応のものを購入すべきというお話をさせて頂きました。

また、さらにPowerDeliveryやQuickChargeという規格があって、これからUSB-PD充電に対応したノートパソコンを購入するなら、PowerDelivery対応の充電器・ACアダプターを購入した方がよいことを説明させて頂きました。

PowerDeliveryとQuickChargeの充電速度の差や実際に充電した際のワット数などについては、USB電力チェッカーを購入したので今後追記していきたいと思います。

 

以上、最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

オニオン座のオススメ記事

1

この記事では、Amazonプライム会員になるメリットとデメリットを整理してご紹介します。配送料無料やAmazonビデオ、Amazonミュージックなどのサービスははたして会費に見合うものなのでしょうか。 …

2

2018年発売の新しいiPad Pro 11/12.9にはイヤホンジャックがありません。また従来のiPhoneやiPadで使われてきたライトニングケーブルのジャックではなくUSB TYPE-C端子に代 …

3

先日発表されたばかりのAmazonランキング大賞2018の中から、イヤホンの売上げランキングについてご紹介します。はたして、あなたがお持ちのイヤホンはランクインされているのでしょうか。 ネットショップ …

-ハードウェア, iPad-iPhone, スマートフォン

Copyright© パパママ世代応援ブログ:オニオン座 , 2019 All Rights Reserved.