東京観光の名所としてとても有名な浅草浅草寺の仲見世通りへ行ってきました。目的は下町の雰囲気を楽しみながらのグルメ食べ歩きです。ところが予想外のことが起きていました。
オニオン座の定番記事となる「都内のお出かけスポット」を紹介するこのコーナー。小学生の娘からのリクエストを聞いて、さてどこへ行こうかと考えるのがもはや定番になってきました。今回は「焼きたての煎餅が食べたい」とのことで浅草へ行くことにしました。
東京都内に住んでいると逆に東京観光をする機会がないもので、浅草へ遊び目的で行くのは多分10年ぶりくらいです。仕事では雷門近くのスーパー「オオゼキ」へ某システムの納品で行ったっきりです。
いつのまにか食べ歩きが禁止?浅草浅草寺の仲見世通りへ行ってきた(都内お出かけ)
浅草浅草寺の最寄り駅、銀座線「浅草駅」に到着しました。朝から何も食べていませんので、がっつりランチを食べることにします。せっかく浅草へ遊びに行くのですから、あからさまに観光客が食べるようなものを食べることにしました。
浅草で天ぷらランチ 天麩羅「葵丸進」(あおいまるしん)
嫁がネットで適当に探した天ぷら屋さん「葵丸進」です。並天丼や大穴子丼(限定数)は2,000円前後、上天丼は3,000円前後、定食は4,000円前後、子ども向けにお子様天丼セット(天丼・茶碗蒸し・ラムネ・プリン)が1,200円というプチ贅沢価格。
ぶんちょうは大穴子丼を注文。あなごさんがはみ出てます。
聞いた話では天ぷらには「銀座風」「浅草風」みたいなものがあるらしい。銀座風は衣をなるべく薄くして塩などをつけて素材そのものを味わうのに対し、浅草風は衣を厚めにして濃いめのツユで食べるらしい。まさにこの大穴子丼も浅草風ですな。
肝心のお味ですが、普通に美味しいです。揚げ油は多分何種類か混ぜているようで意外とあっさり。タレは甘めです。あなごがもう少し太っていたら文句ないのですがこんなもんかな。いずれも値段相応かな。ハズレはないと思います。
しかし40代になると、空きっ腹に天丼をかき込んで食べると結構腹一杯になります。一服してから浅草巡りを始めます。
浅草 浅草寺雷門(せんそうじ かみなりもん)をお散歩
浅草に来たら浅草寺雷門を見ないといけません。先ほどいったん素通りした雷門で記念撮影ぱしゃり。
雷門の提灯を真下から見ると、こんな凝った彫り物があるんですねえ。
すぐ近くの雷おこし屋さんでは、試食コーナーもあってありがたい。お土産で買って帰ることにしました。
仲見世通りです。外国人観光客でいっぱいです。
あいかわらず訳の分からないお土産グッズがたくさん売られています。ここは時間が止まっているようです。
大きなお友達に悲しいお知らせがあります。忍者スーツセットは大人用サイズが売り切れで、子供用しかありませんでした。繰り返します。忍者スーツセットは大人用サイズが売り切れです。
ビレッジバンガードやらマニアックなお店でジョークTシャツを3,000円とかで売ってますが、浅草に来れば980円で買えます。個人的にはめっちゃ欲しいけど我慢しました。
日本の甘味!「浅草きび団子あづま」
本日のお目当ての一つであり、個人的には最高に大好物。きび団子屋さん「あづま」です。浅草に来る度に買って食べ歩きをしてます。仲見世に入ってスグの左側にあります。
40年ほど前、実家の近所できび団子をバイク屋台で売っていることがあって死ぬほど好きだったのですが、アレと同じ昭和の素朴な味がします。
きれいめなお姉さんがその場できび団子をゆでて、きな粉をまぶしています。
「氷きびだんご」なる新メニューがありましたが、華麗に売り切れでした。残念。夏限定でしょうね。
ここで衝撃の事実。タイトルにも書きましたが、いつの間にか仲見世通りでの食べ歩きは禁止になっていました。
日本古来の風物詩ともいえる、お寺の出店での食べ歩きがダメになったなら、食べる場所はどこにあるのか戸惑いました。この「あづま」さんではイートインコーナーが新設されていて、ここで食べて行けと。なんだか浅草巡りの楽しみが少し減ってしまった気分。
しかし、あづまのきび団子を食べずには帰れません。気を取り直して注文します。きび団子1人前(5本入り)が350円、冷たくて甘い抹茶が110円でした。
きび団子を取り出すとこんな感じ。なんか以前より小さくなったような気がするのは私だけでしょうか。
お味は間違いなくウマい。本当にウマい。なんなら100本くらい食べれそう。冷たい抹茶も美味しかったです。
浅草巡りをする人は、絶対食べてほしい。
アツアツの手焼きせんべいをその場で食べられる!「浅草煎餅一番屋」
あれだけヘビーな天丼を食べたのですが、おいしいきび団子をいただいたらおなかがすいてきました。久々の東京観光なので、今度は浅草せんべいを食べたいと思います。
焼きたて浅草煎餅「一番屋」の場所は、きび団子「あづま」よりも奥に行って、手焼き煎餅「亀屋」の角を右に入るとあります。「一番屋」は白い状態の生煎餅をその場で焼いて食べさせてくれるお店です。
*正しくは「壱番屋」です。
*「亀屋」も手焼き煎餅のようですが、その場では焼いてませんでした。
素の薄焼き醤油煎餅は1枚50円から食べれます。オススメは「浅草のり」100円です。3人なので3枚注文。
手焼きの熱々なせんべいを1枚50円~100円ほどで食べることができるという贅沢。人ごとながら人件費と客単価の低さを心配しますが、長年経営しているのでそれなりに儲かっているのでしょう。
写真を撮る前に一口かじっちゃいましたが、焼きたての海苔せんべいはこんな感じ。醤油が香ばしくてメチャ美味しい。
浅草せんべいも同じく食べ歩きは禁止ですが、お店の周りに椅子が並んでますので座って食べます。娘も大満足!
日本一有名なお寺 浅草寺(せんそうじ)を観光してみる
仲見世グルメだけで帰るのもアレなので浅草寺でお参りしていきます。
浅草寺の敷地内からは浅草スカイツリーもよく見えます。
これが浅草寺の本堂です。意外と知られていない雑学ですが、この立派な屋根の瓦は、石や焼き物ではなく、チタン合金なのだそうです。軽くて丈夫で錆びないメリットだけでなく、軽量なことで建物への負担や、大地震が起きたとき揺れにくくするためなのだとか。でも、お高いんでしょ?
本堂に入る前に手水場(ちょうずば)で、手と口をお清めします。
一般的なほかの寺院と同様、こちらも本堂の中は撮影禁止なので写真はありませんが、天上まで立派に作られています。外国人観光客も楽しそうです。
ちなみに、賽銭箱に対してお賽銭を投げる人が多いようですが、本来はお賽銭箱にそっと置くように入れるのが正解です。だって人にお金渡すときに投げますか?ましてや相手は神様ですよ?ってことです。
本堂からの写真。とても東京都内とは思えないオリエンタルな雰囲気です。東京都民なら一度くらいは子供の頃に連れてきてもらったことのある人も多いでしょう。とはいえ大人になってからだとまた印象が違います。
娘がおみくじを引きたいというので私もやってみます。
ここのおみくじは完全セルフサービス。コイン投入口に100円を入れたらクジを引き、クジ番号の書かれた引き出しからお札を取ります。
詳しいおみくじのひき方はこちら。
英語もあります。 How to draw OMIKUJI.
浅草寺のおみくじは、凶が出たら結んで帰るのがしきたりらしい。凶なんて滅多に出ないのにねえ。きっと観光客がめちゃくちゃ来るので、全員が結んで帰られたらほどいて祈願したりする余裕がないのでしょう。
ぶんちょうが引いた番号は66。やな予感。
引き出しを見てみると、空っぽ。売り切れでしたっっw。またやな予感。
他にも同じ番号の引き出しがあったので取ってみました。
凶でした!
願望:叶いにくいでしょう。
病気:おぼつかないでしょう。
失物;出にくいでしょう。
待ち人:現れないでしょう。
新築・引越:悪いでしょう。
旅行:悪いでしょう。
結婚・付き合い:悪いでしょう。
まじかよふざけんな。無事フラグ回収です。本当にありがとうございました。
というわけで浅草寺に結んできました。厄落としできたかな。
まとめ
浅草ネタは、記事化しても有名な旅行サイトやガチなブログに勝てる気がしなかったのですが、家族旅行として楽しかったので、なんとなく書いてみました。
しかし浅草寺の仲見世通りで食べ歩きが禁止になったのは驚きです。おそらくここ数年の話だと思いますが、イートインスペースを確保できないお店は飲食物の提供を中止せざるを得なかったのではないでしょうか。
あと気付かなかっただけかもしれませんが、浅草寺周辺には喫煙所が全然ありません。愛煙家の方は携帯灰皿を持って行った方がよさそうです。
都内に住んでいると意外と行かないスポットですが、そんな時代の移り変わりも感じられるかもしれませんので、しばらく行ったことのない人はあらためて行ってみるといいかも。
アクセス地図(アクセス・公式サイトなど)
天麩羅「葵丸進」(あおいまるしん)
https://www.aoi-marushin.co.jp/top.html
浅草 きび団子「あづま」
https://aduma.tokyo/kibidango/
浅草 薄焼き手焼き煎餅「壱番屋」本店
https://www.senbei-yaketayo.com/contact/
浅草 浅草寺
以上、最後までご覧下さりありがとうございました。ほかにも都内のお出かけの記事を多数ご用意しています。ごゆっくりどうぞ。