PUBGモバイルで征服者になれたけどめっちゃ修行だったので、経緯とコツを書いていくよ

PUBGモバイルで征服者になった

PUBGモバイルで、シーズン中盤になってから「今シーズンこそは征服者になりたい」と心に決めて頑張り、結局征服者になれたのですがそれはそれは大変だったのです。

これから征服者を目指す人に向けて、どうやって征服者になれたのか、どのへんが大変だったか、どうしたらもっとよかったかなど、振り返りとコツを含めて書いていきます。

目次

PUBGモバイルで征服者になれたけどめっちゃ修行だったので、経緯とコツを書いていくよ

PUBGモバイルで征服者になれる基準と目的

UTCは世界標準時刻。日本は9時間をプラスした9時20分にエースランク以上かつ500位以上になっていれば征服者へランクアップする

UTCは世界標準時刻。日本は9時間をプラスした9時20分にエースランク以上かつ500位以上になっていれば征服者へランクアップする

この記事をご覧の方はご存じと思いますが、征服者になる方法を確認します。知っている方は次の章まで飛ばしてください。

PUBGモバイルではその活躍によって得られるレートポイントにより「ランク」があります。ブロンズ→シルバー→ゴールド→ダイヤモンド→クラウン→エース→エースマスター→エースドミネーター→征服者となります。これは約2ヶ月のシーズン期間内で稼いだレートポイントによってランクというか称号が決まります。

征服者として登録されるには、エース以上(たいていはドミネーター)であって、かつ、ある日の朝9時20分時点でサーバ内ランクが500位以上の人が晴れて「征服者」の称号を得ることができます

その基準は、ある日に一回だけクリアすれば征服者の「称号」はもらえますが、それだけでは征服者プレートはもらえません。征服者プレートを手に入れるには、征服者となった日に5回ファイトをする必要があります。この際、もしも負けてしまってポイント的に征服者の圏外に落ちてしまっても大丈夫です。ただし征服者となったその日のうちに(厳密には翌朝9時の判定までに)5回ファイトしていることが条件です。

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征服者になれる基準ポイントの調べ方は下記画像の通りで、「合計ポイント」が「征服者の最低ポイント」を上回らなければなりません。ただしサーバによっても、チーム人数(ソロ・デュオ・スクワッド)によっても、日によっても異なります。ポイントを貯めにくいソロやデュオの方が征服者になれる最低ポイントは低めとなります

PUBGモバイルのメイン画面の画面下に「○○シーズン」とあるところをタップし、ランクマーク(「プラチナⅠ」)をタップすると「征服者の最低ポイント」が表示される。これが現時点の征服者ボーダーラインとなる。

PUBGモバイルのメイン画面の画面下に「○○シーズン」とあるところをタップし、ランクマーク(「プラチナⅠ」)をタップすると「征服者の最低ポイント」が表示される。これが現時点の征服者ボーダーラインとなる。

ちなみに1つのシーズンで500位ではなく、シーズン期間中の毎朝の時点で500位以上であればいいというのがわかりにくいですよね。

逆に言うと、シーズンが始まったばかりでまだプレイヤーの皆さんがレートポイントをさほど上げてないときに、一気にレートポイントを上げると低いポイントで征服者になることができます。ただし、そう考える人は意外と多いのでシーズン始まりは敵が強いという現象が起きます。早期に征服者になりたいと考えているガチ勢が多いからです。

私は、普段からやっていた北米サーバのスクワッドにてエースドミネーターとなり、トントン拍子でポイントが貯まったある日に思いました。「この調子なら征服者を目指せるかも?」と思いました。こんなにハマったゲームはなかったので「一度ぐらいはテッペンを取ってみたい」という感じです。

最近はイベントにより1回だけ復活できるようになったのもあり、余裕で毎シーズンでエースドミネーターになっていましたが、征服者になったことが一度もなかったのです。そのとき、私の合計ポイントは5000くらいでした。

多趣味でブログも書いているし家族も仕事もある自分としては、ゲームに対してかけられる時間が限られているのですが「このまま毎回エースドミネーター止まりのままでは、自分的には中途半端。偉そうにブログでPUBGモバイルを語る資格がないのでは?」と常々思っていたわけです。そんなら頑張って1回でいいから征服者になってみたい、そう思っていた頃だったので「やるしかない。ここで頑張って、あとは気楽にエンジョイしよう」と決めました。

予想を遙かに越える厳しさが、ここから待っていました。

北米サーバでPUBGモバイルで征服者を挑戦するメリットとデメリット

レ上げ中にもかかわらず、新実装された自転車を終始乗り回し階段に突っ込んでスタックしてくれる愉快なクラメン。腹が立つどころか和んだ

私のレ上げ中にもかかわらず、新実装された自転車を終始乗り回し階段に突っ込んでスタックしてくれる愉快なクラメン。腹が立つどころか和んだ

征服者になるために、PUBGモバイルにあるサーバとは何かをおさらいします。

全世界でサービスを提供しているPUBGモバイルでは世界各国に「サーバ」があり、そこに集まる人たち、つまり敵達の特徴がそれぞれ異なります。本章では各サーバの特徴を簡単に解説します。

特に日本から距離が遠ければ遠いほど反応速度(PING)が落ちる傾向があります。ちなみにPINGに使われるmsはミリセカンドつまり1,000分の1秒のことです。

KRJPサーバ(参考PING:20~40ms)
KRJPサーバは韓国と日本にサーバがあると言われています。ゲーム大国の異次元的な強さの韓国勢と、ガチな日本勢が集うサーバです。プロ選手も多く見られるのでとにかく上手い敵が多い。ただし正攻法でファイトする傾向がある。またPINGが早め(低め)なので操作とキャラの動きに違和感なく戦えるのがメリット。

アジアサーバ(参考PING:40~60ms)
アジアサーバはシンガポールにサーバがあると言われています。文字通りアジア各国のプレイヤーが集います。ベトナム人やタイ人も強い人は強い。KRJPよりPINGは遅めですが大きな違和感はありません。チーター率が高く、チームワーク皆無な中国人が多くいる傾向があり、嫌になって私はやめました。今はどうか知らん。

北米サーバ(参考PING:80~120ms)
北米サーバはアメリカのオハイオ州にサーバがあるそうです。日本を含む全世界のプレイヤーが集います。上手い人と下手な人のギャップが激しく、BOTが多めに出現するのでキル数を稼ぎやすい傾向があります。デメリットはPINGは遅いこと。日本国内からだと80~120msくらいなので、遮蔽に隠れた後にダウンすることもあります。あと下手なりに隠れてファイトする「芋」が多く、上級者でも苦戦することがあります。

中東サーバ(参考PING:120~160ms)
中東サーバの位置は知りません。以前に1,2回プレイしましたがPINGがヒドすぎてすぐにやめたため記憶にありません。BOTが北米より多かったような気がします。

南米サーバ(参考PING:200ms~)
南米サーバの場所は知りません。1回プレイして途中で止めました。だってPINGがヤバすぎる。

基本、私は真剣なエンジョイ勢なので北米サーバに行き着きました。ラグの酷さには泣かされましたが、敵が日本人なら条件は一緒。どういうわけか日本人は強い人が多いので、日本人に勝てればまあよかったのです。

北米サーバのように、弱い人やBOTが多いと言うことはポイントを稼ぎやすいということにもなるので、エースになりやすいというメリットはありますが、それは裏を返せば北米サーバ内での猛者はポイントを大量獲得していることでもあります。そのため上位500位に入るためのポイントレート基準もKRJPやアジアと比べて北米サーバは高いと言えます。状況にもよりますが北米はKRJPのスクワッドより1000ポイントくらい、征服者になれるボーダーポイントが高いわけです。

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凡人がPUBGモバイルで征服者を目指すのは「修行」だった

征服者が近いと、ゼロキル2位で得られるレートポイントは+0という渋い状況になる

征服者が近いと、ゼロキル2位で得られるレートポイントは+0という渋い状況になる

ここからが本題。先に言ってしまうと、本当にPUBGモバイルが上手い人は、どのサーバでも少し時間をかければ征服者になれます。むしろ「征服者は通過点」「征服者なんか取っても意味が無い」くらいに考えている人さえいます。それは本当に上手い人のプレイを見れば納得できます。ルームとかクルチャレとかでそれなり勝てるレベルの人ですかね。

しかし私のようなスマホゲーム凡人、それも中年のオッサンが征服者を目指すとなると、並大抵の努力では取ることが出来ません。エースドミネーターに余裕でなれる私ですらです。何がそんなに大変なのか難しいのかを語ります。

まず前提として、大昔のPUBGモバイルでは、アンチ外ムーブや芋りでゼロキルを繰り返しても時間さえかければ征服者になれましたが、今は違います。後編で詳しく書いてますが、ある程度ファイトしてキルを取らなければなりません。

そもそも、エイムを含む反応速度や正確な操作が難しいスマホゲーム凡人としては、直接ファイトで撃ち勝てないことが多いわけです。PUBGモバイルを含むFPSゲームは「反射ゲー」なので真っ向勝負したら若者に勝てるはずがありません。反射神経とエイムが最高で、かつリーン有りの屈伸レレレ打ちができるキャラコンの相手には普通勝てません。

とはいえ、逃げて隠れてドン勝ちしてもレートは上がりません。後述のとおり、最終局面では2キル以上しないとプラスにならなかったりします。

ではどうするかというと「敵の動きを予想して行動する、裏をかく」「索敵を重視してチーム内の情報共有をなるべく正確に詳しく行う」「アタッカーの方にエイムを合わせてカバーする」「チームにカバーしてもらえる場所にいる」「チームに迷惑をかけないよう被弾を避け、チームの仲間がダウンしたら起こせる位置に行く」などでチーム全体が活躍できるようにしています。他力本願ではなくチームが強ければ勝てるのがPUBGモバイルの面白さでもあると感じているからです。

元をただせば、自分自体はプレイヤーとして強くないのです。猛者揃いのクラン内でやったTDMで「カバーが鬼上手い」と褒められたはありますが、悪い言い方をすれば前衛を肉壁にしているだけですから。それでも初心者よりは強いつもりですが、この「ファイトの弱さ」が征服者になるためのレート上げに影響を及ぼします。

なぜなら、いくら接敵しないように立ち回っても、接敵したら自分自身の能力で勝たなければならないからです。

PUBGモバイルでのレート上げにオススメしたい武器セット

PUBGモバイルでのレート上げの立ち回りは、基本的に接敵しないようにムーブして、もしも接敵したら確実に勝つか逃げ切ること、と思います。ただしアンチに入るためにどうしても積極的にファイトしなければならないときもあります。

マップにもよりますが、PUBGモバイルでのレート上げで持っておきたい武器は、近距離~中距離に重視した方がいいと思います。SRで敵の頭を抜きたい気持ちは抑えましょう。

私がオススメする武器セットの組み合わせは「M416+MicroUzi」「M416+UMP」あたりです。

M416は弾速も連射性能も高く、比較的ブレも少ないし威力もそれなり強いので万能武器として皆さんが使っていると思います。近距離から中遠距離まで使えます。

一方でSMGは連射性能が高いのですが、弾速が遅いので基本的に近距離戦向きです。しかしブレが少なく腰打ちに使えるのが最大のメリットです。ADSするヒマのない超近距離戦ではグローザに勝てることすらあります。

さらに混戦したときに有利なようにSMGにはサプレッサーを付けることをオススメします。「PUBGモバイルは音ゲー」と言われる通り、敵はなかば無意識に銃声方面を正確に撃ち返してきます。これを難しくできるのと、どうしても芋らなければならないときに便利です。特にリビックではクルマでヤンキーしてくるプレイヤーが少ないので、弾切れの早いSMGでも各個撃破できればいいのです。

SMGの代わりにベネリやDBSなどショットガンを使っても良いのですが、北米サーバのようにラグが発生しやすい状況だと当たりづらいので、ソロかデュオで芋りに徹するとき以外はオススメしません。猛者なら使いこなせるのでしょうけど私は無理でした。

レート上げの本当の厳しさ

この頃、エランゲルで4~5キルのドン勝でも得られるレートポイントは+12~15。雑魚死すればマイナス40とか

この頃、エランゲルで4~5キルのドン勝でも得られるレートポイントは+12~15。雑魚死すればマイナス40とか

途中で征服者になるのを諦める方が大勢いる理由はここです。エースドミネーター以降くらいからレートポイントの上がり方が非常ににぶくなります。さらにキルをしないともらえるレートポイントが極端に減ります

例えばエランゲルだと、30分近くかけて2~3キルドン勝をしてもプラス8ポイントくらいです。この場合、ドン勝できずチームランク3位などになるとプラス2とか。ベスト10入りして2キルくらいだと下手すればマイナスベスト20くらいならマイナス10ベスト30くらいならマイナス20。それ以下ならマイナス30~40以上となります。

頑張って数ポイントしか得られないのに、ちょっと早めにやられるとマイナス20~30とかになります。マイナス20を取り返すには2~3回ドン勝しなければならないわけです。つまり頑張った2時間がドブに捨てられるわけです。

もうね、時間を溶かしている背徳感が半端ないわけです。私もサラリーマンなので可処分時間は限られています。やりたいことやらなきゃいけないことを差し置いて集中しないと、とても私のような凡人には征服者は狙えないことも分かってます。でも、その溶かした2時間があれば何ができたかな、いや2時間で取り返せるかな、と悩むわけです。

自分のあの動きがダメだった、やっぱり武器や投げ物の組み合わせ、撃つタイミングはこうだった、なんならチーム内の誰かをこうサポートすればこうだった、エイムやばすぎだけど練習時間もレート上げした方がいい?てかオレ運悪すぎじゃね?と反省と後悔が頭の中がいっぱいになるわけです。私は基本的に人のせいにしない性格のため、自分を責めます。

しかしながら一度決めたことはやり遂げたい。最初のうちはクランの人たちに「征服者になれたらなる。今回頑張ればイケるかも」と言っていたのですが、自分を追い込むために「今シーズン、征服者になります」と断言してみます。たかがゲームなのに真剣すぎる自分が滑稽ですが仕方ありません。

するとクランの隊長と副隊長をはじめとした仲間が一緒にレート上げを手伝ってくれる、と言ってくれました。とはいえ皆、それぞれの生活もあるんだから気持ちだけもらっておこう、そう思いました。ところが本当にスゲえ手伝ってくれる

目立ってはいけないレ上げ中に、全員赤いスキンで暴れようとしている時点で頭がおかしい

目立ってはいけないレ上げ中に、全員赤いスキンで暴れようとしている時点で頭がおかしい

ちなみに、うちのクランの隊長はプロゲーマーを3人抜きしたり、6スコ付けたベリルで暴れまくるレベルの猛者。副隊長は隊長の指導を得ていて普通に猛者。ほかのクラメンも猛者だらけで、明らかに自分より強い人ばかり。

そんな皆が夜遅くまで一緒にプレイしてくれました。「大丈夫、レート上げしてないから」「(オレ)さんだけ助けて」「(オレ)さん確殺入れたやつは許さない」と言ってカバーしてくれたり、先行して敵を壊滅させるなどの行動してくれました。

私からはそんな仲間に対して感謝の気持ちと言葉しか渡ません。彼らは私の子供であってもおかしくない年代の若者達。こんな奴らと出会えたことが本当に嬉しい。

レートが5000半ばになった頃にはリスクの低いリビックだけを回すようになりました。エランゲルではマイナスポイントが致命的になってくるから、ローリスクローリターンのリビックが安定です。ゼロキルドン勝でプラス2~34キルドン勝でもプラス4~68キルドン勝でもプラス6~10と渋いながらもマイナスも小さいためコツコツとレート上げを進めました。

同じくリビックでも得られるレートポイントはかなり渋くなるが、マイナス幅も小さいのでメンタルダメージはわずかに軽減される

同じくリビックでも得られるレートポイントはかなり渋くなるが、マイナス幅も小さいのでメンタルダメージはわずかに軽減される

しかし時には化け物級の猛者、あるいはチーター紛いな敵に早々に全滅させられることもありました。そうするとマイナス22とか平気で喰らいます。えっと、このマイナス22を帳消しにするには4回以上ドン勝しないといけないよね。それには仮に全部ドン勝で1時間かかるよね・・・

ふたたび時間を溶かした罪悪感と、仲間に迷惑をかけている感、自分の弱さ感が押し寄せます。それもエグいくらい。仕事では約1000人を前に一人で演説したことだってありますがそれよりも緊張です。

この頃は特にですが、自分の戦い方や立ち回りが全然分からなくなりました。ただでさえラグの多い北米では被弾を避けるためにファイトや情報収集が消極的になる。仲間は猛者揃いですが私がいなければ火力と射線が減り、やられやすくなる。あわてて駆け込むと抜かれる。仲間が決死で助けてくれるがその仲間もやられる。もう、どうやったらいいのか本当に分からない。PUBGモバイルがつまらない、辛い、となりました

そんなときも「まー大丈夫。取り返せますよ」「頑張りましょ」と私以上に前向きになって励ましてくれる仲間。そんなとき「ありがとう」しか返せない自分を責めますが、ここで諦めたら全てが無駄になる、と自分に発破をかけました。

ポイントが6000くらいになった頃、征服者のボーダーが徐々に上がっていることを実感しましたシーズン後半になればなるほどポイントを持ったプレイヤーが増えるためです。でもボーダーが上がるペースよりも自分のポイントが上がる方が早いことから、まだまだイケると信じました。

しかしボーダーに近づけば近づくほど、マイナスを喰らったときのメンタルダメージが大きくなります。今日もう1回行こう、と言ってマイナスを喰らったときも、あのとき止めておけばよかったと後悔します。

いよいよ征服者のボーダーを超えたが、修行の本番はここからだった!!!

北米サーバで500位を切ったがまだまだ安心できない

北米サーバで500位を切ったがまだまだ安心できない

シーズン残り数日しかないある日、征服者のボーダーが6653、自分のポイントが6659で北米サーバ第488位になりました。ついに第500位を越えました。やったぜい?しかし安心は全く出来ません。

征服者のボーダーである「征服者の最低ポイント」は直前日朝9時20分時点での最低ポイントを意味します。つまり次の朝になったらさらにボーダーは必ず上がっているのです。実際に、「現在の順位表示」は概ねリアルタイムであり、断続的に観測していると自分の順位がひとつふたつと下がっているのが確認できます。

だから次の朝9時20分時点までに自分の順位がいくらか落ちても確実に500位以上になるよう、少しでも順位を上げておかなければなりません

毎日この画面を見ていると、1日にボーダーのポイントが10前後上がっていきます。その程度なら安全圏は予想しやすいように思えますが、シーズン終わり間近だったので、そのボーダーが上がるペースが突出する可能性が否めません「大丈夫だと思っていたら実は駆け込みが多くて圏外になり、征服者にギリギリなれませんでした」はどうしても避けたい。自分と仲間のためにも。

クラン隊長曰く「400位前半、できれば300位台まで持って行かないと安心して寝られないでしょう」とのこと。確かにそう。以前、時期も状況も違いましたが副隊長がKRJPで征服者を取ったときは300位台にしたとのこと。

ここまで具体的に自分の順位が征服者ボーダー圏内に入ったことを見てしまうと、今まで以上に緊張感が高まります。「ここで雑魚死したら、上げるどころかボーダー圏外に落ちてしまう」「でも少しでもボーダーから上に上げたい」「でも正確な目標(ここまで上げておけば大丈夫)が誰にも分からない」と心臓がバクバクで手が震えます。できることなら逃げたい。本当にめまいの一歩手前状態です。吐きそうです。

しかし世の中甘くない。440位くらいのところでマイナス22を喰らい、480位くらいまで落ちました。明らかに危険域です。あのとき止めていれば。でも実質残り2日しかありません。目の前がくらくらになりながら続けます。クランの皆も超本気モードですが夜深くなって眠そうです。でも頑張ります。

2時間ほど続けて5回ほどドン勝し、439位まで戻しました。ボーダーよりも30ポイント上回っているから、よほどのことがなければ500位圏内に入れるだろうけど、やや心配、というところ。しかし自分も仲間もメンタル限界。あまりの申し訳なさと次に大きなマイナスを喰らったら立ち直れない気持ちが入り交じり、私から「たぶん大丈夫だから止めましょう。ありがとう」と終わりました。それが夜の2時くらいかな。

最終的に運命を委ねて当日のプレイを終了したのは第439位の時点

最終的に運命を委ねて当日のプレイを終了したのは第439位の時点

そこで驚いたのが、クランの隊長と副隊長が「もし朝7時くらいになって490位とかだったらヤバいから連絡してくださいね。少しでも上げよう」と言ってくれました。なんてこいつら良い人たちなんだ、、、と思いつつ、ありがたくそうすることにしました。

興奮冷めぬまま私が布団に入ったのが夜3時頃。もしダメだったらどうしよう、ここまでやってきて。不安で寝付けませんが数日の睡眠不足でウトウトします。でも潜在的に気になっているのか2時間おきに目が覚めて枕元に置いたiPadで自分の順位を確認します

2時頃に439位だったのが朝5時頃には442位まで少し落ちています。まだ駆け込みがなければ大丈夫だろうと寝ては起き。朝7時半くらいには444位。縁起でも無い数字だけどまだ大丈夫。クラン副隊長に「たぶん大丈夫」と順位も告げてもう一度寝ます。

そして9時半頃、あらためて順位を確認。

やった。終わった・・・。結果は449位でした。「征服者」と表示されてます

結果、第449位にすべり込み、C2S5征服者になれました!

結果、第449位にすべり込み、C2S5征服者になれました!

力が抜けたのは間違いないのですが実感もありません。ああ、たかがゲームだけど、オレ、やりきったんだなと放心。

すぐ仕事に入ってしまって誰にも御礼も言えてなかったのですが、徐々に事実が受け止められるようになってきて300回ほど心のなかでガッツポーズ。

仕事が一段落したときに世話になった皆へ報告しようとTwitterを見たら、すでにクランの公式アカウントがお祝いツイートをしてくれてました。こんなに私に気をかけてくれてありがとう。そしてクランの仲間たちだけでなく、フレンドさんからもたくさんのいいねやコメントを頂きました。

まとめ

PUBGモバイルで、立ち回りとカバーしか能が無いオッサンの私が皆のおかげで征服者になれました、というお話でした。

書いているうちに涙がこみ上げてきましたが…、まとめます。

感情論抜きで補足含めてリストアップさせて頂くと、PUBGモバイルで征服者になるためのコツは次の通りでした。

・凡人が征服者になるには並大抵の努力ではなれず、仲間の協力が不可欠である。
・サーバ選びは大切だが、特に凡人の努力型は北米サーバがよさそう。
・クラウンまではレート保護カードが使えるのでエランゲルでもいいが、エース以降はマイナスリスクの少ないリビックがオススメ。
・エースドミネーター以上にもなると得られるポイントが渋いので、少しでもキルを取った方がいい。
・BOTをキルしてもポイントはほぼ上がらないが、早めに負けてしまったときのマイナスが少ない(ような気がする)。
・征服者を狙うなら早めにレート上げした方がボーダーが低い。ただし同じように考えている猛者はたくさんいるので簡単ではない。特にシーズン始まりは猛者がさっさと征服者を取ろうとして毎シーズンともエグい。
・征服者の最低ポイントと順位は常に確認できるが日々ボーダーは上がるので、その上がり方もチェックすべき。その上昇ペースから推測してより高ポイントを取っておくべき。

あと聞いた話を付け加えると
・レート上げしてくれる仲間がいるなら北米デュオがオススメ。理由はスクワッドよりボーダーが低いから。ただしマッチングが遅かったり、野良だとヤバい人が多かったりするのは注意。

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これまで正直、「こんな私よりも弱いかもな人が、なぜ征服者をとれてるの?」と感じたことは幾度となくありましたが、それならそれで壮絶な経験をされてきた尊敬すべき先輩なのだと、今なら納得できる自分がいます。

以前は芋ってアンチ外ムーブしていれば征服者になれた時期もありましたが、今は一定以上キルを取らないと実質無理なように変更されました。とはいえ、いずれにしても相当な覚悟と努力、時間、そして仲間の協力があってこそだと思います。

もう二度と征服者になろうなんて思いませんが、もしクランやフレンドで目指す人がいたら手伝うことでご恩を返したいと思います。

ちなみに最も私のレート上げを手伝ってくれたクラン隊長は、狙ってもいないのに一緒にやっていただけで征服者になりました。まあそんなもんだよね。リビックで毎回10キル前後やってたので。

で、征服者の称号を得た後日談となりますが、PUBGモバイルは二度とやらない、とならず、むしろ伸び伸びできてやっぱ楽しいゲームやで、という気分です。エペモバも少しやり始めましたが、不自由を含めたリアル感はPUBGモバイルの方が上かな。

最後に、当ブログのPUBGモバイル関連記事をご紹介します。きっとお役に立てる情報があるはずです。

 

以上、ブログ オニオン座が「PUBGモバイルで征服者になれたけどめっちゃ修行だったので、経緯とコツを書いていくよ」をお届けしました。最後までご覧下さりありがとうございます。

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