この記事では、東北最大の動物園「東北サファリパーク」への行き方や園内の回り方、料金や混雑状況などをご紹介します。
またまた福島県へ遊びに行くこととなりました。動物が好きなうちの娘が楽しめそうなところはないか調べてみて、今さらながら東北サファリパークがいいんじゃないかとなりました。
なんと福島出身の嫁と義母は東北サファリパークへ行ったことがないと言うんです。地元民も行ったことがないってなぜなのか?ともあれ東北地方に動物園は数多くありますが、本格的なサファリパークというとここしかありません。はたして子どもも大人も楽しめるのでしょうか。
【動画あり】東北最大級!福島県二本松の動物園「東北サファリパーク」へ行ってきた
東北サファリパークへ到着
東北サファリパークは福島市中心部から1時間くらいクルマで走った二本松市内、県道354号線沿いにありました。高速道路からのアクセスは東北自動車道二本松ICより塩沢スキー場方面に向かって15分ほどの距離となります。
しかし、入場ゲートに来てみたものの駐車場はガラ空きです。すごく閑散としています。
正面には「ドリフトまつり」との文字があり、走り屋さんの車だけが入っていきます。「やばい今日はカーイベントかなんかでサファリパークは休みなんじゃないか?」と、やっちまった感。よくみると受付に人がいます。
お話を聞くと普通に営業しているとのこと。気を取り直して料金を支払います。
東北サファリパークの気になる入場料は、大人2,600円・子供(3歳以上小学生以下)1,600円・シニア(65歳以上で身分証を持っている人)1,800円でした。また放し飼いエリアへはサファリパークの車を借りることとしたため、GPS式音声ガイド500円と代車(サファリカーのレンタル)料金1,500円、草食動物用のエサ1,000円x2を支払いました。4人とはいえ、なんだかんだで1万円を軽くオーバー。そんだけ楽しめるんかなぁ。
ちなみに、これらの支払いにはクレジットカードも使えますが、VISAとMASTERの2ブランドのみとのことです。JCBやアメックスなどは使えません。
なぜ代車を借りる前提だったのかは、おって読んで頂ければお分かりいただけると思います。
ちなみに、放し飼いエリアへは自分で運転する代車ではなく、園内バスで入場することもできます。大人600円、子供400円です。園内バスからでも動物へ餌をあげることができますが、迫力をより感じられるよう代車を使うこととしました。
レンタルしたサファリカーに設置されているGPS式音声ガイドはこれです。各エリアに入るだけで自動音声でガイドしてくれます。
代車を借りるためのカード。
草食動物用のエサです。中にはビスケットと草を固めたようなペットフードが入っています。
代車乗り場まで園内を少し走ります。
レンタルするサファリカーは絶対これですな。あきらかにサファリパーク仕様の車が並んでいます。いくら公道を走らないって言ったってボロボロなんだぜ?ちゃんと整備してんのかよ?
スタッフのおじさん曰く、動物がガツンガツンやってくるのですぐ傷だらけになっちゃうそうです。まさかね。
サイドミラーなんかは象さんがボキボキ折っちゃうので、せっかく付けたところで三日もたないそうです。またまたオッサン大げさなんじゃないの?と疑っていたマイハートは30分後には真実を知ることとなるのです。
スタッフのおじさんから注意事項を教えてもらいました。
★肉食動物エリアでは絶対に窓を開けないこと。ましてや車外には絶対に出ないこと。
★肉食動物エリアでは停車しないこと。タイヤをかじられてしまうので。走れなくなったらクラクションを鳴らし続ければスタッフが来てくれるとのこと。
★草食動物エリアでは窓を10センチ以上開けないこと。動物が乗り込んでくるので。
動物さんたち、意外とバイオレンスなんだぜ?注意事項を聞くだけで震える娘。
動物が放し飼いのサファリゾーンへ突入
そんなわけで東北サファリパークから借りたクルマに乗って、肉食動物の放し飼いエリアの入場ゲートへ来ました。
さっそくライオンさんの登場。オリの中のライオンを見るというのではなく、ライオンの居場所へ入っていくスリル感。
うわ。めちゃ近い。でもよく見ると可愛いの。肉球さわりたい。
とか私は言ってますが、娘と嫁はキャーキャー楽しそうに怖がってます。
旅の思い出にプチトラブルを起こしてやろうと、サファリカーのタイヤを甘噛みしてもらうためにライオンさんへ近づきますが「なにすんのやめて!」と娘から罵声を浴びてみます。
こうしてみると園内乗り合いバスでなく、代車と呼ばれるレンタルサファリカーを使った方が自分たちのペースで進むことができるので満喫できます。もちろん順路は決まっていますが、広いので後ろの車を先に行かせることもできます。小さなお子さんがいるご家庭ものんびりできるのでオススメです。
この座り方かわいい。ライオンってやっぱりネコ科なんですね。ここ、肉食動物はライオンしかいないんですね。
順路に沿って車を走らせていくと草食動物エリアへ入りました。まあ所詮は草食動物でしょチョロいんじゃね?と思ったのもつかの間、前で走っている車には動物がわんさか寄っています。
うちらの車に気づいたようで、鹿やらアルパカやらがワラワラ寄ってきます。バイオハザードとかウォーキングデッドのようにゆっくり襲ってきます。
アルパカ「こんちわ。なんかくれ」
彼らは人間がエサをくれることを分かっているようで、草食動物とは思えないほど積極的です。
窓を開けすぎると動物さんが顔を入れてきます。まさに肉食系草食動物。
もう窓がベトベト。草食動物でもエサと間違って噛まれると結構痛いので気をつけましょう。
まさに野獣と言わんばかりの動物たちを是非動画で観て頂きたい。Youtubeにアップした動画をどうぞ。
象さんにもエサをあげます。迫力あったのでこちらも動画でご紹介。
水牛さんもいらっしゃいます。こんなのに全力で来られたら軽く死ねる。
羊さん、クルマのガラスをガンガンアタックしてきます。
しばらく草食動物ゾーンが続きます。途中で中間ゲートがあり、草食動物のエサを追加購入することができます。
よく見ていると一般車両にはあまり動物さんたちは絡んできません。おそらくサファリパークがレンタルしているクルマにしか動物さんたちは積極的にしないよう教育されているのかとはは思いますが、ガシガシガンガンクルマを叩いて来ます。
動物たちのヨダレと足跡でついた汚れを落とすためでしょうか、園内にはコイン洗車場が完備されています。
東北サファリパーク内のレストランでランチタイム
放し飼いエリアで楽しんだ後はお食事です。東北サファリパークの中央にあるレストラン「サファリレストラン」へ行ってきました。ちなみに敷地内には飲食施設はここしかありません。
レストランの店内は昭和チックな感じ。
レジで食券を購入します。クレジットカードは使えません。電子マネーなにそれおいしいのという状態。昭和ですから現金主義です。
メニューと料金表はこんな感じ。醤油ラーメンが870円のような感じになるので食事代は高く付きます。まあ観光地価格ですな。バーベキューセットも食べることができますが普通にカレーとかにしました。ちなみにお子様ランチはありませんが、子供用の食器は無料で利用できます。
サファリレストランの奥にはお土産ショップがありました。写真取り忘れましたが、特にこれといって面白いものはありませんでした。動物のぬいぐるみが多かったです。
アシカショー
まさかサファリパークで海の動物であるアシカのショーが見れるとは思いませんで強いた。サル劇場n隣接するアシカショー広場で何かやっているとのことなので見に行きました。
アシカショーの開催時間は、11時・13時・14時半・16時でした。各アトラクション開演時刻の一覧表を貼っておきますね。
アシカのトクが器用にお姉さんとやりとりしてます。なんかアシカショーの王道的な感じ。普通に面白い。
鴨川シーワールドや八景島シーパラダイスあたりと比べてしまうと非常にコンパクトですが、アシカとの距離が近くてなんというかアットホームな雰囲気のアシカショーでした。
アザラシ・ペンギン館
またもや海の動物が展示されているということで、お隣のアザラシ・ペンギン館へ行きました。めっちゃ狭いですが、旭山動物園とかにありそうなパイプ型の水槽をアザラシさんが行ったり来たりしているのを見ることができました。
上の階にペンギンがいるってんで、スロープを上って二階へ行ってみます。
うわー、笑うくらい狭い。でも近くで見れるのはいいです。
時間が合えば「ペンギンのお散歩&レクチャータイム」を見ることができます。
すると、ペンギンを持ったスタッフのお姉さんがスタスタと出口の方へ歩いて行くので、ついて行きました。
なんと、ペンギンをなでなでしてもいいプチイベント発生。子どもも大人も大喜びです。サンシャイン水族館なんかでこんなことやったら長蛇の列を作るでしょうけど、東北サファリパークなら並ばずに楽しめる。
東北サル劇場
ようやく東北サル劇場が始まる時間となりました。まずは小さなお猿さん「アキちゃん」とお姉さんのショーです。このお猿さんはフサオマキザルという種類で、身体障害者の生活を手助けする介助猿にも用いられるほど器用で賢いとのこと。
このフサオマキザルはちょっと有名らしく、自動販売機にコインを入れてジュースを買って飲むこともできる賢さ。
ステージ上に蒔かれたペットボトルや紙ゴミなどを分別してゴミ箱に入れるなどの芸をおこなっていました。たまに間違ってましたけど、まあこれもご愛敬。
お次はニホンザルとお兄さんの登場です。先ほどの小さなお猿さんとは異なり、ダイナミックな動きとベタな笑いのある猿回しの王道。
てかこの昭和風の雰囲気にだんだん慣れてきた。大昔の鬼怒川温泉とかリニューアル前の常磐ハワイアンセンターのようで、オッサンとしては落ち着くことに気付きました。
大型の竹馬を乗りこなしたり、離れた段差を大ジャンプしたり。サルの跳躍力って実際に見るとすごい。ここまで大事な猿回しは生まれて初めて見ました。
次郎丸ポーズだってできます。これを見てウォークマンを聴きながらうっとりするお猿さんのCMを思い出した方は、40歳以上ということになろうかと。
フラミンゴショー
東北サル劇場が終わるとすぐ、フラミンゴショーが始まるとのことで誘導されました。場末のキャバクラのようなレトロな看板に心躍ります。ふと、フラミンゴショーって実際に見たことがないなぁと期待。
フラミンゴの群れがステージとなる庭園の奥から出てきました。
フラミンゴは群れで生活するのですが、その習性を利用したものです。スタッフのお姉さんが誘導(追い立て?)すると、きれいに複数の群れに分かれて動き回ります。どうやって調教したのでしょうか。
フラミンゴショーの見どころは、フラミンゴの群れがステージ庭園から客席側へ一斉にダッシュする姿。鮮やかな赤い羽根のジュータンが波のように押し寄せてくる感じで美しいです。写真ではなかなか伝わりませんね。
ピンク色の花に見立てたフラミンゴたちが羽を羽ばたかせながら走る姿は綺麗でした。特に義母が感動していた模様。
「ゾウの森」で象さんに乗ってみた
別料金にはなりますが、象さんの背中に乗ることができるとのことでやってきました。東北サファリパークの名物のひとつ「ゾウの森 ゾウさんライド」です。
近くの受付でお金を払います。象さんに乗った後、あげることが出来るエサも販売しています。
料金は一回につき1組3名までで2,000円なり。象さんの乗り方や注意事項もこちらに書かれています。
象さんは、象使いと一緒にラオスからはるばる来たそうです。
今日は混雑しておらず、すぐ体験することができました。実際に乗った皆に聞いてみたところ、象さんに乗り込むときが一番怖かったらしい。
象さんに乗ってゆっくりゆっくりコースを一周します。10分くらいかな。乗り場近くの撮影ポイントでは止まってくれて、象さんも鼻をあげてポーズしますので写真を撮りまくって下さい。
象さんから降りたら、また象さんと記念撮影。長い鼻をなでなでさせてもらましたが、皮膚がすごい硬くて乾燥肌でした。ちなみに、ゾウの森のチケット売り場でエサを買うと、このタイミングでゾウさんにエサをあげることができます。
立ち上がるレッサーパンダにも会える東北サファリパーク
ゾウ乗り場の近くではレッサーパンダがいます。人に慣れているようで、私たちがゲージに近づいたら寄ってきてくれました。
風太くんでしたっけ?このレッサーパンダも立ち上がってくれます。可愛い。
参加費100円かかりますが、先着10組でレッサーパンダにエサをあげることができます。
東北サファリパークの名物、ホワイトライオン
レッサーパンダのすぐ近くには、東北サファリパークの名物ともいえるホワイトライオンの檻がいくつか並んでいます。
ホワイトライオンは色素異常のアルピノってやつだと思いますが、繁殖に成功して全部で20頭も飼育しているらしい。
おまけ:ドリフトの聖地「エビスサーキット」
帰りがてら、走り屋さんが足繁く通っているエビスサーキットをちょっとだけ覗いてみました。私たちが行ったのはたぶんスクールコースだと思います。
ドリフトであがる白煙とタイヤが擦れる轟音に包まれたコース。写真じゃ伝わらないですが楽しそうです。
まとめ
今回はゴールデンウィークに行ったのですが、全く混雑しておらず快適に遊ぶことが出来ました。初めて来たという福島出身の嫁と義母も予想以上に楽しめたと喜んでいました。また昼頃に入園しましたが、全然時間が足りませんでした。ほかにも「ふれあい広場」「動く恐竜館」「世界のハ虫類館」があるのですが閉園時間となってしまいました。また次回来たときに行ってみたいと思います。
お出かけデータ
営業時間など
営業日:年中無休
営業時間:午前8時~午後5時(冬期間は午前8時30分~午後4時)【土日祝】/午前8時30分~午後5時(冬期間は午前8時30分~午後4時)【平日】
アクセス地図
〒964-0088 福島県二本松市沢松倉1番地
クルマ:東北自動車道 二本松インターチェンジより約15分
電車・バス:二本松駅よりバスで約20分
公式サイト
https://www.tohoku-safaripark.co.jp/
以上、最後までご覧下さりありがとうございました。ほかにもお出かけ記事をたくさんご用意していますのでどうぞごゆっくり。