ライブビデオを高音質で楽しみたい!YAMAHA AVアンプRX-V781を買ったレビュー話

どうも。最近、暇さえあればヨドバシカメラ本店のシアタールームコーナーに入り浸ってた私、ぶんちょうです。今回はオーディオのお話です。

実は個人的に色々とありまして、うまくいったら自分へのご褒美としてAVアンプとサラウンドスピーカーを買い、aikoのライブブルーレイを鑑賞したいなあと思っていました。

目次

aikoのライブビデオを素敵に見たくて、YAMAHAのAVアンプRX-V781を買ったレビュー話

YAMAHA RX-V781を購入した経緯

んでもって、おかげさまで諸々うまくいったところで嫁に相談しました。「しょうがねえなあダメだって言っても買うんでしょ?」というあきれ顔の嫁を横目に、どの機種を買うか検討しました。

ヨドバシカメラで聴いた印象と、カカクコムやアマゾンの口コミなどを参考に、より自然な音質でDSPにも定評のあるYAMAHAのAVアンプにしようと決めました。ではどの機種にしようかと悩んでみます。RX-V581かRX-V781のどちらかという感じでした。

このところYAMAHAは毎年7月前後に新機種をリリースする傾向があります。そんな折り、地味に狙っていたRX-V581の後継機であるRX-V583が先にリリースされました。

上位機種のRX-V781も間もなくRX-V783が発売されるはずです。新機種RX-V583にするか、型落ち寸前の上位機種RX-V781にするか。それともやはり新機種RX-V783が出揃うのを待つか。悩みます。

ここでRX-V583とRX-V781を比較してみます。

入力ソースが多いのはRX-V781、新しいDACが導入されたのはRX-V583。どちらもドルビーアトモス対応。基本機能も大差なし。音質的はアナログ部分に金がかかっている上位機種RX-V781が有利かもしれないけど、トータルではそんな大きくは変わらないでしょう。

そこで私が着目したのはRX-V781にあるプリアウト端子です。プリアウトとはAVアンプに入力されたソースをチャンネルごとに出力する機能です。もし当該AVアンプの音質に不満な場合、或いは将来的に高品質なアンプを購入した場合、プリアウト端子から別のパワーアンプにつなぐなどして拡張することができるのです。

そして大事なのが価格差です。発売されたばかりのRX-V583は55,080円、処分価格のRX-V781は57,240円でした(つい先日までは80,000円以上でした)。約2,000円の差でプリアウトのある上位機種が買えることになります。

さらに購入当日、ヨドバシカメラの店員さんと値引き交渉をしたところ、RX-V781を55,000円で売ってくれることになりました。これは定価110,000円のちょうど半額ともなり、ポイント10%を考慮すると5万円を切る価格。もう今日買うしかない。

というわけで、もう1ヶ月もすれば新機種RX-V783が発売されるはずなのですが、あえて型落ち寸前のRX-V781を購入することにしました。

購入したYAMAHAのAVシステムを開封してみた

ヨドバシカメラで購入したRX-V781は10kgオーバーあってめっちゃ重かったけど、なんとか手持ちで持って帰ってきました。

さっそくRX-V781の箱を開けてみました。MusicCastのブローシャーがオシャレ。

付属品は、サラウンドバランス調整するためのYPAOマイク。ケーブル長は5m位ありそうです。

分厚い取扱説明書とドキュメント一式。

AMラジオアンテナ(左)とFMラジオアンテナ(右)

リモコンと電池、そして太めの電源ケーブル。

そしてRX-V781本体を開けると・・・

こんな感じ。ONKYOなど他社製品より少し背が低いかな。なかなか高級感があります。

気になるRX-V781の背面がこちら。AVアンプの背面の端子群を見るとワクワクしてしまいます。HDMI出力端子が2系統あるのは地味にありがたいです。Wi-Fiアンテナは堅くジョイントされているので外せませんでした。

前述のプリアウト端子をアップ。これがあることでRX-V781をプリアンプとして使うこともできます。コンポーネントビデオやコンポジットは要らないんだけどね。プロジェクターを使う方は必要でしょうな。

ヨドバシカメラで一緒に買ったセンタースピーカーNS-C210も出してみます。実売で4,000を切る価格に驚愕。はたしてまともな音が出るのだろうか。

付属品はめっちゃ細いスピーカーケーブルと設置用ゴムパッド。

そして取扱説明書一式。

NS-C210を出してみると本当に小さい。たぶん家電量販店で買える最小クラスのセンタースピーカーです。そして激安なのにオモチャっぽくなく、まともな見た目です。

気になる奥行きもタバコ一箱と少々。これならテレビラックにポン置きすることができます。

後ろにはバスレフポートとスピーカー端子。左右には壁掛け用のフックもあります。裏面も塗装してあるのがポイント高い。

値段の割に作りがしっかりしていて、重量も軽すぎず重すぎず。スピーカー端子も良い部品使ってそうです。もちろんバナナプラグ対応。いい仕事してます、ヤマハさん。

さらに一緒に買ったサブウーファーのYST-FSW150です。うちのメインフロントスピーカーはDALI Mentor Menuetという小型のものなのでどうしても低音が出ません。なのでAVアンプを楽しむにはサブウーハーが必須です。

これより小さいYST-FSW050にしようか迷ったのですが、より低い低音の出るYST-FSW150にしました。

付属品は、アンプと接続するためのRCAピンケーブルと、アンプの電源ON/OFF連動するための接続ケーブル。

取扱説明書一式。

縦置き用のスタンド、ゴムパッド、スタンド固定用ネジ。

箱から出してみました。横幅はアンプと同じくらいの435mm。テレビラックにも入るサイズです。

後ろ側はこんな感じ。YST-FSW150内蔵アンプでドライブするのでスピーカー端子はありません。クロスオーバー周波数を調整するツマミもありません。

写真を撮り忘れましたが、この他にサラウンド用のフロア型スピーカーNS-F210も2本購入。こちらも1本1万円を切る低価格ながら、外観は手抜きなく綺麗でインテリアとしても悪くありません。裏面もきちんと塗装されています。ヤマハは仕事が本当に丁寧ですな。

そして来るこの日のために買っておいたAmazon Basicsのスピーカーケーブルを取り出します。

30mで1,000程度。つまり1mで30ほどとなる激安ケーブル。OFC無酸素銅など高級な銅は使っていないようですが、こだわらない方には充分かと思います。

Amazon Basicsケーブルの太さは細すぎず太すぎず。被覆は薄めですがケーブル自体が柔らかいので取り回ししやすいです。

スピーカーに付属していたケーブルとの比較です。倍以上太いです。これくらい太ければそれなりの音が出るでしょう。さっそく配線してみました。

いよいよaikoのブルーレイを視聴してみる

RX-V781の配線完了後、起動してみました。いきなりネットワーク設定画面が表示されます。もはやオーディオ製品というより家電製品ですな。

YPAOによるサラウンドなどの詳細設定は後回しにして、適当に設定して音を出してみました。昨年発売された「ROCKとALOHA」から、Love Like Rock vol.7です。

まず2ch PCMのステレオサウンドで聴いてみます。

素直で味付けも歪み感のない高音と、腰のある中音、サブウーハーからの図太い低音。楽器の定位もしっかりしています。素晴らしい。5万そこそこのAVアンプとは思えません。私はもともとピュアオーディオ派だったので、正直AVアンプの音質には期待していなかったのですが、今時のAVアンプはここまで良くなったのかと感動しました。

次にDTS-HD 5.1chで聴いてみます。

2chステレオとこんなに違うものなのかと驚愕しました。2ch PCMでは前から主に出る音を聴くという感じでしたが、DTS 5.1chにするとライブ会場のZEPP TOKYOにいるような錯覚を覚えるほどの臨場感に包み込まれます。思わず「すげえすげえ」とひとり言がこぼれるほど。

最近ヘビーローテーションで聴いている「あたしの向こう」も、イントロだけで鳥肌が立ち、佐野康夫のドラムにシビれ、aikoの伸びのある声にやられてしまいました。

センタースピーカーとサラウンドスピーカーが安物なので不安でしたが実際に使ってみると何ら問題なく、サブウーハーとのマッチングもバッチグーでしたよ。このあとYPAOでサラウンドの調整をしてシミュレートバリエーションを楽しみました。

まとめ

今回、aikoとオーディオに興味のある方しか全然意味の分からない記事となってしまったかもしれませんが後悔はしていません(きっぱり)。

そうは言っても、AVアンプとセンタースピーカー、サブウーハー、サラウンドスピーカーで合計10万円もしなかった、いわば初心者向けセットでしたが充分出費に見合うものでした。こんなに今まで体験したことのない経験ができるなら、自分への投資とも言うことができます。これまで視聴してきたDVDやブルーレイ、CDなどを全て聴き直したくなるレベルです。

またネットワークオーディオ部はDSD5.6MHz、AIFF/WAV/FLAC 192kHz/24bit、Apple Lossless 96kHz/24bitなどのハイレゾ再生もサポートしているので、パソコンやNASに保存しているオーディオファイルを再生することも可能です。

さらにiPhone/Androidに対応した無料アプリ「MusicCast CONTROLLER」にも対応していて、スマホをリモコン代わりにアンプの電源ON/OFF、ネットワークオーディオの選曲から音質調整までできちゃう。これがめちゃくちゃ便利。

https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/apps/musiccast_controller/index.html

さらにさらにBluetoothにも対応しているため、スマホやDAPに入っている曲を聴いたり、Bluetooth対応スピーカーに音を飛ばしたりすることもできちゃう。

総じて、こんな素晴らしいものを一部の映画好きやオーディオマニアだけのものにしておくのは非常にもったいないと強く感じました。あまり映画は観ない方、オーディオには興味のない方が多いと思いますが、一度、4万円台で買える一番安いRX-V485でもいいから自宅で体験してみてもらいたいと思います。

【後日談】RX-V783又はRX-V785が発売されるのかと気にしていたら、結局発売されませんでしたね。代わりに、同グレードの機種としてAVENTAGEシリーズのRX-A880が発売されました。RX-V781の良いところを更に伸ばし、AVENTAGEシリーズとして5年間メーカー保証が付いています。より高品質な音を楽しみたい方はこちらをご覧下さい。

 

 

以上、最後までご覧くださり誠にありがとうございました。他にもたくさん記事をご用意しておりますのでお時間の許されます限りごゆっくりどうぞ。

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