日本が好きなら一度は行こう!陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」へ行ってきた


こんにちは、ぶんちょうです。いつも小学生の娘と一緒のお出かけについてレポートしていますが、今回はパパが一人で行ってみたスポットをご紹介します。男の子なら年齢を問わずワクワクする場所です。埼玉県和光市にある陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」へ行ってみることにしました。まるで自衛隊博物館でした。

戦争だの憲法だの軍隊だの議論は尽きませんが、地震や災害など有事の際にも大活躍してくれる自衛隊の存在は個人的に大変ありがたいことだと思っています。そして私が男の子だからでしょうか、武器や戦車にはなぜか小さな頃から興味があります。この記事を読まれているパパ諸君もそうではないでしょうか。

 

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日本が好きなら一度は行こう!陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」へ行ってきた

いきなりですが、陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」は結構不便な場所にあります。最寄り駅である和光市駅や朝霞駅から徒歩20分少々かかります。

路線バスも朝と夜しか走っておらず、朝霞駅から大した距離(2.2Km)ではないため、お車でお出かけでない方は最寄り駅からタクシーを使われることをオススメします。タクシー料金もおそらく800円前後でしょう。入場料無料なんでこれくらい安いのでは。

私はバイクで都心から川越街道を通って30分くらいでした。

りっくんランドへ到着して入口すぐの駐車場の脇には、いきなり軽装甲機動車がお出迎えです。

敷地に入って左に行くと陸上自衛隊 朝霞駐屯地があります。入ってみたい・・・

ちなみに駐車料金は全て無料。もちろんバイク専用駐輪場も完備です。無料駐車場は100台以上のクルマを駐車することができます。

正面玄関には喫煙所があります。もちろん館内は禁煙ですが正面玄関と中庭の二カ所に喫煙所があります。愛煙家にも非常にありがたい配慮です。

というわけで、りっくんランドに入場します。しつこいようですが入場料が無料なのはうれしい。

ありがたいことに撮影禁止ではありません。売店内以外は撮影OK。SNSやブログに載せちゃいましょう。ただし隣接する朝霞駐屯地の撮影はダメ。そりゃそうだよね。

ちょっと見づらいけど、館内マップはこんな感じ。まず2階から見るような順路になっています。

エレベーターで2階に上がったら、「展示コーナー1」の地球儀と周りに展示されている資料を見ていきます。ちなみに週末だというのに全く混雑しておらず空いていました。りっくんランドは穴場の観光スポットかもしれません。

陸上自衛隊は全国に約160もの駐屯地があって、これを5つの区域に分けて方面隊を配置されているそうです。関東甲信越地方は東部方面隊が配置されているんですねえ。

日本は島国で隣接国との国境も近いところがあったりするので、国防には手間がかかります。特に尖閣諸島とか、ちょっかい出してくる国が実際にありますからねえ。韓国に日本人が数十人殺されて武力占領されてしまった竹島もなんとかならんかな。

特にガンダムシリーズやエヴァンゲリオン、銀河英雄伝説やら軍人物が好きな人にはたまらない階級章について。左胸につける防衛記念章は職務遂行により功績があって表彰されると付けられるという。

やっぱ階級章かっこいいんだぜ?一等陸尉は大尉、三等陸佐は少佐といった具合。海上自衛隊なら海佐・海尉、航空自衛隊なら空佐・空尉と言いますね。

お次は順路通り、「展示コーナー2」の「陸上自衛隊のあゆみ・遺産」を見ていきます。ちなみにJGSDFとは、Japan Ground Self-Defense Forceの略で、すなわち陸上自衛隊のことを意味します。

1950年に創設された自衛隊の前身となる警察予備隊から現在に至るまでの沿革が壁一面に掲示されています。

自衛隊の歴史について見てみると、1945年(昭和20年)に日本が受諾したポツダム宣言第9条に基いて大日本帝国陸軍及び大日本帝国海軍は解体され、代わって日本の防衛はアメリカ軍を中心とするGHQ進駐軍が担っていました。

ところが1950年(昭和25年)に朝鮮戦争が勃発して、在日米軍の大半が朝鮮半島に出動したことで、日本防衛について空白が生まれたため、ダグラス・マッカーサー元帥の書簡により国内の治安維持を目的として、同年8月に「警察予備隊」が創設されました。とのことでした。

つまり雑に言ってしまえば、自衛隊の生みの親はアメリカのマッカーサー元帥だったわけです。ご存じでしたか?私は知りませんでしたので少し驚きました。

ということで、このコーナーでは、自衛隊が日本国内のみならず、国際的に治安維持に貢献してきた証を展示しています。全く押し付けがましくなく、事実を淡々と展示している姿勢が素晴らしい。これを見て戦争賛美だとか言い出す人は頭がおかしいと思います。

意外なことにオリンピックの運営にも自衛隊は関わっていたんですねえ。札幌雪祭りの雪像を自衛隊員が作っているのは知ってましたが。東京オリンピックでも自衛隊は手伝ってくれるのだろうか。

ここでは自衛隊記念日観閲式の映像なんかも見ることができます。

お隣の研修室も覗いてみましょう。

自衛隊関連書籍コーナーには陸海空の資料を自由に読むことができます。しばらく読書タイムしてしまいました。

お次は順路通り、1階の大半を占める「展示コーナー3」を見ていきます。2階から見るとこんな感じ。陸上自衛隊の主力機だったAH-1Sコブラと90式戦車がどでーんと鎮座しています。めっちゃかっけー。

まずは自衛隊の装備についての展示。実際に陸上自衛官が着用する防弾チョッキ(約4キロ)や行進訓練で担ぐリュックサック(約15キロ)の装着体験ができます。

ちょっと持ってみましたがめちゃめちゃ重たい。これを担いで作戦行動するんですな。

とりあえずヘルメットだけかぶってみた私。

偵察用オートバイに実際にまたがることができます。ちなみにバイクメーカーはカワサキ製でした。

「服装体験コーナー」では、迷彩服を無料で試着することができます。また1時間以内なら迷彩服を着たまま館内を回ることができます。ガチなコスプレがしたい方は是非どうぞ。

ていうか迷彩服は子供サイズもありますので親子でどうぞ。

ああ、かっこいいAH-1Sコブラ・・・

90式戦車もいいよいいよ。

「フライトシミュレータ」では、対戦車ヘリコプターAH-1Sコブラの操縦席からの映像を疑似体験できますとのこと。もちろん参加費は無料です。

こちらの表に該当しない人はフライトシミュレータに乗ることができます。子どもでも身長110cm以上なら体験することができます。年齢制限は特にありません。おいらは大丈夫なので乗ってみました。待ち時間もなくあっさりと乗ることができました。

可動式のコックピットの中では大型スクリーンでコブラの飛行と射撃を疑似体験しました。映像に合わせてシミュレーターがぐいんぐいん動いて、なかなかの迫力でしたよ。

「射撃シミュレータ」はAH-1Sコブラと90式戦車の射撃を疑似体験するゲーム。意外と難しいけど、小さい子どもがクリアしまくってました。日本の将来は明るいですな。

岩場をくりぬいたような「3Dシアター」では、3Dメガネをかけて立体的な映像を見ることができます。もちろん無料です。

本日の3Dシアターの上映内容はこんな感じでした。

ちょっとのどが渇いたのでドリンクコーナーに行ってみます。

微妙に、というか、だいぶ安いドリンク達。ドクターペッパーが90円。セブンティーンアイスも売っていましたのでお子さまのおやつにいかがでしょうか。

そして庭の戦車達を眺めながら一服。戦車という武器を眺めながら平和を感じる不思議感覚に満たされました。だって彼らは私達を守ってくれる味方ですから。

ちなみに飲食スペースが2カ所あって飲食物の持ち込みもOKです。敷地内に飲食施設・レストランはありませんので、のんびりしたい方はお弁当持参でお越し下さい。ちなみに敷地外に出てちょっと歩けばマクドナルドなどはありました。

ということで、庭に並んでいる戦車を見てみましょう。全部で12両ほど展示されています。

まず、私が大好きな最新鋭戦車、10式戦車です。10式は「じゅっしき」じゃなく「ひとまるしき」と読みます。

日本が他国に対して侵略戦争するのはあり得ないため、10式戦車は対戦車戦を基本的に想定していません。なので装甲は薄めですがこいつはマジですごい戦車。特殊なジャイロ機能により、全力で走行しながら動く的に命中させることだってできます。

さらにマルチリンク機能もあって、特定の敵に対して複数の10式戦車がロックオンし、走りながら集中攻撃ができるという変態仕様。すげえんです。

詳しいスペックはこちら。自動装填装置があるので乗員は90式より一人少ない3人。最高時速70kmh。より詳しく知りたい方は「富士総合火力演習 10式」で動画をググるといいかも。

お次は懐かしい74式戦車。私たち40代が子供の頃に観た自衛隊の戦車と言えばだいたいこいつらでしたね。よくゴジラとか怪獣に踏み潰されてましたっけ。戦国自衛隊なんて映画でも出てました。

ちょっと珍しいところで94式水際地雷敷設装置。こんなデカいのに水中プロペラが付いてて泳げます。島国の防衛には大切な装置です。

庭の端っこにあったのが地下指揮所。階段で降りていくと・・・

入り口はこんな感じで・・・

狭いけど、こうして安全な場所を確保して指揮するんですな。地下から一連隊(800名規模)の指揮をするそうです。シンゴジラにもこんなのありましたね。

一通り見たのでそろそろ帰ろうかなと思っていたら、自衛官向けのフリーペーパー「自衛隊情報誌タイユー」を発見。こういう怪しい業界専門誌って大好きです。

中を見てみると、自衛隊関連のイベントや功績などがわりと詳しく書かれています。

経験上、業界向けフリーペーパーってのは、掲載広告を見ると読者層が分かるもんでしてね。3つしかない広告を見てみると・・・

なになに、キャッシング過払い金調査の法律事務所と・・・

男性向け美容整形(○茎手術)と、産経新聞・・・ですか。なんとも言えねえ。

掲示板にあった「りっくんランド」のイベント情報をご紹介。普段は乗ることのできない軽装甲機動車に乗ったり、隣接する朝霞駐屯地を見学することができるようです。そのほか季節に応じて様々なイベントがある模様。

朝霞駐屯地見学ツアーは抽選で50名が参加可能とのこと。めちゃめちゃ参加してえ。

今年度のイベント一覧はこちらです。2月には富士の裾野で戦車に乗れるのです。これは大人気なんだそうです。

最後は売店「アーミーショップ サクラ」です。店内を撮影するには取材許可が必要とのことなので写真は外観だけ。これもダメなら消しますのでその際には関係者の方はご一報下さい。

売店には嵐の櫻井翔くんが泣いて喜びそうな迷彩グッズが多数販売されています。その他、プラモデルやお土産に最適なお饅頭・クッキー類だけでなく、自衛隊の戦闘糧食(レーション)の本物も購入可能。さらに、ご当地キューピーちゃんの自衛隊バージョンも陸海空ともに販売されていました。

まとめ

色々と誤解の多い自衛隊ですが、この「りっくんランド」に来てみて、治安維持や防災支援、そして国防にと様々なかたちで日本を守ってもらえているんだなと感心しました。共産党などの反日勢力に負けず、どうか二度と戦争にならないよう防衛し続けて頂きたいと思いました。

子供連れでお出かけとなると、正直なところ女の子にはピンとこないかもしれませんが男の子なら一度は連れてきてもいいと思います。こういう人達もいるんだよって教えて欲しいです。また何より、パパも童心に戻って楽しめること間違いないと思います。

駆け足で1時間、ゆっくり観ても3時間かからないと思いますから、ちょっとしたお出かけにいかがでしょうか。

お出かけデータ

営業時間など

営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日と第4火曜日(祝祭日にあたる場合は営業し、原則翌日が休館)・年末年始
お問い合わせ先 TEL:03-3924-4176

公式サイト

http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/prcenter/

アクセス・地図

埼玉県朝霞市栄町4-6付近

東武東上線の和光市駅又は朝霞駅から徒歩20分
地下鉄有楽町線・副都心線の和光市駅から徒歩20分


 

以上、最後までご覧くださり誠にありがとうございました。他にもお出かけレポートをご紹介していますのでどうぞごゆっくり。

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