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中古のLet’s note CF-MX3を購入してM.2 SATA SSDを交換してみたので換装方法をレビューしますよ

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このブログは中古で買ったノートパソコンLet’s note CF-J10で書いていましたが、不満が溜まってきたので同じく中古のLet’s note CF-MX3を購入しました。

Let’s note CF-MX3のストレージはM.2という今まで扱ったことのないSSDの規格だったのですが、容量を増やしたいと思いまして大容量のSSDを購入して交換することにしました。分かりにくいSSDの選び方やSSD交換方法、直面したプチトラブルの解決方法などをなるべく初心者にも分かるようにご紹介します。

中古のLet’s note CF-MX3を購入してM.2 SATA SSDを交換してみたので換装方法をレビューしますよ

レッツノートを買い換えた理由

最近、仕事に慣れてきて良い仲間にも恵まれたこともあり、心に少し余裕ができたので平日の昼休みや会社帰りにブログを書くことが多くなりました。おかげさまでこのブログも月間10万PVだし絶好調です。

小さめのカバンにすっぽり入り、移動の際にも邪魔にならないLet’s note J-10はブログ執筆に重宝していたのですが徐々に不満がたまってきました。

私が使っていたLet’s note CF-J10はCORE-i5 2540Mでメモリ8GB、ストレージは256GBのSSDとスペックは問題なかったのですが、唯一かつ最大の欠点がディスプレイ解像度が1366×768であったことでした。

私がブログを書くには、左半分にテキストエディタ、右半分にDropboxフォルダを配置して画像をちょいちょい開きながら思い出しながら書くスタイルなんです。左半分にテキストエディタ、右半分にブラウザを開くこともあります。

家で使っているMacbook Airだと大体そうできるのですが、CF-J-10ではモニタが1366×768という狭さのため実現できず、エディタとフォルダ、画像、ブラウザを交互にALT+Tabで切り替えながら作業をしなければなりません。

これがめちゃめちゃ効率が悪い。

そこでフルHDのモニタのレッツノートが欲しいと思いました。予算もないしカスタマイズしたいので中古狙いで。

なぜレッツノートなのかは、なにしろ軽くて壊れにくくバッテリーの持ちがそれなりにいいこと。そしてどうせ中古で買うため、バッテリーが死にかけていてもバッテリーのみ新品で売っているのがレッツノートだけだからです。最近のノートパソコンはバッテリーは交換不可なので自然とレッツノートという選択になりました。

で、Let’s note CF-MX3のメモリ8GB、ストレージはSSD256GBの外観ダメダメ品が激安で売っていたので購入しました。もちろん1920×1080ドット(フルHD)表示の12.5型ワイド液晶ディスプレイ搭載です。

Let’s note CF-MXシリーズやCF-AXシリーズはメモリ交換ができませんからメモリ8GBモデルの美品中古相場は4万円前後ですが、2万円少々で購入することができました。

で、届いたのはがこちら。ぱっと見は全然普通でしょ?

近くで見ると、もう角とか塗装が思いっきり剥げてます。まあこれくらいのほうがガサツに使えるのでいいんです。

でもディスプレイは新品なんじゃないかってくらいキレイでした。特に色むらもシミもありません。タッチパネル操作も問題なし。

CPUもCore-i5 4310U 2.0GHzでスペックも申し分なし。使用時間も3500時間くらいなら許容範囲。テキストエディタとDropbox、ちょっとした画像補正ソフトが動けばいいんですから。

バッテリー劣化も特に問題なく、「よし、こいつで3年は戦おう」と心に決めたところで、Dropbox上の画像をなるべくローカルに保存していたいので、SSDを大容量のものに換装したいと思います。

Let’s note CF-MX3のSSDを大容量のものに換装してみた

結論から言ってしまうと私が行ったSSD換装手順は以下の通りです。

・新しい大容量SSDとSSDケースを購入する。
・SSDケースに新しいSSDを入れてパソコンへ接続する。
・クローンソフトで新しいSSDへクローンコピーする。
・ノートパソコンの裏蓋を開けてSSDを交換する。
・ディスクの管理で設定を調整する。

Let’s note CF-MXシリーズやCF-AXシリーズにはハードディスク搭載モデルは存在しません。全てSSDモデルです。内蔵されているSSDの規格は、「M.2(エムツー)」というものです。M.2にも実は種類がたくさんあって初心者の方はわからないと思います。

結論から言うと、レッツノートMX・AXに使われているSSDは全て「M.2 SATA3 Type2280」です。

→「M.2 SATA3 Type2280」で検索する。

M.2はmSATAの後継として生まれ、大きくはデータ通信の規格(フォームファクター)が2種類あります。SATA3NVM Express(略してNVMe)というPCI Express 4本を使った超高速なもの(PCIe)に分かれます。これらはピン数にも違いがありますが、仕組みも全く異なり互換性はありません。当時のレッツノートMXやAXは前者のSATA3.0になります。SATA IIIとも表示します。

PCIe NVMe SSDはシーケンシャルリード、つまり連続転送速度(秒)が1500〜3500GBなのに対して、SATA3 SSDは500GB前後と3〜7倍の違いがあります。

ちなみにCF-NX1・NX2・NX3や、CF-SX1・SX2・SX3・SX4は9.5ミリの2.5インチHDD(SATA III)を搭載しているため、SSDへ換装するなら価格相場がだだ下がりしている7ミリのSATAIII SSDを差し替えます。このへんの記事が参考になるかも↓。

→参考記事「超かんたん!ThinkPad X240内蔵HDDをSanDisk SSD Extreme PROに差し替える方法

次にSSDのサイズです。例えば Type 2280 なら幅は 22mm、長さは 80mm です。これが最もポピュラーですが、たまに超小型モバイル機器用のType2242があったりするので間違えないようにしてください。

そんなわけでポチったのがこちら。WESTERN DIGITALのWD Blue  WDS500G2B0B 500GBです。9000円位でした。SSDも安くなったねえ。ついこの前のハードディスクの値段と変わらないじゃないの。

M.2 SATA3 Type2280は少し古めの規格となるため選択肢があまりありませんが、ちょっと調べた限りウエスタンデジタルかサムスン、怪しい中華メーカーくらいだったので、サンディスクと東芝メモリの技術で作られたウエスタンデジタルにしました。

SSD換装に必要なグッズがそろったので作業を開始します。

あと作業工具としてマルチドライバーセットとガムテープも使います。ガムテープの使い方がなかなか秀逸ですよ。

まずSSD換装方法を整理します。リカバリDVD/CDの付属していないレッツノートのSSD換装には3つの方法が考えられます。

①Windows10の機能でリカバリーディスクを作成(USBメモリでもいいけど32GB以上のもの)。新しいSSDへ新規インストールする。
②SSDを交換したあとに最初からインストールを行いプロダクトキーを入れる、クリーンインストール。
③クローンソフトを使って、リカバリ領域も含め、古いSSDの内容をすべて新しいSSDに移行する。

今回は買って間もなくのほぼクリーン状態だったのと余っているUSBメモリがなかったので、①②ではなく③を実行することにしました。

とりあえず新しいSSDをSSDケースに入れます。ケースがこちら。なかなか質感がいいです。金属ケースなのでよく冷えそうです。

小さくて高速なM.2 SSDの唯一の欠点は発熱が激しいことです。特にPCIe/NVMe SSDは顕著です。デスクトップPCでM.2 SSDを使う方向けには専用ヒートシンクがあるくらいです。

→「M.2 SSD ヒートシンク」で検索する。

SSDケースの内蔵基板に新しいSSDを刺します。

このままでもいいのですが、念のため放熱を考慮して基板をSSDケースに入れます。まだ仮なのでネジ留めなどはしません。ちなみにケース側はUSB TypeCポートで、逆側がTypeA(一般的な四角い形状)のUSBケーブルも付属していました。

ケース付属のUSBケーブルでCF-MX3に接続します。

次にクローンソフト(パソコン環境複製ソフト)のインストールです。

ウエスタンデジタルのHDDやSSDユーザーは、公式サイトから無料でAcronis True Image WD Editionをダウンロードして使うことができます。たまたまパソコンのハードディスクがウエスタンデジタル製だった、という方でもOK。

と言いながら、私も試してみたのですがなぜかインストールできない状態になりました。エラーメッセージは「Acronis True Image WD Editionインストールのキャンセル この製品エディションでは、Western Digital/SanDiskのいずれかがシステムにインストールされている必要があります。」とのこと。

デバイスマネージャーを見てみたところ、サムスンの古いSSDと、トランセンドの外付けSSDの2つしか表示されていません。

つまりAcronis True Image WD Editionからは「こいつウエスタンデジタルもサンディスクも使ってないユーザーだからインストールさせてあげないもん」ということなんです。SSDケースのコントローラーチップが認識されてしまい、新しいSSD(WD Blue)が認識されない状態です。

仕方なくクローンできるフリーソフトを探して、EaseUS Todo Backup Freeを使うことにしました。

こちらは本来は有料のバックアップソフトなのですが、クローンしてパーティーションを少しいじるくらいなら無料版で全然問題ありません。さっそくインストールしてみます。

画面に沿ってインストールを進めると、やたら有料版を勧められますが気にせず完了。

Easeus Todo Backup Freeの使い方も簡単です。クローンを作りたいパソコン側にインストールしてソフトを起動後、左下のクローンを選択します。

次にソース(移行元・古いSSD)を選択します。ハードディスク0にチェックを入れ、Cドライブと「システムで予約済み」の両方を選択します。

ターゲット(移行先)として、ハードディスク1にチェックします。くれぐれもソース(移行元)とターゲット(移行先)を間違えないようにしてください。間違えると元のディスクのデータが全て削除されてしまいます。

画面左下「高度なオプション」で「SSDに最適化」を選択してOKボタンを押します。

※「SSDに最適化」を選択しないとアライメントがずれて低速なSSDが出来上がってしまいます。

事前にパーティーションサイズを変更できるようなので、Dドライブとして100GB確保してみました。

HDD同士だと半日ほどかかるそうですが、SSD同士でありOSくらいしかデータが入っていなかったこともあり約20分でクローンコピーが完了しました。

次は新しいSSDをケースから取り出し、CF-MX3に入れたいと思います。いよいよレッツノートの分解です。CF-W8以来ですから数年ぶりです。

CF-MX3の分解は特に難しいものではありません。外付けバッテリーを外したら、本体裏面に見えるネジを全て外します。隠しネジとか特殊ネジは一切ありません。

バッテリーの入っていた部分の3箇所のネジも忘れずに外して下さい。

ちなみに外付けバッテリーが外しにくかったです。2カ所のノッチを開きながら、隙間にマイナスドライバーをやさしく入れると外れやすくなります。いらないポイントカードを差し込むのでもOKです。

使われているネジは数種類ありますので、元に戻すときに困らないよう外したネジはガムテープに位置通りに貼っておきます。

四隅のネジだけネジ穴の大きさが大きいため2種類のプラスドライバーが必要です。眼鏡用の小さいやつと、もうひと段階大きめのやつです。

レッツノートに限ったことではありませんがノートパソコンのネジはきつめに絞められてます。グリップの細い精密ドライバーだと力が入らずネジ穴を舐める可能性が高いので、交換式のマルチドライバーがあると便利です。

うちで使っているのはこんな安いやつです。精密ドライバーから普通サイズのドライバー、特殊ドライバーまでのヘッドを交換できて、1,000円を切る低価格です。

これがCF-MX3の内部です。上が奥側で、下が手前側です。右下は光学ドライブがあるモデルもありますが、うちのにはないのでスカスカです。その分、数十グラム軽いらしい。オンボード固定のため交換できないメモリはどこなのか分かりませんでした。

中央には内蔵バッテリーがあります。そう、CF-AXシリーズやCF-MXシリーズには2つのバッテリーがあります。本体を薄くでき、外付けと内蔵の2つがあることでホットスワップが可能(バッテリー交換時にシャットダウンしなくていい)なメリットがあります。

ちなみにこの非常用内蔵バッテリー(部品品番:2-644553-B001)はネットですら売られていませんので交換したい場合はパナソニックに頼むしかありません。できればこいつを外してから作業したほうがいいのですがコネクターが固くて外せなかったのでそのままやっちゃいます。

ていうか、このセカンドバッテリーともいえる非常用内蔵バッテリーはマジで市場在庫が見つけられません。ダメ元で探す人はこちらをどうぞ。「Amazon:2-644553-B001」「楽天:2-644553-B001」「Yahoo!ショッピング:2-644553-B001

左上にはintelのWi-FiアダプターAC7260があります。猛者はこれも交換するらしい。

そして本題のSSDは左下にあります。黒いカバーと粘着テープ、スペーサーのような小さなプラ板が張られています。元から入っていたのはやはりサムスン製でした。

1ヶ所だけネジ止めされていますのでこいつを普通に外します。

粘着テープと透明なスペーサーを強引に剥がして取り出し成功。新しいSSDと並べてみました。

そしてSSDを差し替え、ついでに冷却ファン周りのホコリを取って元に戻します。不安な人はネジ留めする前に起動テストとかしてみてください。

で起動してみると普通に何事もなくSSDを認識して起動しました。

あれ?Dドライブがない。割り当てがされてないようなので、デバイスマネージャーのディスクの管理にてフォーマットします。

「未割り当て」の100GBの領域を右クリックして、新しいシンプルボリュームを選択、フォーマットをかけます。

これでOK。認識されました。

古いSSDで計測し忘れていたのですが、新しいSSDになってどれくらいの早さになったかをCrystalDiskMarkで計ってみました。

おお、4kランダムが遅いのは気になりますが概ね公称スペック通りですな。問題なし。念のためmsinfo32でパーティション開始位置を調べましたが、アライメントはズレていないようです。

というわけで、SSDの換装は完了しました。さっそくソフト入れまくりデータ入れまくりしたいと思います。

余談となりますが、取り出した古いSSDをポータブルSSDとして使いたいと思いますので、SSDケースの組み立て方法もご紹介します。

SSD外付けケースTC-CM80Sにはネジがいくつか付属しています。Type2280を固定するには黒いネジ(画像左)を使用します。画像中央のネジと金色のビスのようなものは、Type 2242 / 2260など短いM.2 SSDにのみ使用します。

こうなりました。

SSDを固定した基板をケースに入れてフタをネジ留めします。右下の小さい穴はLEDのアクセスランプです。

フタの上にかぶせるパーツの両面テープを剥がしてくっつけると完成です。

Macにも合いそうなデザインで素敵。新しいSSDに初期不良があると怖いから少しこのままにしますが、あとはフォーマットして超高速ポータブルSSDとして使いたいと思います。

 

まとめ

中古のレッツノートを購入し、SSDを256GBから500GBへ換装することに成功しました。純正クローンソフトがインストールできないトラブルはあったものの、かかった時間は1時間少々でした。空冷ファンも掃除できたのでファンの音が少し小さくなりました。

M.2じゃなくて普通の2.5インチSSDなら、以前の記事「超かんたん!ThinkPad X240内蔵HDDをSanDisk SSD Extreme PROに差し替える方法」でもご紹介したHDDスタンド「玄人志向 玄立」が最強に便利で早いのですが、まあそんなに難しくなく時間もかからず終えることができました。

SSDはHDDと同様に消耗品でなので定期的に交換するのが望ましいと思います。特に中古でノートパソコンを購入した場合は以前どんな使われ方をしていたか分かりませんので、データが飛ぶ前に交換しておくといいですね。

レッツノートだと128GBモデルが多いので、是非大容量SSDへの交換をやってみてはいかがでしょうか。

 

それでは今回のSSD換装作業で使用したグッズをおさらいします。まずはSSD本体から。

以上、最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

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