先日行ってきた福島県にあるテーマパーク「リカちゃんキャッスル」について書きたいと思います。小学生の娘と嫁と一緒に家族旅行で行ってきました。まるでリカちゃんミュージアムでした。
どうも。ぶんちょう(onion_za)です。男の子だってリカちゃん嫌いじゃないんだぜ?
女の子にはたまらない「リカちゃんキャッスル」(福島県田村郡)へ行ってきた
なぜ福島旅行に「リカちゃんキャッスル」を選んだのか
ここ数年、親類のご縁があって福島県によく行くのですが、ぶっちゃけ遊ぶところが非常に少ないように感じます。というのも福島県って自然豊かで日本酒も旨いし大人は楽しいけど、いまいち子供が楽しめるところがないなあというのが理由です。正直、小学生になった娘も福島旅行は少し飽きた様子です。
福島県内でどこか子供が遊べるところがないか探してみたらありました。その名も「リカちゃんキャッスル」です。あの着せ替え人形で有名なリカちゃんのお城。なぜ福島のこんな中途半端な場所にリカちゃんが?いちよサイトを見ましたがメルヘン過ぎてよく分かりませんが、工場見学とテーマパークが合わさったような感じです。行ってみてガッカリする確率は低くないなあと。
ただ、アクセスマップを見てみると鍾乳洞「あぶくま洞」がクルマで10分くらいの距離にあるようです。ということで「リカちゃんキャッスル」→「あぶくま洞」のハシゴツアーにしようと立案しました。
「リカちゃんキャッスル」に向かう
レンタカーを使って福島市内から高速道路の東北道→常磐道でいわき方面に向かい、小野ICで降ります。福島市内から1時間くらいでした。何もないところにチラっとお城が見えました。
リカちゃんキャッスルの駐車場に到着です。ちなみに駐車料金は無料です。
駐車場から見る「リカちゃんキャッスル」は完全に工場でした。裏側も少しは気を遣えばいいのにと思いながら、入場列に並びます。
家族に並んでもらっている間に外観をパシャリ。ゲートには「Licca Castle」の文字。ああ、これは完全にリカちゃんのお城ですね。メルヘンです。
株式会社タカラ「リカちゃんキャッスル」。あえてタカラトミーじゃないところにこだわりを感じます。
あ、生のリカちゃんがいました。意外とぽっちゃり体型です。BMIはいくつでしょうか。
入場チケットを購入します。今日は混雑していたためか、入場チケットは館内ではなく屋外で販売されていました。
周りには金券ショップどころかコンビニもありませんので、格安チケットは入手できなそうですね。
それでもリカちゃんキャッスルの入場料は大人700円、子供500円(2歳未満無料)と良心的な価格設定です。団体割引や身体障害者割引きもあります。午後4時には閉館してしまうので、最終入場は午後3時半まで。
入場チケットの写真はこちら。日付スタンプをもらえますので、福島旅行の記念土産にもなりますね。
入場チケットを購入したら、リカちゃんのお城に入城する前に無料アトラクション「なりきりドレス」を体験します。
「なりきりドレス」は、要するにレンタルドレスなのですが、テーマパークでよくある貸しドレスを着て写真を撮って終わりではありません。可愛いリカちゃんドレスを着たまま見学できちゃうというもの。何着着替えても無料です。
大切なことなのでもう一度言います。「なりきりドレス」は無料です。
リカちゃん好きなお母さんにも朗報です。ドレスサイズは60~160cmまで用意されていますので、親子揃って着ることができます。うちの嫁は恥ずかしいらしく最初は嫌がっていたのですが、娘が「ママとペアルックしたい」というのでしぶしぶドレスを着ました。
悪乗りして私もオリジナルドレスを借りてコスプレ気分を味わおうと思いましたが、男性はダメみたいです。男女差別反対でーす。
「リカちゃんキャッスル」に入場
リカちゃんキャッスルのエントランスはこんな感じ。リカちゃんハウスの中に入り込んだような錯覚すら覚えるほどです。
入場料とは別料金となりますが「リカちゃんナビ」というオリジナル音声ガイドを1台300円でレンタルすることができます。うちは借りませんでした。
リカちゃんキャッスルの館内マップはこんな感じです。中央のリカちゃん工場を取り囲むように見学コースや各種展示がされています。
お次はリカちゃんのお人形ファクトリーゾーン(見学ゾーン)に入ります。
リカちゃんの歴史を知る「リカちゃんミュージアム」
リカちゃんミュージアムではリカちゃんの歴史を紐解いていきます。リカちゃん人形は年代毎にだいぶデザインが変わっていますので、博物館のように時代順を追って展示されています。
まず最初に初代リカちゃん(1967~1971年)が登場。少し西洋風の顔つきです。服装もパンタロンを着こなすなど時代を感じさせます。
以前に「マツコの知らない世界」でも取り上げられてましたが、ボーイフレンドのわたるくんの頭は植毛ではなく塗装なのです。
リカちゃんと親友のいづみちゃんとボーイフレンドのわたるくんの3人で結成した「リカちゃんトリオ」が人気だったそうです。
2代目リカちゃん(1972~1981年)です。初代よりも少し和風の親しみやすいお顔になりました。
私と同世代の1970年代生まれの方々にとっては、リカちゃんといえばこちらでしょうか。瞳の中の星が3つに増えています。
初代リカちゃんよりドレスも凝ったものになってきました。
リカちゃんのシューズの中に磁石が入っていて、色んなポーズにしても立つことが出来るというのが画期的だったそうです。確かにフィギュアの世界でも自立させるのは大変だと言いますからな。
3代目リカちゃん(1982~1986年)です。目が少したれてアイドルのような幼いような顔つきになります。
2代目リカちゃんより顔も髪型も変わってアイドルっぽくなってきました。松田聖子や中森明菜などのアイドルブームを意識したデザインなのだそうです。
最後は4代目リカちゃん(1987年~現在)です。身長が1cm高くなり、胸も大きくなってスタイルが良くなりました。登場してから28年以上経つ最も長いモデルとなります。
彼氏の2代目イサムくんもちょっとかっこいい。・・・ということは1代目イサムくんもいたんでしょうか。
ここでリカちゃんのルーツについての勉強です。リカちゃん人形の誕生秘話が詳しく書かれています。
もともとはバービー人形などの着せ替え人形をインスパイアして日本流にアレンジして生まれたのがリカちゃん人形でした。当時としては画期的だったそうです。
株式会社タカラの創業者である佐藤安太 元会長と、リカちゃん人形初代開発者の小島康宏氏について。佐藤氏は福島県生まれなんですね。
ふと特別住民票が展示されています。リカちゃん一家は福島県小野町の住民票を取得している模様。世帯主である香山ピエールは、船長→パイロット→指揮者と大転職を続けたとも言われていますが、住民税はいくらなのでしょうか。
ていうかリカちゃんファミリーは6人兄弟であることを初めて知りました。リカちゃんの妹である双子のミキちゃんマキちゃんを生んだ末、さらに三つ子を育てた母の苦労を思うと涙が隠せません。女系一家ではパパも苦労したことでしょう。
懐かしいリカちゃんグッズもたくさん展示されています。ガキの頃、近所の女の子とリカちゃんごっこ遊びした時のことを思い出します。あの頃はよかった(遠い目)。
もはやビンテージグッズ「リカちゃんの白い白い家具セット」からはオルゴールピアノも展示。さすがはリカちゃんキャッスル。
姉妹品として、リカちゃんよりもスレンダーにしてモデルさん遊びができる「ジェニー」も1986年に誕生。ロサンゼルス生まれの17歳という設定。ニューヨークでもカリフォルニアでもなくLAというのが少し時代を感じます。
あれすね。ジェニーはスタイルがいいですね。
というかリカちゃんや姉妹品の人形にも色んなバリエーションがあるんですね。
「リトルファクトリーオリジナルドール&ドレス」なんてのもあります。すごく精巧に作られていて、男の子である僕もキュンキュンしちゃいそうです。
リカちゃん人形から派生した初代フローラ、マリーン、ジェフ、メイリン、アニー、アヤ・・・登場人物大杉。全てに名前と出身地と生年月日が設定されています。
歴代のハロウィンリカちゃん、クリスマスリカちゃんなどなどが勢揃い。
2009年の「なりきり着物リカちゃん&着物ドレスセット」は、3色の髪色違いだった模様。この和服のクオリティの高さには日本人の意地を感じます。明らかにルーツのバービー人形を越えてるでしょうこれは。
なんだろうこれは。アパレルブランドとのコラボでしょうか。おじさんにはちんぷんかんぷんです。
シャレオツな、コムサデモード・リカちゃん。バブルの頃はコムサって流行りましたな。今ならH&Mリカちゃんでも作ればそこそこ売れるんでしょうけど。
そして、ダイヤモンドを2.4カラット使用した100体限定の「100万円ダイヤモンドリカちゃん」。なんというゴージャス☆
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