初めてのMacbook Pro 13インチで、Windowsも使えるようにBootCampを入れてみた

一昨年Macbook Airを買ってみたものの不満が溜まりMacbook Pro 13インチを購入しました。理由は、仕事とプライベートで使い倒すにはスペック不足だったことと、中学生になった娘にMacbookをお下がりで与えたいということでした。

本稿では、Macbook Pro 13インチ 2020の開封&使用感レビュー、Macbook Air Retina 2018との違い、MacでWindowsを使えるようにするBootCampの利用方法などをレポートします。最新のM1チップ搭載機ではなくIntel Core-i5搭載機となりますが、BootCampが無料で使える強みがあります。

また、Macbookを買おうとしている人から「Macbook AirとMacbook Pro、どっちがいいですかね?」とか、ノートパソコンを買おうとしている人から「MacBookとWindows、どっちがいいですかね?」という質問を度々受けますので、そんな人の参考になればと思います。

目次

初めてのMacbook Pro 13インチで、Windowsも使えるようにBootCampを入れてみた

Macbook Air メモリー8GB/SSD 500GBではメモリー不足だった背景

Macbook Airでは物足りなくなってMacbook Proを買うに至ったのですが、その主な理由はメモリー不足です。

詳細は割愛しますが、MacはWindowsと違って、CPUやメモリーの使い方が上手です。MacはWindowsよりも少ないメモリーで快適に使えます。これはiPhone・iPadとAndroidスマホ・タブレットの関係に似ています。

現に、私の勤務先のデザイナーさん達は2013年発売のiMac(メモリー8GB)でWEB制作やDTP・Graphicのデザインをしています。「そろそろ新しいの買ってあげてよ」とは思いますが、7年前のWindowsパソコンで現役バリバリにデザイン制作できますか?多少起動が遅いところもあるようですが、Macなら出来ちゃうんです。

つまりMacはメモリーが8GBもあれば型落ちであっても、Windowsでは32GBくらいなければならない作業もなぜか出来てしまうわけです。私自身、勤務先のWindowsはデスクトップPC(母艦)が48GB、ノートPCは複数台有りますが全てが8GB以上にしています。Windowsの場合は最低でもメモリーが8GBないと使い物になりません。

で、そんなMacbook Airのメモリー8GBでは足りないとはどういうことか。私のMacbook Airは私物なのですが仕事でもバリバリ使っていて一つ問題がありました。制作ディレクターという仕事柄、依頼内容の検証や制作物のチェックなどを行いながら、デザイナーさんには依頼しづらい汚れ仕事を自分でこなしています。

そのため常に凄まじい数のブラウザ、PhotoShop、Illustrator、動画関連ソフトを常に開いているのです。仕掛かり中のタスクが大量にあるので、頭の悪い私は一度ウィンドウを閉じてしまうと作業を忘れてしまうことから、なかなかソフトやウィンドウを閉じることが出来ないのです。

メモリー8GBでこんなメモリ喰いソフトを大量に開けるMacBook Airもスゴいのですが、調子に乗って使ってるうちに「メモリーが足りません」的なエラーが増えてきました。内蔵メモリーの増設が出来ないMacbookシリーズですから、メモリーを16GB搭載したやつが欲しい、必要だ、買わねばならない、となりました。

安月給サラリーマンの私としては少しでも安い方がいいのでMacBook Air 16GBを検討しました。しかし、当時出たばかりのMacbook Pro 2020とも比べてみた結果、あまり価格が変わらないことに気付きました(スペック等の違いは後述します)。新型コロナの給付金がもらえることになっていたので、この際、人生初のMacbook Proを買ってやろうじゃないかと決断しました。現在使っているMacbook Air Retina 2018は初期化して中学生になった娘にくれてやろうという腹です。その代わり娘の分の給付金をもらっちゃいます。うふふ。

正直、メモリーが16GB以上のMacBookであれば中古でもよかったんですが、Windowsノートパソコンと異なり、「Macは10年近く使える」「不要になって中古で売りに出しても高値が付く」という特徴があるため、新品を買うことにしました。

MacBookはリセールバリューが高いので、要らなくなったら高く売れるし、その逆で中古品は新品とそれほど変わらないような価格です。例えば約20万円のMacBookが3年落ちで15万円とかなのでね。それなら故障リスクの少ない新品がいいと判断。発売されたばかりのMacbook Proを選びました。

Macbook Pro開封レビューから、データ環境移行までの手順と流れ

そんなわけでアップルから届いたMacbook Proがこちら。Macbook Airのときと同じ感じでキレイな外箱に入っていました。

開けてみるとこんな感じ。発泡スチロールなどの梱包材は使われていません。エコやね(適当)。

この雰囲気はiPhoneやiPadで見慣れた方も多いでしょうけど、精密機械にここまでオシャレなパッケージにしたのはやはりアップルが最初ではないかな。

Macbook Proのパッケージ内容はこちら。Macbook Pro本体、PowerDelivery対応のUSB型ACアダプター、充電&通信用USBケーブル、アップルシールなどです。

純正USB充電器はPowerDelivery対応で出力61WのModel A1947でした。

通信&充電用のUSB Type-Cケーブルは1mくらいかな。

喫茶店などで充電しながら使いたい人は、2mくらいのUSB Type-Cケーブルをお持ちになると幸せになれます。通信速度の遅いUSB2.0ケーブルですが、充電しかしないならこちらが安い。

 

さあて、Macbook Proちゃんを開けちゃうよ。

Macユーザーとしては一度は所有したかったMacbook Proが、まさに我が手元に。マジ嬉しい。持った感じはMacbook Airのより気持ち重いかな。カタログスペック的には200gほどMacbook Proの方が重いのですが、そこまで差を感じません。でもサイズ感とか全く同じ。

ディスプレイとキーボードの間には、高級バッグにでも使われてそうな緩衝紙が挟まれてました。剥がしちゃうぞお。

やだあ、カッコイイ。Macbook Proを開けると初期設定の最初の画面となっていました。

気になる Macbook Proのキーボードはこんな感じ。一見はMacbook Air 2020とか2018とかと同じですが、ファンクションキーがない代わりにTouch Barがあります。使用ソフトにもよりますが、私の使い方ではファンクションキーは要らないのです。

Touch Barは、状況に応じてメッセージやコントロール機能が実装されます。以前は「そんなもん要らねえよ」とひがんでいたのですが、例えば、対応した動画プレイヤーでは指でシークができるのが結構便利。

音量ボリュームだって、すっと指でなぞれば調整できます。

Macbook Proの入出力ポートを確認します。とは言っても、正面から見て本体右側には二つのThunderbolt(USB Type-C 3.2)と3.5mmミニピンジャックの音声入出力ポートだけです。

左側は二つのThunderbolt(USB Type-C 3.2)だけです。

実は今回発売されたMacbook Pro 13インチは市販モデルとしてCPU・メモリー・SSDストレージに違いがある4種類ありまして、下位の2モデルはThunderboltが2つだけ。上位の2モデルはThunderboltが4つ搭載されています。ライブ配信などの映像制作や音楽制作などで周辺機器を複数使う場合はやはり4つ合った方が便利ですが、後ほど紹介するUSBハブを使えば大したデメリットはありません。

放熱やボディ保護を考慮した丈夫なゴム足。相変わらず特殊ネジ使ってます。

Macbook ProとAirの比較は後ほどとして、初期設定を開始していきます。

言語設定やWi-Fi設定等を完了すると、移行アシスタントが開きました。前回は新規セットアップだったのですが、今回はAirからProへ環境移行をしてみようと思います。「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」を選択して「次へ」します。

自動的に家庭内ネットワークにあるTime Machineサーバが表示されましたが、今回やりたいのは古いMacBook Airからの環境移行です。「別のMacから転送するときは、そのMacの”ユーティリティ”フォルダで”移行アシスタント”アプリケーションを開いて、”別のMacへ”を選択してください。」を選択します。

移行元となるMacBook Air 2018にて移行アシスタントを起動します。

移行元のMacBook Air 2018にて移行アシスタントを起動すると、移行先のMacBook Pro 2020側の移行アシスタントにてバックアップ元として選択が可能になります。

その後、新旧Macbookでパスコード認証などを行うとデータ転送が開始出来るようになります。旧環境から移行したいデータを選択したら「続ける」を選択します。

移行データが250GBほどありますので、流石のNVMe SSD同士とはいえWi-Fiネットワークがボトルネックになってしまい、所用予定時間は約3時間とのこと。その後は転送速度28MB/sから50MB/sまで徐々に上がって、実際にはデータ移行完了まで1時間半ほどでした。

ちなみに、MacBook Air/Pro 2020は、最大9.6Gbps通信のIEEE 802.11axの通称Wi-Fi6には対応していません。どうしても転送速度を稼ぎたいときは、USB Type-C接続のLANアダプターを使用するので問題なし。

移行アシスタントが完了しました。ちょっとだけ追加で設定しますが紙面?の都合上、割愛します。

というワケで起動しました我が愛機となるMacbook Proちゃん。

 

メモリー16GBでストレージは500GBとなります。Intel Core-i5だけど4コア8スレッドあるので全然OKです。

ストレージが半分埋まった状態ではありますが、BlackMagicDesignのDisk Speed Testにて内蔵SSDのベンチマークを取ってみます。さすがNVMe PCI SSDということで、読み書きとも2GB/s近い従来のSATA3.0 SSDと比べてもスピードは5倍くらい出ています。

 

Macbook ProとAirの比較、そしてオススメのケースセットの装着

Macbook Pro 2020(写真左)とAir 2018(写真右)のサイズから比べてみましょう。並べてみると肉眼では全く同じくらいの大きさです。てか、外観ではどっちがどっちかわからない。

Macbook Pro 2020(写真左)とAir 2018(写真右)の薄さを比べてみると、ややAirの方が薄いかな。でも実用上は誤差の範囲ですな。

気になるキーボードの違いです。結論から言えば、サイズ的にはやはり同じくらいで、ファンクションキーがタッチバーになっていること、また矢印キーの左右がMacbook Proはタテが小さくなっていること以外は全く同じサイズ感です。まずはMacbook Proのキーボードです。

次にMacbook Air 2018のキーボードです。

キーボード近くから見てみます。Air 2018は薄いだけが取り柄のシザーキーボードでした。使えるか使えないかギリギリのキーストロークで強く打鍵するとペチペチ音がなります。打ち心地よりも、設計が脆弱なのでホコリや垢が詰まると異常反応する「チャタリング」を起こしやすい構造でした。私も一回だけ修理に出しました。アップルも認めていることなので無償でしたが、修理期間中は不便でしたなあ。

一方、Proのキーボードは、少し厚みがありますが、キーストロークが私にとってはちょうど良く、打鍵音も普通の薄型ノートパソコンと同様です。こちらはチャタリングについては改善がされているそうです。

Macbookを買ったら、一緒に買わなきゃ行けないものがあります。それは画面フィルムです。閉めたときの隙間が薄いのでガラスフィルムでは無くPETフィルムとなります。

MacbookやiPadなど、画面コーティングが強固では無いため、マイペットやアルコールなどで拭いてしまうと簡単にコーティングが剥がれてしまいます

あとはチャタリングが起きにくいとは言いながら、やはり薄型なので心配なのでキーボードカバーもあった方がいいですね。

そしてMacbookケースは私的にはマストアイテムです。喫茶店でMacbookドヤしたい人はインナーバッグに入れて運ぶのがいいのかもしれませんが、私はそんなドヤりたい気持ちは一切なく、がさつにカバンにぶち込みたいので、Macbookが傷つかないようにケースを使うようにしています。

で、上記に挙げた、「画面フィルム」「キーボードカバー」「本体ケース」ですが、バラバラに買うと一つで1,000〜3,000円ほどします。どうせ消耗品なので、私はいつもこんなMacbookケースセットを買うようにしています。

 

様々なカラーですとか、ツヤ有り無しも選ぶことができます。私はこちらのグレーにしました。ツヤ有りクリアタイプのケースだと使っているうちに擦り傷が目立ってしまいます。どうしてもピカピカつやつやで使いたい人は、インナーバッグ併用をお勧めします。小まめに買い換えるつもりなら別ですが。

で、実際に我が家に届いたMacBook Air/Proケース&フィルム達がこちら。取扱説明書どころか、画面フィルム貼り付けに使う清掃クロスなども付属していないなかなかストイックな構成です。まあ、セットで2,000円位ですからね。

本体ケースは下側からガバッとガチャッとすれば固定されます。次に上側を同じようにセットします。簡単には取れそうもないゴム足が高評価。

スモークグレーを選んだので、アップルマークが見えづらくなってしまいましたが、私は気にしない。むしろプロっぽいぜ。

画面フィルムは、貼り付け前に画面上の汚れやホコリを取って行います。iPhone・iPadなどのスマホ画面フィルムも同様ですが、部屋の中だと浮遊中のホコリが吸着する場合があるので、お風呂場で貼り付けをすることをオススメします

まずはAという耳を持ち、Macbookの画面側に合わせながらゆっくり貼っていきます。粘着性は殆ど無く静電気での固定となります。

次にBという耳を持ち、手前側を外して行きます。

ちなみにこの付属の画面フィルムは反射しやすいグレアになってますので、気に入らない方はノングレア処理されたこういうやつを別途お求め下さい。

私は採用情報など個人情報を扱うことがあるので、マグネットで取り外し可能なのぞき見防止画面フィルターも買いました。

キーボードカバーは載せるだけで何もシールや粘着はありませんが、接地面が広いせいかズレないし取れません。ぱっと見、カバーを付けているの分かりませんよね?タッチバーとTouch ID兼用電源ボタンにはカバーがありませんから不便にはなりません。

アップで見るとわずかにキーボードカバーが浮いてますが、打ち心地はさほど変わりません。使っているうちに馴染んできて”浮き”がなくなってきます。

こうしたMacBook Air/Proケースやキーボードカバーの弱点・デメリットとしては、使っていればそれなりに消耗することです。ぶっちゃけ1〜2年で交換する使い捨てだと思った方が幸せです。

 

MacBook ProでWindowsが使えるBootCampのインストール方法と使い方について

さてお待たせしましたが、本題です。MacBook ProでWindowsが使えるようにするために、BootCamp(ブートキャンプ)の使用方法とWindows10のインストール、その後に最低限必要な初期設定等をレポートします。

BootCampとは、もともとMacOSにインストールされている無料ソフトで、これを使ってWindows10のインストールするとMacがWindowsパソコンとして稼働します。エミュレーターではなく、物理的にWindowsパソコンとして使えるため、互換性の問題もほぼなく、動作も快適に使用可能です。

本件に必要なのは、Windows10 OSのライセンス、すなわちプロダクトキーだけです。一部の情報サイトではUSBメモリーが必要と書かれていますが、現在のMacOSのBootCampでは不要です。繰り返します。Windows OS以外は必要なものはありません。

先にBootCampを使ったWindows10利用のメリット・長所とデメリット・欠点、注意点を端的にご紹介します。

メリット・長所は、とにかくMacでWindows10が普通に使えてしまうこと。非常に互換性が高く、動作も安定して早いこと。

デメリット・欠点は、指紋認証や顔認証といったWindows Helloは現時点使えないこと。これはMacだからBootCampだからというより、ハードウェア的なもののようです。

注意点は、BootCampを使ったWindows10側のファイルをそのままMac上でマウントして使用する場合、「読み込みは可能」「書き込みは不可」となることです。

そんなわけで私が用意したのはWindows10 Proのプロダクトキーです。Windows10にはHomeとProがあり、Windows10 ProはBitlockerやアクティブディレクトリーなどを使わない人にとって不要説もありますが、Windowsアップデートによる強制再起動を抑えることができることから、私は普段使いのWindowsパソコンの全てに入れています。理由は、Homeで何度も強制再起動で大切な編集中データを飛ばしたことがあったからです

また、ライセンスだけを買う場合、Windows10ではDSP版とメディア版・オンラインコード(ダウンロード)版含むの通常版があります。DSPは自作パソコン用に低価格で売られているのですが、何かと「構成が変更されたので再認証して下さい」などがウザいので、パッケージ版を買うようにしています。そしてパッケージのメディア版ではDVD-ROM又はUSBメモリーどちらかのメディアが選べて、オンラインコード(ダウンロード)版ではプロダクトキーはオンラインで確認してOS自体は文字通りダウンロードです。今回の場合はどちらでも構いません。

BootCampを使ったMacbookへのWindows10インストール手順概要を先に挙げるとこうなります。

1.Windows10を購入する。
2.MacBook Air/Proにて、MicrosoftのサイトからWindows10のISOファイルをダウンロードする。
3.MacBook Air/Proを電源接続する(バッテリー稼働では不可)
4.BootCampアシスタントで設定しながら進め、Windows10をインストールする。
5.Windows10で普通に初期設定を行う。
6.Windows10でBootCamp設定を行う。
7.Windows10でキー配列設定を行う。

それでは具体的にインストールや設定を見ていきます。

Windows10のプロダクトキーが手に入りましたら、MicrosoftのサイトからWindows10インストールディスクのイメージファイル(ISOファイル)をダウンロードしておきます。容量は4.8GBほどありますのでWi-Fi環境があるといいですね。

次に、Launchpad>その他 より「BootCampアシスタント」を起動します。

「はじめに」画面を次へで進むと、Windows10のISOファイルが配置されているフォルダが表示されます。通常はそのままで結構ですがもし間違っていたら修正します。

同じ画面で、Windows10を入れるパーティーションサイズを設定します。一つのSSDストレージ内で、ディスクスペースを区切ることをパーティーションと言います。この適正サイズについては使用方法や個人差があるのですが、Microsoft 365・Microsoft Officeは入れるけどガチで使わない、という方なら60〜80GBでいいと思います。私は80GBにしました。あまりに小さいとWindowsアップデートのメジャーアップデートでコケるので最低でも50GBは割り当てましょう。

ちなみに、このWindowsパーティーションは後から変更できません。どうしても変更したい場合は、Windowsパーティーションを一度削除してやり直すこととなります。パーティーションサイズ変更方法は、再度BootCampアシスタントを起動することで可能です。

あとは画面に沿って進めていくとBootCamp Windowsサポートプログラムのインストールが完了し、そのまま自動的にWindows10のインストールが開始されます。で、よくあるWindows10の初期設定画面が現れます。

この時点ではキー配列設定を完了していないため、アルファベットを入力出来ないんじゃないかと焦ります。しかし大丈夫。スペースキーで変換すれば英数が選択できますので、いったんここでは問題ありません。パスワードはそもそも英数がデフォルトなのでこの文字変換も不要です。

はい。MacBook ProがWindows10 Proで起動しましたよ。自動的にMicrosoft Edgeが開きますので容赦なく閉じます。

自動的にBootCampインストーラーが起動します。何も考えずに「次へ」で進めていきます。

画面に従いMacBook Proを再起動したら、Windows10 Proで当然ながら起動します。そして当然ながらMacBook Air/ProでWindows10が起動することに感動します。

システムを見てみると、間違いなくWindows10 Proで起動しており、メモリーは16GB認識されていて、CPUはCore-i5 1038NG7 2.0GHzであることが確認出来ます。

詳細なキー配列設定は割愛しますが、MacBook Proが日本語キーボードの場合、「かな」キーを押したら「IME ON」、「英数」キーを押したら「IME OFF」に設定すればOKです。「かな」キーはWindowsでは「変換」キー、「英数」キーは同じく「無変換」キーであることを理解できていればスグに可能です。

あとはMacのCommandキーを使いたい場合は、WindowsではControlキーなので、その配列変更も別途行います。ちなみにWindowsでの右クリックは、Macのトラックパッドを二本指クリックすればOKです。

さっそくMicrosoft 365(旧Office365)をインストールしてみました。皆さん、BootCampのWindows10で、Officeをインストールしたら空き容量や使用容量はどれくらいか気になりますよね。

Windows10の起動ドライブであるCドライブを、先ほどWindowsパーティーションサイズを80GBに設定しましたが、ファイルシステムがNTFSで75.4GBにて認識されています。OfficeとCrystalDiskMarkだけを入れた状態では、使用済みは29.8GBであり、最終的な空き容量は45.5GBとなります。これを見ても、Windowsパーティーションサイズはドンキホーテパソコンにもあるような64GBは必要と理解できます。

MacとWindowsの両方にOfficeをインストールしておくと大変便利です。このパッケージなら2PCで使え、MacとWindowsの両方に対応しています。

それでは、Windows10上でMacBook Pro内蔵NVMe PCI SSDのベンチマークを測ります。読み書きともMacOS起動と同じレベルの2GB/sくらいとなり、BootCamp使用することでの速度低下が特にないことが分かります。

MacBook Air(2018のRetina機)/Proは、WQHD(2560×1440)ディスプレイモニターを搭載しているので、以前のMacBook Airの記事でも書いたとおり、Windows10を使うと広大な画面で感じることが出来ます。WQHDモニターを搭載するWindowsノートパソコンは概ね20万円を超えるような高価格機種に限られていますが、それがMacBookで使えてしまいます。

 

初期設定では200%表示になっていますので、実際にGoogle画像検索をしてみるとこれくらいになります。最上段で、Yahoo!のロゴ画像が4つ並んでいます。

これを100%表示に変更すると、こんな広大な画面に。Yahoo!のロゴ画像が9つ並んでいます。

文字が小さくて困る人は150%表示にするとちょうどフルHD相当になるのでちょうどいいかと思います。Yahoo!のロゴ画像が6つ並んでいます。

最後に、Windows10を終了して、MacOSで起動する方法です。右下のトレイアイコンにあるBootCampアイコンを右クリックすればメニューが表示されるので、「macOSで再起動」を選択するだけです。

 

まとめ

さすがのMacもハードに使おうとするとメモリーが足りなくなるので、メモリー16GBのMacBookを買うこととしました。リセールバリューの高いMacなので新品購入を決定。AirとProの価格差も3万円程度なので、初の自腹MacBook Proを買うことにしました。

以前のMacBook Air/Proでメモリー16GBとかストレージ500GBとなると、BTOカスタマイズモデルしかありませんでしたが、2020位からは上位モデルとして市販されるようになったからです。

結局購入したMacBook Pro 2020 メモリー16GB SSD500GBの開封レビューやベンチマークテストと、以前使っていたMacBook Air 2018(初代MBA Retina)とのサイズやキーボードの比較を行いました。

MacBook Proではキーボードが改善されたとは言え、カバーも欲しくなり、またインナーバッグを使うのも面倒なのでケースを購入。ついでに画面フィルムも必要と言うことで、MBAと同じようにケースセットを購入したので装着レビューしました。

後日追記となりましたが、MacBook ProにてBootCampを使ってWindows10 Proをインストールしました。メリットデメリットの他、設定方法やMicrosoft Officeをインストールした場合にOSと合わせて約30GB消費することなどをレポートしました。

WindowsOSは毎月Windowsアップデートやセキュリティファイル更新があります。MacOSばかりを使って数ヶ月放置しておくと、いざWindowsで起動したときに一気にアップデートがかかり、これが落ち着くまでは動作が重くなります。しばらくBootCampを使わず、緊急時にWindows10で起動したい方は、たまにWindows10で起動しておいて、アップデートを当てた方がいいと思います。

MacbookでWindowsを動かす余裕がない、BootCampで切り換えるのが面倒、Pararells Desktopなどを買うのもヤダ、というワガママっこには、Windowsの仮想サーバを借りてしまう方法もあります。24時間稼働することも、使いたいときにはリモートデスクトップなどで繋ぐだけという簡単さは素晴らしいです。これだとWindowsServerOSですが一般的なWindowsアプリは動きます。



 

それでは本日ご紹介したアイテムをふり返ります。ヘビーな使い方にも耐えうるスペックで最も安いMacBook Proがこちら

とにかく安く保護したい人は、ケース・画面フィルム・キーボードカバーがセットになって約2,000円という爆安なセットをどうぞ。どうせ消耗品なので、特別こだわらない方はこういうので十分かと。

BootCampに必要なWindows10のライセンスがこちら。購入後、すぐにプロダクトキーがオンライン発行されるので、今すぐやりたい人はこちらをどうぞ。

パッケージが物理的に手元にあった方が都合の良い人はこちら。必要なのはプロダクトキーだけなので、OSデータ自体は型落ちが安くてお得です。

MacとWindowsの両方にMicrosoft Officeを入れておくと便利です。買い切り版はこちらです。

私も使っていますが、複数台のMacやWindowsをお持ちの方は、同時に5台まで使えるMicrosoft 365 Business Standardがオススメです。1台あたり年間3,000円少々。iPadでもOfficeが使えます。

 

以上、ブログ「オニオン座」が「初めてのMacbook Pro 13インチで、Windowsも使えるようにBootCampを入れてみた」をお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

 

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