オートバイ中型免許の教習もついに二段階へ進めました。この二段階と言われる教習では実際の運転を想定した応用的なことを行います。
二段階を合格すれば、あとは卒業検定が待っています。もう少しです。
ちなみに前回の記事はこちらです。一段階のコツなどをご紹介しています。
もう原付バイクは卒業する!『中型バイク免許取得への道』教習編(二段階)
二段階の押さえどころ
多くの教官が口酸っぱく言っていましたが、バイクには路上教習(仮免許で公道を走る)がありません。
クルマのように助手席に教官が同乗してヤバければブレーキを踏んできれたりする、なんてことができないためでしょう。
ですんで、路上教習と同等以上のテクニックが身につくよう教官も必死になって教えてくれます。
でも過大に心配する必要はありません。既に一段階をクリアしていますから、基本的な走行には支障ないはずです。
教習内容
教習自体は毎回ほぼ同じ内容です。私は「F」という名前の教習を数回行いました。一段階でやったことを正確にメリハリつけてこなすことが主な目的です。
ただし一段階と比べて指摘が断然厳しくなります。つま先が開いている!とか、ハンドブレーキを二本指で行うな!、など細かくなってきます。しかし教官もほんとよく見てるもんです。
私の場合はクラッチの使い方について指摘を多くもらいました。エンジンブレーキを生かすために不要なクラッチは使わない方がよいと頭ではわかっているのですが、分かりやすく減速できるのでブレーキ代わりに使っちゃうんですね。
Bukm
売り上げランキング : 16
|
難しい一本橋のコツ
二段階では、一段階で不安定だったことを仕上げなければなりません。私の場合は一本橋が少々苦手でした。確実には成功せず、半分くらいは脱輪していました。本来、一本橋は規定時間以上をかけてゆっくり渡らなければなりませんが、あんまりゆっくりだと不安定ですぐ落ちてしまいます。私が学んだポイントは3つです。
一本橋のポイント1「ニーグリップ」
おそらく教官にも言われると思いますが、ニーグリップと言いまして、太ももで極端なくらいバイクタンクを挟んでみてください。教習後に筋肉痛になるくらい強めに挟みます。で、そこ以外は力を完全に抜くこと。特に上半身はダラーンでいいです。
一本橋のポイント2「落ちないことに慣れる」
速く走った方が落ちにくいのはお分かりいただけると思います。でも規定時間以上かけて渡らないと…と必要以上に遅くなり、ふらふらして落ちるわけです。
なので最初は渡りきることを最優先にして少しスピードを出して渡っちゃってください。まずは規定時間は無視でいいです。たぶん二段階では20回くらい一本橋を走るはずです。これだけ回数があるわけですから、まずは渡りきる経験を重ねてから、少しずつ低速で渡れるよう練習します。
一本橋のポイント3「上を見る」
絶対に下を見ないこと。一段階をクリアできた人は最低限のバランス感覚はもう身についているはずです。例えばなんでもない細い白線の上は走れるはずですから、それより太い一本橋が渡れないはずがありません。自信を持って目線を真ん前に向いて(若干上の方を見るくらい)、一本橋はかすかに視界に入るかな、くらいで走ってみてください。こうすると自然と姿勢も良くなって安定します。
教習所内のコースを覚えよう
大きな関門と感じたのは、教習所のコースを2パターン覚えなければならないことでした。他の教習生も悩んでました。
二段階の見極めと卒業検定でそのコースを完璧に覚えていないと合格できません。
一段階では「○番を左折して〜」などの指示があるのですが、二段階からは初回から「今日は<イ>のコースを行ってください。先頭で。いちいちどこを曲がるとか言いませんけど間違ったらクラクション鳴らしますよ〜」と言われます。
そして見極めや卒検ではそのコース取りなど何も言ってくれません。所定のコースはテキストブックにも書かれているはずですので、一段階が終わったらすぐに覚えるようにしましょう。
二段階の見極め
二段階の見極めは、「苦手の克服」と「コースを覚える」が全てと思います。
上記通り、二段階は教習自体がシビアなためクリティカルな部分は徹底的に教え込まれます。なので「次回は二段階見極めです〜」と教官から言われた時点で合格できるスキルを持っている状態なはずです。
またこの後にある卒業検定は、失敗すると費用も時間も余分にかかりますので、二段階見極めを卒業検定の模擬試験というイメージで取り組むとあとが楽になると思います。
→次のページ:もう原付バイクは卒業する!『中型バイク免許取得への道』教習編(卒業検定) へ続く