日本唯一の地下鉄ミュージアム!東京葛西の地下鉄博物館「ちかはく」へ行ってきた【後編】

地下鉄博物館鉄道シュミレーター

前回に続き、東京メトロが運営する「地下鉄博物館(ちかはく)」の記事後編をご紹介します。トレインシミュレーターや地下鉄模型を運転するアトラクションが登場します。

前編からご覧になる方はこちらをどうぞ。

 

目次

日本唯一の地下鉄ミュージアム!東京葛西の地下鉄博物館「ちかはく」へ行ってきた【後編】

近代化産業遺産に認定された地下鉄車両

歴史ある丸ノ内線や銀座線の実物を見たところで、今度は1938年(東京高速鉄道時代)に製造された「100形(129号)車両」が展示されています。

製造され営団地下鉄に変わった頃、オレンジ色に塗装されて銀座線として走行していたそうです。ここの展示では実際に乗り込んでドアの開閉などが体験できるようになっています。

地下鉄博物館100形

ドアの操作が面白いらしく子供がぎっしりつまって遊び場状態になっています。

地下鉄博物館100形内装

この100形車輌は、平成21年2月に経済産業省から「近代化産業遺産」として認定されました。

地下鉄博物館100形解説書

その隙に少し周りを見てみます。「図書室」があります。

地下鉄博物館の図書室

ここは背の低い本棚(小学校の図書館みたいな)が数段ある程度で、膨大な書籍があるわけではありませんが、地下鉄の歴史についての本が展示されています。もちろん無料で読むことができます。お子様からマニア向けまで幅広く用意されているように感じました。

地下鉄模型が大集合!「メトロパノラマ」

図書室の先には約10路線が走る巨大なジオラマがあります。その名も「メトロパノラマ」です。ちょっと混雑してきました。

地下鉄博物館メトロパノラマ

地下鉄のジオラマということで立体的になっていて、なかなか見応えがあります。周囲には各車両の「発車・停止」ボタンのようなものもあり、子供がこぞって操作しています。地下鉄博物館メトロパノラマ

一日数回、ナレーションのお姉さんの解説付きで一斉に動き出します。照明もわりと凝ってて見ていて面白いです。

地下鉄博物館メトロパノラマ運転席

ナレーションのスケジュールは以下の通り。この日は一日4回でした。

地下鉄博物館メトロパノラマ演出運転時間

地下鉄ですから駅のホームも地下に設置されていて路線が交差しています。時間が経つのを忘れて見入ってしまいます。

地下鉄博物館メトロパノラマ全景

電車運転シュミレーター体験!きみもぼくも運転士!

で、いよいよ鉄道系博物館のメインアトラクションとも言える「電車運転シミュレーター体験 〜きみもぼくも運転士〜」です。銀座線・有楽町線・東西線が3台です。

地下鉄博物館トレインシュミレーター

運転シミュレーターはゲーム機に毛が生えたレベルかと思いきや、プロ御用達の三菱プレシジョン製で、すげえガチなやつです。地下鉄博物館のシュミレーター運転席

車両によってワンハンドル、ツーハンドルなど微妙に操作系が異なりますが、1台に一人、駅員さんがついてくれてマスコンの使い方を丁寧に教えてくれます。また、一駅ごとで交代しますので、ちょっと行列ができていても10分も待てば遊ぶことができます。

実際に運転している様子

この3台のほかにもうひとつ、本物の地下鉄車両を使った本格的なシミュレーターがあります。千代田線です。

地下鉄博物館千代田線

先ほどのシミュレーターとは違い、加速やカーブで車体が動く動くっw。そのためか小学生未満の子供は運転できないことになってますが、同乗することはできますのでお父さんお母さんが運転して、子供には後ろの座席から見てもらうだけでも楽しいと思います。

千代田線を運転している様子

こんなリアルなシミュレーションが追加料金無しで楽しめるのはありがたいですね。 千代田線シミュレータ

 

無料休憩所でひと休み

一通り遊んだところで「おなかすいたー」と言い出すのが子供の必殺技。大丈夫です。「メトロパノラマ」の隣に休憩ルームがあります。30人位座れそうな、まあまあな広さがあります。ランチタイムのピークでもなければいつでも空いてるようです。

無料休憩所

先日の東京おもちゃ美術館にもありましたお菓子やパンの自動販売機もあります。お弁当を持ち込んでお昼ご飯を食べている家族がいくつかいました(うちもそうでした)。

お昼はお弁当

ちなみにゴミは各自持ち帰りが基本のようです。もしお弁当を持って行かなくても駅前という立地ですので、周りには飲食店が多数ありますから、後述の再入場券でランチタイムも可能ですね。

肝心の喫煙所は・・・

ご飯を食べたらタバコを吸いたくなるのが愛煙家のサガ。あいにく館内には喫煙所はありません。「遊び場にも喫煙所を!」と声高々に訴えたいところですが仕方ありません。ですが再入場が可能ですので外で吸うことにしました。

地下鉄博物館の再入場券

ちなみに江戸川区は歩行喫煙禁止条例があります。移動しながらの喫煙はダメだと。ってことは人のいないところで移動せずに携帯灰皿があれば、、、という勝手な解釈で2本ほど吸って戻りました。あー寒かった。。

ミュージアムショップ(売店)

入口の近くにあるミュージアムショップは、あまり広くはありませんが地下鉄グッズが多数販売されています。ちかはく会場限定グッズもありました。

地下鉄博物館のグッズショップ

丸ノ内線300形の靴下って渋すぎる。意外と良心的な価格でいろいろと販売されていますので、お土産品としてもよさそうです。

地下鉄博物館のオリジナル限定グッズ

個人的なオススメはクリアファイルです。大人でも使えるようなデザイン高めなやつがあります。最近クリアファイル買いすぎなので今回は我慢しましたが必見です。

地下鉄博物館でスタンプラリー!

昼食後、スタンプラリーをしている子供を見かけました。どうやら売店にスタンプラリー用のノートが200円で販売されており、スタンプを全て揃えると文房具がもらえるという情報をゲット。さっそく購入して館内を再度ぐるっと回ってスタンプ大会です。

地下鉄博物館探検ノート

1カ所、すごく分かりにくいところにありましたのでヒントをお伝えします。銅像の近くです。

営業時間が17時まででしたので、16時半くらいから順次サービスが停止し始めます。やり残した遊びをしつつスタンプを集めつつ。ようやく揃いました。

帰り際に再度ミュージアムショップを眺めて、受付へスタンプラリーの結果を見せます。ほほぉ。景品はいろいろ選べるみたい。娘はクレヨンをゲット。いいお土産になりました。

スタンプラリーの景品

まとめ

チカハクは、あの巨大な埼玉の鉄道博物館(通称テッパク)と比べるとさすがにコンパクトではありますが、ちょうど良い広さで幼稚園児・保育園児〜小学校低学年くらいのお子さんをお持ちの家庭には特にオススメです。

上記であまり触れていませんがクイズゲームやNゲージを運転するブース、映画館など子供が勝手に遊べるところもたくさんあります。小学生の自由研究の題材作りにも良さそうです。

もちろんマニアックな大人にもおすすめです。デートコースにもいいみたい。

また、たまたまかもしれませんが日曜の午後なのにそんなに混んでいないし、ちょっと並んでも10分程度なのでストレスもありません。鉄道博物館では早い時間に整理券をもらわないと遊べないなんてのがいくつかありましたからね。ふらっと行って一日遊べる手軽さは魅力です。昼頃から閉店17時までいて入場料とスタンプラリーノートをあわせても720円の出費で済みました。経済的にも優しいです。

お出かけデータ

*地下鉄博物館「ちかはく」:営業時間

営業時間 10〜17時(入館は午後4時30分まで)
休館日  毎週月曜日(8月前半は営業)、年末年始

*地下鉄博物館「ちかはく」:公式WEBサイト

http://chikahaku.jp/

*地下鉄博物館「ちかはく」:アクセス地図

東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
03-3878-5011
東京メトロ東西線葛西駅下車

 

以上、最後までご覧くださり誠にありがとうございました。ほかにもお出かけ記事をご用意しておりますのでどうぞごゆっくり。

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