65WのPD充電器では足りない!MacBookProやGPU内蔵WindowsノートPCに使える「UGREEN Nexode 100W Charger」ショートレビュー

Mac・PC

※アフィリエイト広告を利用しています

PowerDelivery式のUSB充電器(以下「PD充電器」)は、従来のUSB充電器よりも大きく超える出力が可能で、iPhoneやAndroidスマホも高速充電をすることができるのでだいぶ普及してきました。次第にノートパソコンやタブレットなどを充電することもできる高出力なPD充電器が登場してしばらくが経ちました。

今回、UGREEN Nexode 100W ChargerというPD充電器を購入しました。わが家にもPD充電器は数台あるのですが、その理由と背景、どんな人が買ったら幸せになれるかなどを簡単にまとめます。

早い話、MacBookProとiPhone15Proを使っているような人は、コレを買ったら幸せになれます。

これからPD充電器を買うなら100Wクラスがオススメ

値段もサイズも重さもさほど変わらないので、65Wクラスを買うなら100Wクラスを買った方がいいことが今回分かった。

値段もサイズも重さもさほど変わらないので、65Wクラスを買うなら100Wクラスを買った方がいいことが今回分かった。

今回、出力100WのPD充電器を購入しました。RAVPOWERやAUKEYがAmazonから退場した今、オニオン座がAnkerの次に信頼しているUGREENのこいつです。

本当はAnkerのコイツが小さくて良さそうだったのですが、値段が。。。Ankerなのに安価じゃないqうぇrちゅいおp@

ここからは、なぜ出力100WのPD充電器が必要だったか、実体験と照らし合わせてご説明します。

わが家には、皆さんのご自宅にもあるであろう45Wと65WのPD充電器が数台有ります。理由は、MacBookProとiPad Pro、Androidスマホ、予備でiPhone Proを愛用しているからです。

・MacBookProとiPad Proは純正USB充電器(PD)が付属しているが大きくて重い
・そもそも最近のiPhoneやAndroidスマホは充電器が付属していない

というわけでこのへんをネットで買って使っていました。このクラスは値段がこなれてきていて、GaN(窒素ガリウム)採用などで小型化にも成功してます。普通はこれだけで済むはずなんです。普通は。

出力W数もこれまでは45Wか60Wで事足りていました。あくまで感覚値ですが必要なパワーはこんな感じだったからです。MacやPCでは動画編集などしない前提です。

・少し前のiPhone・Androidスマホ(ミドルクラス) → 12W
・最近のiPhone・iPad・Androidスマホ → 20W
・MacBookPro・MacBookAir・Windowsノートの給電 → 45W
・MacBookPro・MacBookAir・Windowsノートの充電 → 65W

※充電:文字通り、普通に充電しつつ、起動させる
※給電:充電速度は遅めだが、起動には支障がない

ちなみにMacBookPro/Airの純正充電器のワット数は70/96/140Wの3種類です(当記事執筆時点)。しかしこれは高速充電するためであって通常使用かつゆっくり充電でよければこの半分くらいのワット数で十分使えます。このため65WのPD充電器にMacBookPro2020(M1Pro)とXperia 1Ⅱをつないで使っても不便は感じたことがありませんでした。

ところが会社から支給されたWindowsノートPCがコレだったのです。いわゆるゲーミングPCです。

ノート用とはいえ外部GPU(グラボ)を内蔵していて、純正ACアダプター(非PD充電器)はこのサイズ。出力は120Wです。もうACアダプターというより外部電源です。

<画像準備中>

ある時、このノートPCでバッテリーがほぼ空の状態でいつも通りに65WのPD充電器に接続して使ってみたものの、充電どころか給電もできず、ついには強制シャットダウンとなってしまいました。設定では内蔵のRadeon RX6800Sを停止していたのですが、ぜんぜん電力が足りないようです。

つまり、MacBookPro・MacBookAirの感覚では、推奨されるワット数に足りないPD充電器でもよほど高負荷な作業をしなければ「給電」はできていました。ところがこのゲーミングPCは「給電」すらさせてくれません。

というわけで、65Wクラスではいざというときに何の役にも立たない、ということでやむなく100WのPD充電器を買うこととしました。実際に使ってみたら、MacBookProとiPad Proを同時充電しても早く完了してくれるので満足しています。

まとめとしては、PCやスマホ・タブレットの充電に必要なパワー(W)がどんどん大きくなってきています。なので、少し前に普及した65Wクラスでは無く、その上の100Wクラスを買うと充電も早くなり、旅行や出張の荷物も減って、いいこと尽くめとなりますってこと。特にMacBookProやGPU内蔵WindowsノートPCをお使いの方はもう100Wクラスじゃなきゃダメかもね。

UGREEN Nexode 100W Chargerレビュー

結論を先に言うと
・下記「使用上の注意点・デメリット2」だけ気をつければ、小さくて軽くて便利で、なにより安い。
・カバンに入れっぱなしにしても問題ないサイズと重量。65Wの充電器より厚みを感じるが気にはならない。
・100W使用時も暖かくなる程度。
・地味にUSB Type-Aがひとつあるのは便利。まだ使うことがある。

→ なぜもっと早く買わなかったのだろうと後悔するレベル。これはオススメ。

UGREEN Nexode 100W Chargerの仕様・スペック・商品写真

スペック

サイズ:‎11.5 x 11.5 x 4.2cm
重量:320g
USBポート数:4(3×USB-C + 1×USB-A)
最大出力:100W(20V・5A)

パッケージ

サイズ感

Anker Primeと比べれば大きいが、Apple純正ACアダプター(充電器)よりは遥かに小さい。

Anker Primeと比べれば大きいが、Apple純正ACアダプター(充電器)よりは遥かに小さい。

やや厚みはあるが気になるほどでもない。あと写真を撮り忘れたが、反対側に折りたたみの電源ジャックがある。

やや厚みはあるが気になるほどでもない。あと写真を撮り忘れたが、反対側に折りたたみの電源ジャックがある。

UGREEN Nexode 100W Chargerの使用上の注意点・デメリット

出力ワット数

一般的な商品と同様に、複数同時に充電する場合、当然1ポートあたりのワット数は下がります。
例えば、一番上のUSB-Cが最も高出力を出せるポートとなってまして、使用するポート数(本機にUSBケーブルを刺した本数)により、出力は次のように変化します。詳しくはネットの販売ページを参照して下さい(付属ドキュメントには分かりやすく記載されてません)

・1ポート使用時:100W
・2ポート使用時:65W
・3ポート使用時:45W
・4ポート使用時:45W

使用中の充電ポートの抜き差し

本機の安全装置と供給電圧調整の仕様上、他の機器を充電中に新しく機器を充電すると、先に充電中だった機器がいったん全て切断されます。すぐに再接続しますが機器側の制御によりすぐに復旧しないことがあります。

バッテリーを搭載した機器だけで使う分には支障ないはずですが、そうでない場合(外付けHDDの給電など)は、充電ポートへの抜き差しはしないよう注意が必要です。

100W出力には対応するUSB-Cケーブルが必要

これも本機に限ったことではありませんが、忘れがちの注意点なので書いておきます。外見からは分かりませんがUSB-Cケーブルでは扱える電力数が決まっていて、対応するケーブルでなければ高出力が使えません。そのためPCに100W出力したい場合は↓のようなUSB-Cケーブルが必要です。

以上、最後までご覧くださりありがとうございました。ブログ「オニオン座」がお届けしました。

タイトルとURLをコピーしました