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余ったM.2 SATA SSD・M.2 NVMe SSD・mSATA SSDを再利用できる便利なツールを集めてみたよ

2020年4月18日

このところSSDの増設・交換する機会がなぜか増えてしまい、余ったSSDは予備機やお遊び用パソコンに入れるなどしています。それでも余ってしまった場合には、外付けストレージとして使用しています。そうしたSSDの増設・交換作業などを通じて、「へえ、こんな変換アダプターあるんだねえ」など新しい発見をいくつかしましたので、共有したいと思います。

SSDの増設・交換を行うと、自然と古い方のSSDが余ります。完全消去して中古SSDとして売り飛ばすか、再利用できるツールを使ってパソコンライフを便利にするか。当記事ではその後者についてご紹介します。

余ったM.2 SATA SSD・M.2 NVMe SSD・mSATA SSDを再利用できる便利なツールを集めてみたよ

SSDを交換・換装・増設したら、余ったSSDを活用したい

私個人が使っているパソコンは、Sandybridge i7-2600Kのデスクトップパソコンを母艦に、MacはMacBook Pro 2019、WindowsではレッツノートCF-MX3(中古)をメインにしています。すっかり、分かる人には分かるサンディーおじさんですな。

サブでは、レッツノートCF-MX3(中古)を中心に、DELL Latitude E7270やThinkPad X240など、その時々に安くて拡張性の高いノートパソコンをとっかえひっかえして、不要になれば嫁や娘にあげたり、ネットフリマで売ったりしてます。

会社でもパソコン詳しいおじさんをやっている都合上、HDDがクラッシュしたノートパソコンを直したり、いらないパソコンのメモリーを他のパソコンに移したりしてます。

そんなわけで、上記に挙げたパソコンの多くは、たいてい私の手でメモリやSSDを増設・交換してましてね。このところSSDを買いまくっているのは、当ブログ「オニオン座」の記事をご覧頂ければお分かりになると思います。もはやSSDブログと化してますな。

ともあれ、自己流でメモリやSSDを増設・交換するだけでなく、間違った情報を記事にしてはいけないため、正しく調べながら撮影や執筆をしています。そんななか、「こんなパーツがあればいいなあ」と思ってネット検索すると実際に存在してたりして驚くことがあります。そんなSSD関連ツールをいくつかご紹介します。

まずはその前に、SSDについてのおさらいをします。

 

SSD(エスエスディー)とHDD(ハードディスク)の違いはこんな感じだよ

Three drives arranged on a stone slab. Comparison of SSD M.2 drive with HDD 2.5" and 3.5"

そもそもSSD(エスエスディー)って何?という方のために、ざっくりとした説明をいたします。SSDとHDDの違いについてなので、ご存じの方は次の章までスキップしてください。

SSDとは何かを分かりやすく言うと「電源を落としてもデータが消えないメモリーを、HDD(ハードディスク)代わりに使う」というものです。さらに大雑把に言い換えれば、「SSDはHDDの代わりに使えるんだよ」と思ってもらって構いません。

なんとなく「HDD(ハードディスク)より、SSDの方が転送速度は早い」と聞いたことがある人もいらっしゃると思います。それはなぜでしょうか。

HDDの内部には磁気ディスクが何枚も回転して、針(ヘッド)がその磁気信号を拾ったり書き込んだりするため、どうしてもデータ転送速度に限界があります。特に小さいデータを大量に読み書きするときはヘッドが動きまくるため大変遅くなります。また「HDDを搭載したパソコンが、使っているうちに遅くなる」というのも、HDDは基本的に同じ回転速度で外側から内側に向かって使用するので、最初の頃より後の方がデータの読み書きが物理的に遅くなるのです。

一方、SSDは電源を切ってもデータが消えないメモリー(それも、USBメモリーやSDカードより高速)なので、乱暴に言ってしまえば、半導体の性能次第で電気の反応速度で読み書きができるためメチャメチャ早いわけです。SSDは残量が少なくなるとデータ転送速度も遅くなる特徴はありますが、残量をそれなり残すように使えば、あまり遅くなりません。Trimなどの技術により、以前言われていたような寿命問題も気にしなくてよくなりました。

SSDの転送速度は、厳密にはDRAMやコントロールチップにもよるのですが、今どきは安すぎない有名メーカー品を買っていれば問題ありません。それより、パソコンとの接続方法(転送方法)によって左右されます。次の章では接続方法(転送方法)を交えて掘り下げます。

※当記事では、PCIE AIEカードや、2.5インチU.2のようなキワモノSSDは除外しています。

数多くあるSSDの種類をざっくりとまとめたよ

現行の一般的に使われているSSDは、登場時代順に「①mSATA SSD」「②2.5インチ SATA3.0 SSD」「③M.2 SATA3.0 SSD」「④M.2 NVMe PCIe SSD」の4つがあります。今回取り扱う①は③の祖先のようなものです。

なお、ここで出てくるSATAとはSerial ATA(シリアルATA)というHDDにも使われている転送方法のことで、現行規格のSATA3.0(SATA III)の転送速度は理論上最大6Gbps(=600MB/s)です。SATA2.0のSSDなどは現実的になく、現在購入できるSSDのSATAは全てSATA3.0だと思ってもらって構いません。

①mSATA SSD

mSATAは、Wi-Fi通信カードなどでも使われている小さいSATA端子のことです。
mSATA SSDは非常に小さいので、一昔前の超薄型パソコンや割と最近のタブレット端末や超小型PCの記憶媒体として使用されています。以前の1.8インチHDDの代わりに使われていました。

Dogfish SSD Msata 256GB 内蔵型 ミニ ハードディスク SSD Disk (256G B)
Dogfish

②2.5インチ SATA3.0 SSD

2.5インチ SATA3.0 SSDは、2.5インチのHDDと同じように使えます。厚さが少し違いますが、SSD付属のパーツ(スペーサー)を貼ることで同じ厚さにできます。使い勝手は基本的にHDDと同じですから、2.5インチHDD搭載ノートパソコンや3.5インチHDD搭載デスクトップパソコンを高速化したい場合にとても便利です。

③M.2 SATA3.0 SSD

M.2 SATA3.0 SSDは、mSATA SSDの後継として、同じく超薄型パソコンや一部のデスクトップパソコンに採用されています。通信インターフェースは①②と同じSATA3.0であり、規格上の通信速度は同じです。外見は横(短辺)に端子のあるメモリーのようになっていて、接続インターフェースはM.2を採用しています。M.2インターフェースにもピンの数や形状が異なるものがあるため、後述のM.2 NVMe PCIe SSDとの互換性はありません。そのピン等の種別はM.2 NGFF(B KEY)とも言います。長さにバリエーションがありますが、殆どのノート・デスクトップパソコンで使用されているのはType2280という幅22mm長さ80mmのものとなります。

④M.2 NVMe PCIe SSD

M.2 NVMe PCIe SSDは、グラフィックボードなどの超高速転送に使われるPCI Express(PCIe)をインターフェースにするものです。PCIeをストレージ接続に使用することをNVMeと言います。最近の超薄型パソコンや一部のデスクトップパソコンに採用されています。高級機種を除き、わりと最近から導入され始めたもので、①②③と比べて超高速です。前述のM.2 SATA3.0 SSDとの互換性はありません。厳密にはPCIe3.0×2、PCIe3.0×4とありますが、現行品の殆どはPCIe3.0×4となります。PCIe×4の転送速度は理論上最大32Gbps(4GB/s)とバリ高速です。

①〜④のSSDの違いを整理するよ

SSDの規格の違いを整理すると次のようになります。

・SSDの接続規格は、SATA3.0とNVMe(PCIe)の2種類あるんだよ
・SSDの形(フォームファクター)は、mSATA、2.5インチ、M.2の3種類あるんだよ
・M.2 SSDは、SATA3.0とNVMe(PCIe)の2種類あるんだよ

で、転送速度は①②③が概ね同じ(SATA3.0の場合)で、④は飛び抜けて早いものとなります。

SSDとHDDのメリット・デメリット・オススメな使用方法

SSD vs HDD concept, 3D rendering isolated on white background

「良いとこばかりのSSDがあるなら、もうHDDって不要なんじゃね?」と思いませんか。しかしそうでもないのが面白いところ。

SSDのメリットは、「データ転送速度が速い」「HDDより衝撃に強い」「HDDより消費電力が低い」「HDDより小さくて軽い」。
SSDのデメリットは、「HDDよりも高い(同じ容量で数倍)」「めちゃめちゃデータ書き込み・消去を行うと寿命が縮む」
HDDのメリットは、SSDのデメリットの裏返しで、HDDのデメリットは、SSDのメリットの裏返しです。

ということで、SSDは一般的には以下のような使われ方が多いです。

・システム起動ドライブ(Cドライブ)に使うことで、パソコンが高速起動し、起動後もキビキビ動くようにする。
・編集中の動画や画像を置くドライブに使用して、高速な画像映像処理をする。
・ゲームのデータを置くドライブに使用にして、ゲームの読み込み時間が減らせる。

ゲームの場面チェンジでの読み込みがたるくて、PS4のHDDをSSDに差し替える人も多いようですね。なおPS4に使えるSSDは、2.5インチ SATA3.0 SSDとなります。

逆に、最近のHDDの使われ方としては、テレビ録画データや映画ISOファイルのように大きなデータを保管するデータ置き場とすることが増えてきました。高速読み書きが必要ないため、容量単価の安いHDDが向いているのです。

余ったSSDを外付けSSDドライブとして使える変換ケース

お待たせしましたが、ようやく本題となります。最も需要がありそうなSSD再利用方法がこちらの変換ケースです。

ノートパソコンのHDDやSSDを交換するためにはいくつかのアプローチがあります。

A.古いHDD/SSDを外して、新しいHDD/SSDに交換。ゼロからWindows OSを入れる。
B.事前にリカバリディスクを作成。古いHDD/SSDを外して、新しいHDD/SSDに交換。リカバリディスクから復元。
C.クローンソフトを使用して、外付けにした新しいHDD/SSDへ内容を完全コピー後、古いものから新しいHDD/SSDを差し替える。

古いHDDまたはSSDの内容を丸々コピーして、従来のアプリ環境などを全てそのままで使えるようにする(これを「クローン」と言います)には「C.」の方法をとります。その手順をざっくりいうと次の4ステップだけとなります。

1.新しいSSDをケースに入れて(仮留め)、外付けSSDを作る
2.パソコンに外付けSSDをUSB接続する
3.クローンソフトでパソコンの内容を、外付けSSDへクローンコピーする
4.外付けSSDをバラし、新しいSSDをパソコンに入っていた古いSSD(またはHDD)と入れ替える

こうすると、古いSSDがもったいないので、クローンをするのに使ったケースに入れて外付けSSDとして使えるようにするのが一般的です。いわゆるポータブルHDDなんかとは比べものにならないほど高速なので非常に快適に使えます。このSSDケースを規格別にご紹介します。

こちらは、2.5インチ SATA3.0 SSDに使用可能な外付けケースです。2.5インチHDDを外付けにする用のケースもありますが、最近ではSSDの超高速転送に見合ったUSB3.1(Gen2)に対応したケースが非常に安くなってきています。

M.2 SATA3.0 SSDを外付けSSDドライブとして使える変換ケースはこちら。バリバリ現役なので流用も可能ですが、普通の家庭にはパソコンが2台も3台もいらないでしょうからね。小さく細く軽く、そしてUSBメモリーよりずっと高速な外付けドライブの完成です。

M.2 NVMe PCIe SSDを外付けSSDドライブとして使える変換ケースはこちら。こちらで実効転送速度が1GB/s前後とウルトラ高速な外付けドライブの完成です。既製品のM.2 NVMe PCIe SSDを使った外付けSSDドライブよりもずっと安価で手に入れることが出来ます。

こちらは、mSATA SSDを外付けSSDドライブとして使える変換ケースです。既に世代交代したmSATA SSDを余ったからといって他のパソコンに流用する機会は少ないでしょうからね。

 

余ったSSDを2.5インチSSDとして使える変換ケース

外付けSSDドライブはいらないけど、余ったSSDをM.2端子のないデスクトップパソコンで使いたい、2.5インチHDD搭載のノートパソコンや3.5インチHDDのデスクトップパソコンで使いたい、というニーズに応えるのがこちらです。もともと2.5インチ SATA3.0 SSDはそのまま使えますが、M.2 SSDやmSATA SSDなどを2.5インチドライブ化するものです。

こちらは、M.2 SATA3.0 SSDを2.5インチケースに変換するケースです。使えるパソコンが他になければ、2.5インチSSDとして使えるコイツが汎用性高いです。

こちらは、mSATA SSDを2.5インチケースに変換するケースです。やはりmSATAは他に使い道が少ないのでこうして再利用してあげましょう。

 

M.2 NVMe PCIe SSDに対応していないデスクトップパソコンでM.2 NVMe PCIe SSDを使える拡張ボード

M.2 NVMe PCIe SSDを2.5インチケースに変換するケースは執筆時点では見つかりませんでしたから、変換ケースで外付けSSDドライブとして使うのがオススメです。しかし外付けにした場合は、USBを経由する都合上どうしても内蔵した場合よりも速度が下がります。なので「いや、うちのデスクトップパソコンでもM.2 NVMe PCIe SSDを使えるようにしたいんだ!」とワガママな貴兄の要望にお応えできる拡張ボードがこちらです。

これをデスクトップパソコンに刺せば、PCIe 3.0 x4インターフェイスでM.2 NVMe PCIe SSDを刺して使うことが可能となります。ただし、マザーボードの制約により、転送速度が1.5GB/sまでに制限されるような場合があります。

もともと高温発熱しやすいM.2 NVMe PCIe SSDですから、ヒートシンク(冷却板)をSSDに貼って利用されることをお勧めします。

 

まとめ

わりとパソコンやITに詳しいのに「SSDって何?」と言う人が周りに何人かいましたので、SSDについての簡単な説明をさせて頂きました。そしてSSDに興味はあるし、SSDの増設・交換をしてみたいけど、余ったSSDはどうしたらいいの?という方のために再利用方法をご紹介しました。

最後に、どのSSDを買ったらいいか分からない方へ、オニオン座の個人的な見解になりますがご提案します。SSDメーカーに迷ったら、SanDisk(サンディスク)・WesternDigital(ウェスタンデジタル)Crucial(クルーシャル)・Samsung(サムスン)あたりを買っておけば間違いないです。

そして各社のSSDは、エントリーモデル(安いけど性能低い)、スタンダードモデル(値段そこそこで性能良い)、ハイパフォーマンスモデル(値段は高いけど性能めっちゃ良い)の3モデルを用意しています。どれを選んだらいいか分かりにくいですよね。

オニオン座としては、SanDisk SSD Ultra 3DWesternDigital WD BlueCrucial MX500Samsung EVOあたりが良質なスタンダードモデルを選んで頂くと、安心して性能バランスとコスパの良いSSDを手に入れることが出来ると思います。ちなみに、例えば同じWesternDigital WD Blueでも2.5インチ版と、M.2 SATA3.0版、M.2 NVMe版の3種類あります。ご自分が必要な規格のものを選ぶことができます。

予算はあるから高速高性能なSSDが欲しい方は、WesternDigital WD BlackSamsung 970 PROSanDisk Extreme Pro のハイパフォーマンスモデルがオススメです。ハイパフォーマンスモデルは高温によるサーマルスロットリング(温度を下げる保護装置により性能が下がる)になりやすいので、ヒートシンクの装着を推奨します。

余談ですが、SanDiskとWesternDigitalは中身は同じだったりします。あとSamsungでもQLC SSDなSamsung QVOはあまりオススメできなかったりします。QLC SSDは大容量データの書き込みが遅いので、読み込みメインの、例えばゲームデータ保存場所などに向いています。

 

以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

 

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中途半端にオーディオとパソコンに詳しい一児のパパ。すごくaikoが大好物。 オーディオと音楽とカメラとパソコンが好きなオッサンです。   学生時代のバンド付き人やPA・ローディーを経て、音楽制作会社へ入社。アーティストマネージャや会報紙制作などを担当。 光通信系のゴリゴリ営業と支店長就任の後、趣味が高じてCAD制作に従事。UNIXやPCサーバを学ぶ。 その後、ITコンサル営業やらシステム事業部長やらWEBディレクションを経験し、現在は美容業界にて制作ディレクターを担当。

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