違い分かる?USB-DACデジタルアンプ・ヘッドホンアンプ・プリメインアンプなどアンプの種類

オーディオ・イヤホン

デスクトップオーディオでコンパクトなアンプをパソコン近くに設置し、高音質でゲームをやったり音楽を聴いたりアニメを鑑賞する人が増えています。それにはアンプという機器が必要ですが、アンプにも種類があることをご存じでしょうか。

オニオン座管理人も昨年あたりからデスクトップオーディオを始めまして、いくつかアンプを購入して楽しんでいますが、ふと思いました。初めてこうした小型アンプを買う人って、違いがわかりにくくて買い間違いするのでは?と。実際にメルカリなどを見ると「間違って買いました」として売られているものがありますね。

そこでデスクトップオーディオと、楽しみ方によって異なるアンプの選び方や価格相場、音質などをざっくりご紹介します

違い分かる?USB-DACデジタルアンプ・ヘッドホンアンプ・プリメインアンプなどアンプの種類

なんかメカメカしいデスクトップ周りって嫌いじゃないしむしろ好き

なんかメカメカしいデスクトップ周りって嫌いじゃないしむしろ好き

先に結論:オススメのアンプの組み合わせ

とにかく私はどのアンプを買えば良いの?」というせっかちな方へ、ある意味、本稿の結論的なことをお答えします

※DACとはD/Aコンバーター、つまりデジタル信号をアナログ音声へ変換する機械・パーツ・機能のことを言います。DAC内蔵だとパソコンやスマホとUSB接続してハイレゾ音源を楽しめます(ハイレゾ対応DACの場合)。

オニオン座の最もオススメパターン

特にイヤホン・ヘッドホンで良い音を聴きたい。スピーカーの音もあまり妥協したくない。

→ ヘッドホンアンプ(DAC内蔵)+パワーアンプのセット!

 

なるべく簡単パターン

簡単でコンパクトがいい。イヤホン・ヘッドホン・スピーカーでそれなりに良い音を聴きたい。

→ プリメインアンプのみ1台。置き場所もケーブルも最小限!

※USBケーブル接続でのDAC機能は備えますが、いわゆるCD音質(最大16bit 44.1kHz/48kHz)となります。

【番外】外でも良い音を聴きたいパターン

家ではパソコン、外ではスマホでハイレゾ音源を1台で楽しめるようにしたい。

→ 据え置きではなく、ポータブルBluetooth USB-DACを使う!

BluetoothワイヤレスUSB-DAC「Qudelix-5K」が一台あれば、もうワイヤレスイヤホンはいらないってほどのレビュー話
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デスクトップオーディオに使う「アンプ」って、そもそもどんな機械なの?

DAC内蔵ヘッドホンアンプとパワーアンプの配線の様子。パソコンとはUSBケーブル接続

DAC内蔵ヘッドホンアンプとパワーアンプの配線の様子。パソコンとはUSBケーブル接続

アンプと言えば「オーディオ機器の一種で、なんかイヤホンとかスピーカーにつなぐアレやろ?」というイメージの方も多いと思います。あるいは携帯用のアンプ、ポータブルアンプのように「スマホにつなぐと音が良くなるアレやろ?」な方も多いでしょう。

アンプはアンプリファイアー、つまり信号増幅器のこと。アンプは、ブルーレイレコーダーやオーディオプレイヤー、スマホ、パソコンなどのいわゆる音源機器から出力した微弱な電力を大きくしてイヤホン・ヘッドホンやスピーカーに伝えてくれる機器のことです。簡単に言うと、アンプが良いと音も良くなります

アンプのメーカーや価格によって音が違う上、アンプにも種類がたくさんあります。まずはアンプの種類についての説明と、どんな人が買うべきかをご紹介します。デスクトップオーディオで用いられる据え置き型アンプの種類は以下の4つが挙げられます

覚えておきたい「アンプ」の種類と概要、そしてどんな人にオススメか

プリアンプの概要と、プリアンプ購入がオススメな人

プリアンプとは、プレイヤーから出力された微弱な信号を少し大きくするアンプのことをいいます。主な目的は2つ。一つは微弱な電力はノイズなどの影響を受けやすいので一旦少し大きくして後述する別アンプへ渡すこと。もう一つはプレイヤーによって異なる微弱信号をある程度揃えること。おまけにいうとセレクター機能を備えたものが多いのも特徴です。

最近ではCDプレイヤーやブルーレイレコーダーのように出力段階でそんなに微弱ではない機器が増えたため、プリアンプが省略できることが多く、プリアンプ単体を楽しむ人は少数派になっています。

でも、あえてプリアンプを使うとしたら、真空管プリアンプがオススメです。真空管らしい温かい音が楽しめます。DACとBluetoothが内蔵されているものだとパソコンやスマホとの接続にも便利です。

別途、スピーカーをつなげたい場合はパワーアンプが、イヤホン・ヘッドホンで聴きたい場合はヘッドホンアンプが必要です。※イヤホンジャックがなければヘッドホンアンプが別途必要。

パワーアンプの概要と、パワーアンプ購入がオススメな人

パワーアンプとは、スピーカーを駆動させることができるように、プリアンプからの音声信号をさらに大きくするアンプのことをいいます。メインアンプとも呼ばれます。裏面にスピーカー端子があるのも目印です。

普通(?)はこれだけを買うことはありません。プリアンプまたはヘッドホンアンプ(出力端子ある場合、あるいはメディアプレイヤーをお持ちの方が購入します。

音源・プリアンプ・パワーアンプ・スピーカー・それぞれのケーブルで音が変わります。そのためプリアンプとパワーアンプを好きに組み合わせる楽しみがあります。

プリメインアンプの概要と、プリメインアンプ購入がオススメな人

プリメインアンプとは、プリアンプとパワーアンプ(メインアンプ)を一体化したもののことをいいます。オールインワンでスピーカーを使えるようになるので場所を取らないし配線も不要です。これからオーディオを始める人、特にこだわらない人がよく買います。

プリメインアンプにイヤホンジャックとDACを搭載したものもありますが、やはりDAC内蔵ヘッドホンアンプの音には負けます。イヤホン・ヘッドホンで良い音を聴きたい方は、プリメインアンプとは別にヘッドホンアンプをオススメします。

ちなみにホームシアターに必要なAVアンプもプリメインアンプの一種。AVアンプでは音だけでなく映像も切り替えたり、音をサラウンドにすることができるようになります。

ヘッドホンアンプの概要と、ヘッドホンアンプ購入がオススメな人

ヘッドホンアンプとは、イヤホンジャックがあり、ヘッドホン・イヤホンに特化したアンプIC等を搭載したもののことをいいます。ヘッドホン・イヤホンで良い音を聴きたいけど、スピーカーはつながない(必要になったら別途パワーアンプを買う)、という人向けのアンプです。

最近トレンドになっているのは、ハイレゾ対応のDACを搭載したヘッドホンアンプです。これだと身近なパソコンやスマホからUSBケーブルによるデジタル接続でハイレゾ音源を楽しむことができます。光ファイバーケーブルにも対応したものもあります。

オニオン座の判断になりますが、「ハイレゾDAC内蔵のヘッドホンアンプ」(ある意味、ハイレゾDACにアンプが付いている感じもある)と「パワーアンプ」の組み合わせで、最高にコスパの良いデスクトップオーディオが構築できます。2台となりますがサイズが小さいので邪魔にはなりません。

ほかにもアナログレコードプレイヤーを再生するときに使うフォノアンプなどがありますが、今回の主旨から割愛させていただきます。

 

最近のアンプは小さくて安くても音が良い理由は、デジタルアンプへのDAC内蔵にあった

光デジタル・同軸デジタル・USBによるデジタル接続に対応したDAC内蔵ヘッドホンアンプ

光デジタル・同軸デジタル・USBによるデジタル接続に対応したDAC内蔵ヘッドホンアンプ

そもそもデジタルアンプって何?こんな小さくて安くて大丈夫なの?と思う方もいると思います。

確かに、昔のオーディオはプリント基板にたくさんのトランジスタやら巨大なコンデンサーやらが刺さっていて大きくて重くて高価なものでした。今でもハイエンド方面は変わっていませんが、今のご時世で一般の人がアンプだけで50万円とか出せませんよね。

その後、詳細は割愛しますが、わりと最近ではデジタルアンプICというICチップで良い音を出せてしまうようになりました(割愛しすぎやろと怒られですが)。デジタルアンプとアナログアンプの違いは、大雑把に言うとアナログアンプは微弱アナログ信号を増幅させるもの、デジタルアンプは内部で増幅したデジタル信号を作り出すもので、まあ、よく分からなくてもいいです。

ともかくアンプはデジタルアンプICの普及と発展により超コンパクト化&高音質化を実現。ICチップの価格もたかがしれているので手頃な価格でデスクトップアンプが買えるようになりました。

いったん整理すると、デジタルアンプICを使ったアンプをデジタルアンプと呼びます。ブームの火付け役であるTOPPING(トッピング)を始め、現在もほとんどが中国製品であるため中華アンプなどとも呼ばれています。

さらにわりと最近、このデジタルアンプにデジタル→アナログ変換機能のチップ、つまりDAC(D/Aコンバーター)を内蔵したものが登場。USBケーブルか光デジタルケーブルとプレイヤー又はパソコンなどにつなぐことで、伝送中の損失を抑えたデジタル転送が実現。これがタイトルにあるUSB-DACデジタルアンプです。

小さいスペースに入出力端子が並ぶ。アナログ出力はパワーアンプへ接続する

小さいスペースに入出力端子が並ぶ。アナログ出力はパワーアンプへ接続する

現在発売されているUSB-DACデジタルアンプは、ハイレゾ対応したDACを搭載したものが多いので、Amazon Music Unlimitedなどハイレゾ音源サブスクとの相性がめちゃくちゃ良いです。

ということで、しつこいようですが、小さくて安価なわりに高音質なアンプを手軽に使うことができるようになりました。

だいたいが12V直流で駆動することから、デジタルアンプはカーオーディオにも使われるようになりました(家庭用デジタルアンプはカーオーディオアンプがルーツという説もありますが)。

というわけで私のパソコン周りはこんな感じでアンプを並べています。FX-AUDIOのDAC内蔵ヘッドホンアンプで、オーディオテクニカの名作ヘッドホンATH-M70xを使い、メルカリで買った自作スピーカーを鳴らすのに中華パワーアンプAIYIMA TUBE-T4を愛用しています。

パワーアンプが2台並んでいるのは聞き比べで遊んでいたため。てか机が散らかりすぎ

パワーアンプが2台並んでいるのは聞き比べで遊んでいたため。てか机が散らかりすぎ

寝室にもデジタルアンプと小型スピーカーで幸せになれるからオススメ

 

アンプとスピーカーとタブレットアームスタンドと机とパソコンとスヌーピー

アンプとスピーカーとタブレットアームスタンドと机とパソコンとスヌーピー

こんな小さなデジタルアンプなのでパソコン周りだけではもったいない。ということで、ベッドのヘッドレストにもデジタルアンプ(プリメイン)を配置して、やはりメルカリで買った自作スピーカーを設置。

このデジタルアンプ「Fosi Audio BT30D」は、左右のステレオ2ch+サブウーファー1chの計3ch分のスピーカーが使えること、トーンコントロールがつまみで簡単に変えられることが気に入って購入し、音質もサイズと価格からすれば満足できるものでした。

ただし、Bluetoothも対応しているものの、Bluetoothをオンにしているとノイズが盛大に入るという中華アンプあるあるを発揮しているので、こんなケーブルを使って寝室用iPadへ繋ぎ、Amazon Musicで寝落ち用BGMを再生してます。

在宅勤務の際、嫁が居間にいるときは寝室で仕事をするのですが、その際のBGMもけっこう良い音で聴くことができます。価格的にはチープな構成ですが、ラジカセや小型Bluetoothスピーカーなどとは次元の違う音質が本当に素晴らしい。是非、試して頂きたいです。

ちなみに写真にあるミニテーブルは別の記事でご紹介しています。テレワークにもリラックスタイムにも大活躍です。

ベッドの上でも使える折りたたみ式ミニテーブルが在宅勤務でも捗るのでレビューするよ
転職を機に、ベッドの上で仕事が出来るようになる折りたたみ式ミニテーブルを買いました。その理由は、転職先ではテレワーク・在宅勤務が基本なので非エンジニアの私も自宅で作業をすることが増えたからです。 我が家は自分の部屋がないので居間で仕事をしているのですが、家族がいて集中できないときは寝室でMacbookをカシャカシャしていました。ところが姿勢が悪いらしく、首と肩が凝るようになってしまいました。...

アンプと組み合わせるなら、パッシブスピーカーとアクティブスピーカーのどっち?

メルカリで買った自作スピーカー。少し作りが甘いが音は問題なく、なんか木目がかわいい

メルカリで買った自作スピーカー。少し作りが甘いが音は問題なく、なんか木目がかわいい

別途アンプを購入する必要が無い、アンプ内蔵スピーカーを「パワードスピーカー」や「アクティブスピーカー」と言います。電源ケーブルが生えているのが見分け方としてはわかりやすいかも。DTM用デスクトップスピーカーやスーパーウーハー(この場合「パワードウーハー」などとも言う)で多く見られます。

逆にアンプを内蔵していない従来のスピーカーは、アクティブの反対語ということで「パッシブスピーカー」と言います。今回ご紹介したようなパワーアンプまたはプリメインアンプ、そしてそれらをつなぐスピーカーケーブルが必要です。超小型から超大型まで。特に「アンプ内蔵」と書かれていないスピーカー、あるいは単に「スピーカー」といったら、基本的にこちらのパッシブスピーカーだと思って頂いて間違い有りません。

なお、アンプとの接続方法についても、アクティブスピーカーとパッシブスピーカーには違いがあります

アクティブスピーカーは、パソコンなどとの接続にUSBケーブル光デジタルケーブルRCAピンケーブル(赤と白の端子)のいずれかが必要です。付属している場合もあります。

ッシブスピーカーは、アンプとの接続に「スピーカーケーブル」が左右1本ずつ必要です。OFCという純度の高い銅をつかったこのへんがコスパ的にはオススメです。

スピーカーケーブルには太さにもバリエーションがあり、現実的にコスパがいいのは14ゲージか16ゲージ。14ゲージの方が太いのです。

まとめ

とりあえずDAC内蔵ヘッドホンアンプだけでも買ってみて。マジで幸せになれるから

とりあえずDAC内蔵ヘッドホンアンプだけでも買ってみて。マジで幸せになれるから

スマホ世代にはわかりにくいアンプの種類と、デスクトップオーディオ&寝室オーディオの快適さをご紹介しました

実際に私もいくつかデジタルアンプを買って低価格で音楽を楽しんでいますが、個別の商品レビューについてはまた別の機会に記事にします。

現在は音源が高音質になっているので、オーディオマニアでなくても気軽に買える値段でデジタルアンプとスピーカーを買い、あるいはデジタルヘッドホンアンプとイヤホン・ヘッドホンをつないで音楽を楽しめますね。おっさんからするとほんと恵まれていると思いますが、逆に言うとデスクトップオーディオは試さなければ損、という感覚です。

それでは本日ご紹介したアイテムの一部を振り返ります。オニオン座が実際に買って大満足している低価格&高コスパ&ハイレゾ対応DAC搭載なデジタルヘッドホンアンプがこちら。

これと組み合わせて使っているパワーアンプがこちら。安定のFX AUDIOではなく、あえて中華メーカーAIYIMAの真空管デジタルアンプを選んだけどこれも大成功。

やっぱ面倒くせえな、スマホとBluetooth接続でハイレゾ音源が聴ければいいや」という方はこの手のポータブルUSB-DACがオススメ。こちらはオニオン座も買って気に入っていて、近日にはレビュー記事を掲載予定です。

 

以上、オニオン座が「違い分かる?USB-DACデジタルアンプ・ヘッドホンアンプ・プリメインアンプなどアンプの種類」をお届けしました。最後までご覧下さりありがとうございました。

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