今回も都内の家族お出かけシリーズです。今回は水道橋の東京ドームシティ施設内にある宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」に、小学生の娘と一緒に行ってきました。はたして宇宙博物館の如くアカデミックな施設なのでしょうか。
宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)の入場方法
TeNQ(テンキュー)のアクセス(行き方・最寄り駅)と入場券の購入方法
というわけで、テンキューの最寄り駅であるJR水道橋駅西口(新宿・飯田橋寄り)に到着しました。改札を右に出ると東京ドームシティ(後楽園遊園地)に向かう陸橋がありますのでこれを渡ります。
すぐ見えてくる「東京ドームシティ黄色いビル」の6階に「TENQ(テンキュー)」はあります。
テンキューのエントランスはいきなりオシャレです。白地にウッドなテイストで、北欧風というんでしょうか。
受付で当日券を買いました。入場料は大人1,800円、学生(高/大/専門学校生)1,500円、中学生~4歳1,200円です。うちは大人二人と小学生一人なので合計4,200円をクレジットカードで払いました。なお前売り券の料金はそれぞれ200円引きとなります。
これが入場チケットです。15時15分の入場ということで整理券をもらいました。
今回は飛び込みで行ってすぐに入れましたが、実は「TeNQ(テンキュー)」は混雑を緩和するために日時指定の入場予約制になってます。このへんの入場システムは藤子不二雄ミュージアムやスヌーピーミュージアムと一緒ですね。もちろん入れ替え制ではありません。
一定の人数毎しか入場できませんので、待ち時間が嫌な方はオンライン又はセブンイレブンで事前予約をしていった方がいいかもしれません。その方が混雑状況を確認することができますから。
ちなみにTeNQ(テンキュー)」は4歳未満の乳幼児の入館ができません。また、10歳未満の児童の入館には中学生以上の同伴者が必要です。子ども連れの家族旅行でのお出かけの際はこの点ご留意下さい。
入場できる時間までエントランスで待つことにします。すぐ近くにあるトイレもピクトグラムがまるで宇宙服。
宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」の展示内容
いよいよテンキューへ入場
順番が来ましたのでトンネルゼロに入ります。なんだかよく分かりませんが暗い通路が続きます。
まず「はじまりの部屋」で映像を鑑賞します。ここは撮影禁止エリアでしたのでサイトのキャプチャを貼っておきます。こんな感じの部屋でした。
「はじまりの部屋」はプロジェクションマッピングを使って部屋全体がバラバラと崩れたり、宇宙空間になったりというよく分からないアートな作品でした。
次に、シアター宙(しあたーそら)へ通されます。ここも撮影禁止エリアでしたので同様にキャプチャを貼っておきます。
シアター宙は、逆プラネタリウムというべきか、まさに天球を見下ろす感じです。フロアの真ん中に大きい円形のスクリーンがあって、まるで穴をのぞき込むようにして鑑賞します。地球から宇宙に飛んでいってまた地球に戻るストーリーで、UFOにでも乗ったような感覚に陥ります。これはなかなか面白かった。
サイエンスエリア
ここからは撮影OKになりますが、フラッシュ撮影はNGです。サイエンスエリアでは主に太陽系内の星々について解説がされています。至る所に詩的なコメントが描かれています。
太陽系探査から得られる本物のデータをスクリーンに映しています。掲示されているテキストは基本的に日本語と英語で書かれていますので、英語圏出身の外国人でも楽しめるようになっています。たぶん。
ほぼ生放送で火星などの画像を見ることができるのは、ある意味スゴい。
惑星に降り立ったように体感したりすることができます。こんな記念撮影もできます。
なぜか東京大学総合研究博物館TeNQ分室が隣接しています。
客が研究者を見たり、研究者が客を見たりすることができる新しいミュージアムのかたちなのだそうです。いかにも東大の人が考えそうな(以下略。
COM-SHOT
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イマジネーションエリア
どんどん分からない世界へ入っていきます。とりまフロアマップを貼っておきます。会場内は車椅子の方や障がい者の方でも移動に支障のないバリアフリーになっています。
ここからはイマジネーションエリアの主立ったブースについてご紹介していきます。
ミッションラリーQ
エリアに入ると、「ミッションラリーQ」という謎解きゲームに参加できるガチャポンが3台並んでいます。参加料金は1カプセル300円となります。
カプセルの中にミッションが書かれた紙が入っており、それに従ってミッションを進めていくと楽しいことがあるのだとか。謎解きというかオリエンテーションのようなアトラクションです。
うちらファミリーは参加しませんでしたので詳細不明ですが、大学生カップルやリヤ充な大人達が楽しそうにやっていました。わりと楽しそうです。
アストロボール
タブレット端末を操作すると、ラジコンボールが動きます。これをうまい具合にゴールまで移動させると成功という遊び。これなら小さい子供でも参加できます。
コトバリウム
だんだん訳が分からなくなってきます。「言葉」が、宇宙を背景にしたアクアリウム(水族館)で泳いでいるようななんなんだろうなというもの。
これは哲学なの?アートなのかな?中二病をこじらせた人は楽しいのか?それともDQNカップルが「これわかんねーけどやべーかっけー」とか言いながらイチャずくためのものなのか?
TeNQ企画展(特別展示):「宇宙」のえがき手
期間限定の企画展「『宇宙』のえがき手」をやっていました。協力:国立天文台 制作協力:ガイナックス。「あなたはどんな星があったらいいと思いますか?」という問いかけに対して行うのは何かというと、お絵かきです。
これはお薬を増やした方がいいのではないかという人。
シンプルにダジャレ。きらいじゃないよ。
よく分かりませんが「放課後のプレアデス」とコラボってます。声優さんのサインも展示されていました。
ちょっと宇宙でフォト(記念撮影コーナー)
最後の展示としまして、写真撮影のコーナーがあります。意外と面白い写真が撮れます。
宇宙飛行士になっちゃいました的な。
ロケットに乗っちゃいました的なやつ。
月に座っちゃいました的なやつ。
TeNQ宇宙ストア(売店)
最後に売店です。宇宙にちなんだお土産を買うことができます。会場限定グッズもありましたが写真を取り忘れました。
先ほどの「アストロボール」で遊んだラジコンボールが販売されています。スフィロ(sphero)2.0というのだそうです。税込みで約1万5千円なり。冗談で買うには高いな。。
ていうかアマゾンにも売ってるし。
まとめ
正直、本当に宇宙に興味のある人にとっては物足りないかもしれません。そして博物館の類いだと思ってはいけません。
宇宙リテラシーの低い人達に対して、かつ理系な頭脳を使わせずになんとなく楽しんでもらおうと思って、、、東大と一緒に考えたら、こんなハイソな空間ができあがりましたっテヘって感じです。
ああもう遠回しに言うのが面倒くさい。もう言っちゃいます。おいらには全然つまらなかった。マジ金返してくれってレベル。
いや、分かるよ? どうしても理系に偏りがちな宇宙を、ファッショナブルにビジュアルへシフトすることで文系にも身近なものに感じ取って欲しいという気持ちは。でもね。だとしたら文系を馬鹿にしすぎ。知的好奇心とか探究心をここまで排除しなくたっていいじゃないの、って思うわけです。
「へえ、知らなかった。もっと詳しく知りたいな。知って得したな。」という、博物館やミュージアムでならあって当然の感覚が全く得られませんでした。これなら近所の図書館に行った方がマシです。小学校の宿題で、夏休みの自由研究のためにTeNQに行こうというご家族はがっかりするんじゃないかな。
でもまあ文句ばっかりでもなく、たぶんデートコースにはアリだと思います。たしかに綺麗でオシャレな空間ではあったから「カノジョ、星が好きだっていうけど、プラネタリウムだとすぐ終わっちゃうし、博物館に行って楽しめるほどインテリジェンスないし。なんか遊びがてら宇宙っぽいのなんかないかなぁ」という人にはピッタリです。ミッションラリーQは意外と面白いかもしれませんから。
おそらく、そんなライト層をターゲットにしているのではないかなぁと思う次第です。
テンキューだけのためにわざわざ遠くから観に行く場所ではないですけど、同じ建物内にボウリングやローラースケートアリーナもありますし、東京ドームシティには観覧車やジェットコースターもありますから、そんなライトユーザーにはフィットすると思います。
ちなみに東京ドームシティ自体は遊園地みたいな感じですが入場料がありません。もちろん一日乗り放題チケットはありますが、やりたいアトラクションだけ個別に払うことができるのでいいかもしれませんね。
データ
営業時間
平日 11:00 ~ 21:00(最終入館 20:00まで)
土日祝・特定日 10:00 ~ 21:00(最終入館 20:00まで)
※年中無休
アクセス・地図
東京都文京区後楽1丁目3番61号 東京ドームシティ黄色いビル6F
03-3814-0109
公式サイト
ちなみにリア充カップルの都内のデートコースは、テンキューよりも「おもちゃ美術館」の方がオススメです。
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以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。ほかにもお出かけネタをご用意していますのでお時間の許されます限りごゆっくりどうぞ。